ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

あべのハルカズBAR 23ページ目 晴数のブログ 妖怪はどこから?

2014-05-25 21:18:18 | あべのハルカズBAR1 四話 完
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 3姉妹は、打ち合わせが終わると、店を出て階上の自宅に帰った。


 晴数は、ブログタイトル『ちょっよ怪奇なお話』の記事を書き始めた。

今回のテーマは「SFの四次元のお話」である。


 私達が道を移動する場合、1万メートルの距離は歩いても到着することが

できます。しかし1万メートルの高さまで到達するには、人間の力だけでは

達成できません。

 
 平面を2次元、それに高さが加わると3次元になりますが、私達が住んでいる

3次元の空間では、高さを移動するのに飛行機という特別な乗り物が必要になって

きます。


 この3次元に時間の一次元を加えたのがSFの4次元の空間です。

この4次元の空間への移動にはタイムマシンという特別な乗り物が必要ですが、

これはまだ開発されていませんね?

SFの世界では、タイムマシンの代わりに『落雷』や『4次元へのホール』

等が設定されたりします。


 またSFの4次元では、ドラエモンの4次元ポケットのように、

「時間を4つ目の次元とするもの」ではなく、「空間が3次元ではなく4次元(以上)

とするもの」という考えもあります。

4次元ポケットは、4次元の空間に無限に物体を収納することができるという

アイデアです。


 すると、夜になると暗闇の世界になっていた昔は、私達の3次元の空間に妖怪や

お化けや 落ち武者等の霊はどこから来ていたのでしょうか?

過去や未来から来たというより、別の空間から来たという方が自然ではないでしょうか?



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角川書店