星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

南河内万歳一座「百物語」

2006-10-15 | 劇空間
今日も大阪城公園は晴れていた。噴水の周りに人が集まっている。野外に響く音は若者のバンド…良かったぁ、ここ最悪の時はカラオケ演歌が轟いているんだもん。

大阪城ホールの倉庫にある「ウルトラマーケット」で楽日を迎えた南河内万歳一座を観に行った。万歳一座の舞台幕はこの20年間で一度つぎはぎの一部をリニューアルしたけど、ほぼ初めてみたときの雰囲気のまま。幼い頃眠る前に目にした天井の柄のような、懐かしさを感じる。

「百物語」
高校時代の「いいものはローソンから」以来、密かに応援してる安宅慶太君が先生の役、今回の彼、眉毛の演技が加わった。
なつかしい6畳アパートが出てきた。あの西向かいの窓からサキコさんを照らす光が美しい。
大家さんの藤田辰也さん、相変わらずハンサムだわ。CD聴いてますよ。
「情熱のバラ」トリオ…いいわぁ。三浦隆志君、内藤裕敏さん、おなか出てきましたね。鴨鈴女さん、大好きです。あなたが出てくるだけで客席が目覚める。
万歳一座にしては、ストーリーが追いやすい、楽しい舞台でした。

思えば、この百物語の源、「二十世紀の退屈男」で活躍した、味楽智三郎さんや岡田朝子さん、河野洋一郎さん、松下安良君はもう万歳一座の舞台から去ってしまったのね。

初めて万歳一座を見た時、味楽さんはガラス玉を持ったナイーヴな少年だった。
松下君の晴れやかな声、客入れの時は「あと十センチ」というあなたに合わせて皆お尻を動かしました。
オレンジルームのロビーで、朝子ちゃんと洋一郎さんに、サインしてもらったときは、嬉しかったなぁ。洋一郎さんはあと10センチ背が高かったらきっと反町隆史がやってる役してたと思う。そして永遠のマドンナ朝子ちゃん…彼女が登場すると後光が差してきた。彼女の声を今でも舞台に求めてる自分がいる。

百の物語を語り終えた時、何かが起こる。…それが101回目の物語。
このブログも百回書いたら、何かが起こるのだろうか。

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