星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

陶板名画の世界

2008-08-18 | 持ち帰り展覧会
涼しい場所を求めて、こんな所に行ってきた。



ジョットーの壁画に囲まれた静かな不思議空間。

                 

青い天井に金色の星々。
結婚式を挙げるなら、隣のシスティーナ礼拝堂より、スクロヴェーニ礼拝堂。
祈りを捧げるなら、ミケランジェロより、ジョットー。

ここはイタリア、パドヴァ郊外。
ではなく、鳴門海峡に面する大塚国際美術館。

すべて原寸大の陶板名画1000点余。
一番大きいのはシスティーナ礼拝堂の天井壁画、一番小さいのは彼女かしら?

                   「パリの女」 

昔々、こんな美しい女(ひと)がいた。

   
     「若い女性の肖像」             「春」 

モザイク作品は陶板タイルでもその美しさは伝わってくる。
近代現代作品はパスして、古代を巡る。

ナイルのほとりで、ワニさんに睨まれたりして。「ナイル・モザイク」

               

自分の柩の蓋にこんな絵を残す人はどんな生涯を送った人だろう。
冥界へのダイビング。

         「飛び込む男」

オリンピックの陸上選手のような躍動感ある足の下に、こんなファンキーな「ゴルゴン3人娘」が描かれている。
「末娘メドゥーサの首がない」と指さされても、あの特徴ある頭がないから怖くない。
 
  「ペルセウスとゴルゴン」

世界史の図説にも登場する様々な芸術品を、いつ頃、何処で、などという歴史的な制約など取り外して、純粋に、「これいいなぁ」「これナーニ?」と再発見し、鑑賞できる、楽しい美術館だった。(写真OK、触れてもいいなんて夢のよう)

そして、残るワクワク感…いつか、本物に出会う時があるかもしれない。

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