兵庫県立美術館のコレクション展Ⅱの現代美術の展示室は広い。
そこには大きな作品がある、というだけではない理由がある。
聴濤襄治(きくなみじょうじ、1923~2008)さんの美しい作品「WORK1-5-66」は、離れて見て初めてその美しさに気付く。
第3室の入り口から見ると、板縁しか見えない。10㍍くらい離れたまま作品から同心円を描くように歩きながらその作品を目で追っていくと、3歩くらい歩いたら、画面から銀色の光が見えてくる。歩を進めるとやがて、キラキラピンクの光が。一歩歩くたびに、画面からキラキラキラキラ、光の笑いが沸き上がってくる。見てるだけで幸せになる作品。
そばでじっと眺めたらこんな風。(館所有の常設作品はフラッシュ無し撮影可だった)
1960年代売り出されたばかりのテトロンフィルムを使った1966年の作品である。
昨日久しぶりに東急ハンズの地下素材売り場を彷徨っていたら、こんな物を見つけた。
ラミリサイクルPETプレートL19-Sのハガキ(¥240)
厚さ0.6ミリなのに、少なくても1㎝以上の奥行きがあるように見える。
5×8の40ブロックの一つ一つに鏡のように像がうつる。
動かすと、万華鏡のように実際より遙かに美しい像が40個キラキラ揺らめく。
回転すると、画面の奥から何かが湧いてくるような気がする。
こんなに自分の顔を長い間楽しんで見たことはない。
ホログラムというそうだ。ホログラムとは、3次元像を記録する写真のこと。
一万円札やクレジットカードの隅っこでキラキラしているものと同じホログラフィー。いつのまにか生活に浸透していたフィルム技術。
目の前でくるくる回していると、聴濤襄治さんの40年後の小さな作品を手にしているような気がする。
そこには大きな作品がある、というだけではない理由がある。
聴濤襄治(きくなみじょうじ、1923~2008)さんの美しい作品「WORK1-5-66」は、離れて見て初めてその美しさに気付く。
第3室の入り口から見ると、板縁しか見えない。10㍍くらい離れたまま作品から同心円を描くように歩きながらその作品を目で追っていくと、3歩くらい歩いたら、画面から銀色の光が見えてくる。歩を進めるとやがて、キラキラピンクの光が。一歩歩くたびに、画面からキラキラキラキラ、光の笑いが沸き上がってくる。見てるだけで幸せになる作品。
そばでじっと眺めたらこんな風。(館所有の常設作品はフラッシュ無し撮影可だった)
1960年代売り出されたばかりのテトロンフィルムを使った1966年の作品である。
昨日久しぶりに東急ハンズの地下素材売り場を彷徨っていたら、こんな物を見つけた。
ラミリサイクルPETプレートL19-Sのハガキ(¥240)
厚さ0.6ミリなのに、少なくても1㎝以上の奥行きがあるように見える。
5×8の40ブロックの一つ一つに鏡のように像がうつる。
動かすと、万華鏡のように実際より遙かに美しい像が40個キラキラ揺らめく。
回転すると、画面の奥から何かが湧いてくるような気がする。
こんなに自分の顔を長い間楽しんで見たことはない。
ホログラムというそうだ。ホログラムとは、3次元像を記録する写真のこと。
一万円札やクレジットカードの隅っこでキラキラしているものと同じホログラフィー。いつのまにか生活に浸透していたフィルム技術。
目の前でくるくる回していると、聴濤襄治さんの40年後の小さな作品を手にしているような気がする。