大宮喜三郎の腹黒徒然草  下巻

     沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し

腸閉塞で入院

2024年10月03日 18時25分43秒 | 日記
 腸閉塞で一週間入院してきた。これまでに何度も開腹手術を経験しているせいか、腸閉塞になるのは仕方がないと思っていたが、それでも痛みと苦しさは毎回変わらない。

 入院した日の朝はまだ半袖で過ごせるくらいの暖かさだった。病室のベッドに横たわりながら、窓の外の青空を眺めて、季節の移り変わりを感じる余裕もなかった。治療と点滴が始まり、痛みが少し和らぐ頃には、もう窓の外を見ることもあまりしなくなっていた。

 一週間が経過し、ようやく退院の日がやってきた。外に出ると、風は冷たく、半袖ではもう寒さが身にしみるほどだった。入院中に季節は進み、退院時には長袖が必要になるほどになっていた。たった一週間の間に、自分が置いてきぼりにされたような、そんな感覚がした。
コメント (2)
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