ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

秀吉の歯が実存(写真)『物語 京都の歴史』

2019-07-15 08:09:34 | 旅行

@京都の神社仏閣・史跡めぐり旅は終わりがない。1千年の歴史を数日で見る事自体が無理な話で一部書籍にあった仏閣・宝仏殿を見た。家光の作った名勝渉成園、豊国神社にある宝仏殿である。京都の有名所の美術・博物館では写真撮影は無理だが、ここ宝仏殿の75点以上ある中で見つけた実存の「秀吉の歯」、鎧・胴回りに施された不思議な「ポケット」、秀吉の肖像画(なかなか好感男子に見える)など珍しいものを得たので写真公開してみた。(この宝仏殿の写真は可能) 言いたいことは、その他国立博物館等も見学したが、京都の館では一切写真撮影は許可されない。諸外国と比較しても時代遅れでもうそろそろ絵画・美術以外解禁してもいいのかと思う。それはサイト上の史跡・資料などからも既にカット&ペーストは可能な世界になっていることからファン拡張作りの為認めてほしいものだ。(例えば千手観音仏像でも側面・裏側からの写真で記憶しておきたいこともあるから)

『物語 京都の歴史』脇田修

  • 桓武天皇により平安京遷都が行われて以来、京の都は千年もの長きにわたり日本の中心だった。貴族の邸宅や寺社が立ち並び、都市の基礎が作られた王朝時代。武家政権が興り戦乱の舞台となるとともに、商工業が発展した中世。豪商が生まれ、学問・文化の興隆著しかった近世。今も多くの人が訪れる寺社・名社の縁起をひもときつつ、花の都と詠われた京の歴史を一望する。カラーの歴史地図を付した。
  • 「京都の移り変わり」
  •             平安京・左京中心・平安末期・鎌倉時代
  • 「平安京以前の京都」
  •             秦氏と上宮王家・高麗人の足跡・長岡京遷都
  • 「平安京と鎌倉時代の京都」
  •             平安京の都市構造・王朝都市から中世都市へ
  •             京都郊外名所:大秦・広隆寺・上下賀茂神社・貴船神社
  •                                     清水寺の地主桜・山科藤原氏の別荘地宇治
  • 「南北朝・室町・戦国の京都」
  •             戦国時代の京都:北華一揆と一向一揆
  • 「近世の京都」
  •             信長の京都:
  •                         信長入落・朝廷と信長
  •                         比叡山の焼き討ち理由:浅井・朝倉軍の撤退目的
  •                         室町幕府滅亡・本能寺の変・対外交流
  •             豊臣時代:
  •                         山崎の合戦・聚楽第と伏見・都市計画・豊国神社
  •             江戸時代:
  •                         田中勝介の太平洋横断(日本人最初の太平洋横断)
  •                         歌舞伎踊り・東西本願寺・寺社復興・桂離宮と修学院
  •                         鷹ヶ峰の芸術村・家元制度・島原と祇園
  •                         角倉と高瀬川・金閣・銀閣・西陣・豪商の誕生と衰退
  • 「近代以降の京都」
  •             町組・教育・宗教界の動揺・京都の軍隊・山宣と水長

人生を変える環境『Bundy and The Green River Killer』⭐️3

2019-07-14 08:14:06 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『Bundy and The Green River Killer』

 1984年に、ワシントン州の警察は、The Green River Killerとして知られる連続殺人犯を捜査。手がかりがなく、担当の探偵はアメリカの歴史の中で最も悪名高い連続殺人犯の一人である投獄されたテッド・バンディを訪問する。テッドからのヒントは犯人は死体の公表なければ再度殺害場所に現れるとの事。で容疑者が現れその場で逮捕したが証拠不足で釈放。その後10年間に46人の殺害事件が発生したが証拠不足で逮捕できない状態が続く。ところが最新技術のDNAが証明し10年前の男を再逮捕し、事件解決となった。だが最終的に犯人から71人の殺人が告白された。**人は過去の環境により人生が変わる、それは年少時のトラウマが事件を起こした事だった。終止符をつけたのが最新技術のDNA解析とあるが、今後はさらにAI+センサーカメラ等が駆逐されることを期待したい。


犯罪を犯す裏に隠れた心理『エクストリームリー・ウィキッド、ショッキングリー・イーヴル・アンド・ヴァイル』⭐️4

2019-07-14 08:09:55 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『エクストリームリー・ウィキッド、ショッキングリー・イーヴル・アンド・ヴァイル』Extremely Wicked, shockingly evil and vile 2019

Elizabeth Kloepferは長年、彼女の心を寄せるパートナーTed Bundyが連続殺人犯であることを最後まで認めたくなかった。これは米国シアトル、1969年に始まった連続殺人事件・ノンフィクション映画だ。Ted Bundyは、最終的に30以上もの若い女性を殺害した事件の凶悪犯で、何人かの弁護士を解雇し自分自身で弁護するという極めて異例な裁判を行った。Tedの信念は「希望を見失うな」としてElizabethに対し心を寄せ最後まで無実だと公言し続けた。だが、陪審員たちは明らかな証拠を元に殺人罪と評決し、10年後、1989年処刑された。**判決後に見せたTedの涙はなんだったのか。平気で世間を欺く凶悪犯、多くの女性を殺害するTEDの精神的疾患はどんな状態で、どんな動機からだったのか。社会問題(=不自由のない生活に社会不安を起こす)による他人に被害を及ぼす事件は放置しては置けない。

 


貪欲さで身を滅ぼす『花は桜木』

2019-07-12 08:23:46 | 歴史から学ぶ

@人間は野望が欲になり、更に欲が過ぎると『貪欲』となり、周りが見えなくなり、身を滅ぼすまでになる。この短編小説の中にある「助六一代」と「怪談塁ケ淵」はまさに人間の欲が災いを招き、結局最悪の状態になって初めてその「欲」の罪を知る。(後悔先に立たず)また、「花は桜木」と「片栗献上」は、武士の忠臣・義を重んじる短編である。 忠義な家臣、正直な部下などを育て、信頼するまでにはどうすればいいのか。持って生まれた環境も大きく影響しているだろうが人の正直さ・素直さは誰でも見抜けるはずである。見抜けないのは見る人側の先入観が邪魔をしているのか、見る人が正直素直では無いかもしれない。

『花は桜木』柴田錬三郎

  • 「花は桜木」
  •             無念の切腹を遂げた父の仇を討つため、武者修行に旅たつ藤戸大三郎と付き従う家来の新蔵。やがて敵討ちは成就されないまま時は過ぎていく。修行の前、大三郎は新蔵を家族・弟として母のそばで看病を頼んでいた。修行後大三郎は博打等で遊女から30両もの大金を借り請ける。実はその金は新造が貯めたもので敵討ちのための資金として遊女を通して大三郎に渡していた。その後大三郎と敵討ちの相手も病気になり、大三郎は亡くなった。それを知った新蔵のとった行動は大三郎代わりに弟が敵討ちをやり遂げる。その後遊女から残りの20両が母の元に返ってきて母は新蔵の思いを知ることになる。
  • 「助六一代」
  •             貧乏旗本の息子黒澤治太郎は、父の言いつけで札差の養子になって巨万の富を築く。月日が流れ巨富を湯水のごとく蕩尽し始めた。「儲けるのに大層努力したが、散じるのも思い切りよくやってみた。しかし、とどのつまり、残ったものは、なんとはない寂しさだけだ。所詮金子という奴は人間を幸せにできぬものだと知ったのさ」を残して一人寂しく逝った。千両箱は全て空になっていた。それは晩年貧乏な人々に金を巻いて歩いていたという。
  • 「片栗献上」
  •             将軍家への「片栗粉」献上をめぐり家格を下げを命がけで挽回しようと忠臣だが口不調法な尾崎富右衛門を描く。噓を吐けぬ忠臣が助けを求めた信濃守から一度だけ嘘をついて難を逃れよと言われ、主人を守がために忠臣として義を果たす。「忠臣によって加盟を潰されるのなら、それも主人としては本望と申すものでした」と言った。
  • 「怪談塁ケ淵」
  •             ケチで貪欲、非人情で金しか信じない鍼医の安川宗順。娘二人も父親に似て根性が曲がっている。そこに群がる貪欲な悪人どものが金目当てに襲い、金を手にしたものが狙われ、次々と殺害・窃盗人と繋がっていく。最後にお屋敷に奉公していた宗順の娘の養女が殺されるが、その殺した男の実はその養女・男の妹であった。
  • 「孤独な剣客」
  •             父を、母の浮気相手に殺された少年が敵を討つために剣の修行をして天才剣士なった。その名は上田馬之助。13歳の時に父が切られ、父の遺言は「母を切れ」に従い母を殺害する。無情にも家族を亡くしその浮気相手の敵討ちに対する怨念から自我流で誰にも負けない剣捌きの達人となる。10年後に仇相手を見つけた時には既に下半身不随の病弱、幼い子を持つ惨めな男の姿だった。
  • 「辞世」
  •             大石蔵之介ら四七士が吉良家へ押し入って、打ち取った吉良上野介義央は替え玉だった。それは浅野内匠頭36歳と吉良上野介名門の格式(位)違いすぎること、浅野内匠頭は無類の癇癪持ちで一時的精神錯乱状態になる男だったこと。さらに世に残る浅野宗家の書状にも「替え玉」とあったことなど。大石蔵之介の任務は仇討ちまでの筋道を立て、形式尊重主義に則って指導者として全うすることであった。
  •  

社会の「嵌められた」犠牲者『Avengement 2019』⭐️5

2019-07-09 08:06:56 | 映画から見える世の中の動き

@映画『Avengement 2019』

Cain(scott adkins)は刑務所から母の見舞いに病院にきたが母は既に亡くなっていた。刑務所では執拗以上に囚人たちがCainを襲い暴力沙汰にしていた。その度に正当防衛だと訴えても刑務所の所長は囚獄期間を当然の如く延長させる。やがてCainは病院の見舞い時に逃亡、刑務所の所長を含め卑劣な犯罪者と共犯に対し、Cainを冷酷な殺し屋に仕立てた者への復讐をするために行動する。警察もグルになってCain に罪を負わせ、囚獄し、獄内で執拗に襲撃させる。**Cainの必死に生き抜いていく様は誰もが恨みを復讐したいという気持ちになる。社会ではこういった場面「嵌められる」人もいるだろう。現代では情報網(SNS/Twitterなど)を利用し、人を嵌めることは容易い。その時どう対応するか。擬情報には擬情報を持って対抗する方法はあるだろう。その報復と怒りからのアクションは見ていても乱暴だが痛快だ。


まずは勝利者になれ『司馬仲達 覇者の人間学』

2019-07-08 08:01:42 | 歴史から学ぶ

@「三国志」は人間学の宝庫であるとこの書では述べている。 歴史には必ず善玉、悪玉が登場し、歴史は「勝者の歴史」として「勝者が善玉」として遺るのが一般だが三国志の場合は逆となっているは不思議だ。さて「司馬仲達」、曹操軍を支えた名参謀だが、その果たした功績は大きい。それは「先入観を持たず弁証法的に情勢を分析」とあるが膨大な探索、調査から結論を導き出し、失敗なき完全で完璧な「勝利」を導き出したのである。諸葛孔明以上に知略を持って勝利を導いた行動を現代でも学ぶべきだろう。仲達の人生論で「理想より実践」・「力」=「勝利」(まずは勝利者になれ)は重要な経営者理論だろう。 文末の「経営者たるべき姿」選択 A社、か B社かの比較選択肢は面白い。

『司馬仲達 覇者の人間学』松本一男

  • 三国志の時代を制した男の論理
  • 「三国志」の魅力は人間学の宝庫
  •             善玉の代表・・・劉備
  •             悪玉の代表・・・曹操       
  •             中間派の代表・・孫権
  •             戦略の天才・・・諸葛孔明
  •             忠勇無双の勇将・関羽と張飛
  •             乱世の姦雄・曹操を支えた戦略家・司馬懿・司馬仲達
  •                         「外ズラは良いが内ズラは悪く、ネクラの寝業師」
  •                         陰性の嫌いのある陰謀家
  •                         信念は「勝つこと」(勝てば官軍)
  •                         「敗者に勝利の訓えなし」
  • 「曹操」
  •             優秀な人材を率先し採用(才能を重視した人材確保)
  •             気宇壮大な指導者(剛毅果断)
  •             人心の収攬に巧み(人材の活用・適材適所)
  •             非情な指導者・自己中心主義者(筋を通し重んじる)
  •             計略に長じ、臨機応変の才がある(知力と気力の謀略家)
  •             義兄弟呂伯奢一家を皆殺し(敵味方家族への非情な仕打ち)
  • 「司馬仲達」高位高官の官職にあった武人の家系
  •             年少の時には学問・武芸に長けた秀才
  •             私塾の先生・兵法を教え、読書三昧から会計官となる
  •             曹操(宦官の家系)からの招聘を、メンツを重んじて一旦断る
  •             命に代えられぬことで就任を承諾(曹操長子の教育就任)
  •             曹操の信頼を得て重役出世する(名参謀となる)
  •                         劉備・関羽の樊城襲撃、関羽父子を捕らえ殺す
  •                         漢中で劉備と張魯の連合で張魯を撃つ
  •                         呉軍と戦い孫権が降伏
  •                         食料問題で屯田政策を提案
  •             曹爽一派から干されたが軍が都を離れた時点で王政を奪回
  •             曹操・曹丕・帝叡に使え、最後は魏王朝を掌握、晋王朝興す
  • 「司馬仲達の人物像」
  •             非情でクール、先入観を持たず弁証法的に情勢を分析
  •                         まず疑ってかかる(相手のアキレス腱を見抜く)
  •                         どんな時でも細かく計算し、利益に合致する行動をする
  •                         理想より実践(力)を重視
  •             相手の力を根こそぎ削ぐ(将来の敵対潜在力は全て抹殺)
  •             マンネリリズム的な戦略は行わず粘り強く「待ち」徹底
  •             戦略を決定すると迅速果敢に実行とする兵法を重んじた
  •             敵味方に権謀術数を使い「勝利」を掴む(天井天下、唯我独尊)
  •                         「最後の決断と責任は自分自身にあるのだ」
  •             教訓「まず勝利者になれ」
  •                         道学者「人生は闘争の連続であり、勝つことは大事だ。ただ、同じ勝つにしても倫理にかなったいい勝ち方をするのが望ましい。」とは劉備と曹操の戦略の違い(敗者=善玉、勝者=悪玉 )と不思議が残る。
  • 「孫権の人物像」
  •             チャンスをじっと待つ忍耐強い性格、知略をめぐらし勝利を勝ち取る英邁な資質を持った武将
  • 「劉備の人物像」
  •             広い見識と強い意志、包容力に富み、相手を思い礼遇する。智謀計略面では魏の曹操より劣り果敢に侵略する武将ではなかった
  • 「諸葛孔明の人物像」
  •             皆に公正無私に信賞必罰、けじめを付ける政治の本質をわきまえた大政治家。臨機応変の才に乏しく引き際が下手だった。           
  • 「曹操の死」66歳
  •             220年洛陽で病死
  •             葬儀は簡便で納棺には簡素な服を着せ、一切金銀財宝は禁止、各地の将兵には部署を離れず、喪服も禁止させ甲冑をつけて敵撃に備えさせた。「宝物を処分し、針仕事でも覚えて静かに余生を送るが良い」と侍女妾等に遺言を残した
  • 「司馬仲達の死」
  •             251年73歳で死亡、晋王朝の布石を築く   
  • 「孫子の駆け引き」
  •             できるのにできないふりをする
  •             必要なものを不要と見せかける
  •             遠ざかると見せかけて近ずく(その逆もあり)
  •             有利と見せて誘い出し、混乱させて撃破する
  •             敵が充実している時には、ひいて体制を整える
  •             強力な敵とは正面衝突を避ける
  •             敵を怒らせてその兵力を勝もさせる
  •             敵が慎重な時には、下手に出て油断させる
  •             敵が落ち着いていれば、挑発して奔命に疲れさせる
  •             敵が団結している時には、離間策を講じる
  •             敵陣の弱いところを調べて、そこに不意打ちを加える
  • 「数字感覚」
  •             相手はどんな戦略をとったか
  •             部隊の性格、特技、傭兵ぶり、兵力数、馬数、戦車、運搬車数
  •             得意とする戦術、補給方法、ルート、基地数、糧食数量
  • 「天下人の条件」(英雄の共通項)
  •             1、冷徹で、感情に溺れない(感情より理性)
  •             2、極端なワンマン(ワンマンコントロール)
  •             3、権謀術数に長じている(温情より寝業)
  •             4、先見性を持っている(時代の先取りビジョン・野心)
  •             5、人生に対して前向き(常にポジティブ・過去にとらわれず前だけを見て努力する)
  • 「経営の世界」(仲達の人生論)
  •             A社:経営者はおとなしく人格高潔、何事見つけても、人を押しのけてまで儲けようとはしない(善人だが経営手腕は無能)
  •             B社:トップは個性が強く、ワンマンで利潤を最優先し、そのためには他人を犠牲にしても平気である(経営手腕はあるが悪人)
  • 結果:B社が勝利し、A社の社長に対しては同情してくれるわけではない。いわんや、救済の手を差し伸べることは考えられない。
  • これからの世の中でも求められる人間像は仲達の人生論「力」=「勝利」に違いない。

大切にする仲間『トイ・ストーリー4』⭐️5

2019-07-07 08:00:17 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『トイ・ストーリー4』 Toy Story 4

幼稚園児Bonnie の手ずくり仲間フォーキーが骨董品店で囚われの身となりカーボーイらが助けに行く。一方骨董品店では捨てられた人形ギャビーがフォーキーを捕獲、それには理由があった。 フォーキーは無事戻ることができるのか、ギャビーの運命は・・そしてカーボーイは・・**魅力たっぷりの内容とそれぞれがチームワークで助ける行動は素晴らしい。仲間はいつでも頼りになる。


気楽=非まじめな行動『非まじめ老後のすすめ』

2019-07-06 08:06:02 | 人生を「生かす」には

@「老後」、日本の年齢比率は次第に老年齢者が増えている。 ここに多くの老齢者(75歳以上を老齢と定義している)に向けたメッセージがある。それは老後75歳以上(日本の75歳以上の老人人口比13.8%)を楽しくする仕法である。それは「老後は、したくないことはやらない」とのこと。それで身も気も心も案外気楽になれるという。日本人はどうしても「世間体〜」「人並みに〜」「いい歳して〜」など余計なお世話、お節介をする人も会社も多いが、気にせず自分のしたいことを楽しむが良いとの事。 予防医学の発展で色々な予防薬も多い、例えば高血圧抑制剤など決して体には良くないと思いつつも医者の勧めで多種多品種の薬とサプリメントを常時服用している人が多くなっている。栄養バランス、筋トレ、睡眠など自分にあうと思うものが一番。 この書で別途気になり、賛同するのは、老後の夫婦生活。退職後の夫婦間は「近寄らないでなるべく離れた生活を・・・」とある。「妻の「非まじめ」が増えると困るのは夫かも知れない、だから夫はなるべく外に出て楽しむことが夫婦の円満ライフだろう。高齢化の推移と将来推計 CSV形式(3KB)のファイルダウンロードはこちらファイルを別ウィンドウで開きます(内閣府出典)

『非まじめ老後のすすめ』大塚宣夫

  • やりたくもない勉強や、強制されての仕事をしなくても良いし、今さら結婚をして子育てをせよよ言う訳でもない。早い話が、案外気楽。やりたいことをやりたい形でやっていればそのうちに終わりがきます。
  • 医者が勧める「歳をとったらまじめをやめたほうがいい」。ちょっとだけ手を抜いてやってみる。
  • 「歳をとったらしたくないことはやらなくていい」
  •             風呂に入るのは3日に1度で十分
  •             起きたい時に起き、寝たい時に寝たらいい
  •             栄養バランスより、食べたいものを食べなさい
  •             老人はドタキャンしてもOK
  •             財産は残さず、使い切るのが子供のため
  •             愛情だけで介護はできない。頼りになるのは第3者
  •             やりたいことは今すること           
  •             今したいことを楽しんで、したくないことはやらない
  •             歳をとった今こそ発想の転換する時
  •             「人並みに〜」、「いい年して〜」
  •                         気にせず楽しく生きることで長生きするもの
  •             「やりたいことを探すより、したくないことをやめるといい」
  •             「老人は短い睡眠で十分」
  •                         寝られないことを気にしすぎは健康に良くない
  •             「歳をとったら無理に断捨離なんてしなくていい」
  •                         子供は実家に手をつけないこと
  •             「栄養バランスは寿命にはほとんど関係ない」
  •                         食べる楽しみを作り、食べたいものを食べること
  • 「夫婦は近寄りすぎないほうがいい」
  •             定年後も亭主元気で留守がいい(亭主はなるべく外に出る)
  •             夫婦水入らずの旅は無理していくべからず
  •             男はなぜか名刺と会議があればしょぼくれない(名義と役割)
  •             世の夫へ、妻からするといつも一緒はもうたくさん
  •             世の妻へ、夫を執事として雇いましょう
  • 「健康を気にしないほうが長生きできる」
  •             75歳からやっと老後が始まる(実際の年齢は8掛け)
  •             75歳を過ぎたら筋トレは意味がない
  •                         日々適度に体を動かし続けること
  •             誘われたらとりあえずYESと言おう
  •             歳をとってからの仲間も案外いい
  •             老人に過労死はなし、頑張りすぎる程度が一番いい
  • 「家族もお金も割り切りでうまくいく」
  •             子供との同キュにはリスクがある
  •             会社時代のプライドを捨てる
  •             誰かに必要とされることが一番の活力源となる
  •             老後の預金は今使う
  •             年金をあてにせず蓄えより働け
  •             同居ですることの一番は「感謝の言葉を発し続ける」
  •             財産は残すな、使い切るのが子供のため
  •             老後はキャッシュを用意する
  •             愛情でけでは介護はできない、頼りになるのは第3者
  •             看取る側、看取られる側の心得は「非まじめ介護」の勧め
  • 「今こそ本気で死に方を考えよう」
  •             遺影の準備から
  •             何歳まで生きるかシュミレーションする
  •             ヨーロッパでは口で食べれなくなった時が限界
  •                         延命の処置(点滴や経鼻菅栄養補助)はしない
  • 「長生きして何をするのでしょうか」
  •             人生のくだり坂は案外気楽
  • 「起きないことを心配するより、もっと気楽に「今」を楽しみましょう。「非まじめ老後」とはそう言う生き方です。

中国・韓国の行く末『余命半年の中国・韓国経済』

2019-07-05 07:59:31 | 世界の動きから見えるもの

@世界経済が米国トランプ大統領の異様な動きで様変わりしつつある。特に中国・韓国は今後不安が残る記事、事件が多くなった。この書籍はその背景と現状調査から予測した内容である。特に中国の諸外国への投資で動き始めた政策課題(下記3つのポイント)がこの数年で大きく露出するようになり、且つ将来の世界経済に不安定な要因を残し始めている。中国の3740兆円の債務は今後どのような形で世界の諸国に影響するだろうか。 書籍に中には1、プーチンは「AIを支配するものが、誰であれ、世界を支配するだろう」2、米国は過去3つのイノベーション、コンピュータ・マイクロチップ・インターネットで発展したが、5G時代へのインフラ技術への疑問 3、政治家の危機管理不足 を指摘している。日本では特に世界の情報収集能力不足から時代遅れの政策・政治がまかり通る状況・環境になるのではないだろうか。政治家だけが特をする政策、また「新税」導入はまさに庶民の暮らしを向いた政策では無い。首相の無責任発言「今後10年消費税10%超必要ない」がその例。首相の迷言「しっかり〜」「確実に〜」「完全に〜」「全く〜」「必ず〜」など最近富に庶民を馬鹿にする「迷い」惑わす発言が多いと思っているのは私だけか。(有言無責任・言うは勝手か政治家の在り方)

『余命半年の中国・韓国経済』宮崎正弘

  • 制御不能の金融危機が始まる、中国・韓国の排除・撤退しかない「中国と韓国経済の崩壊は秒読み」
  • 『中国』
  •             「習近平批判」「米中貿易戦争」「海外流出の不正資金」「工場閉鎖・縮小・解雇」
  •             1、自給自足ができない国家(一帯一路・アフリカ開拓)
  •             2、国民性・エゴイズム&拝金主義
  •             3、「宗族」主義(一族の利益、繁栄が全て)
  •             GDPの信憑性・現実は1.67%(北京人民大学発表)
  •             「一帯一路」の息切れ(他国からの批判と相次ぐ開発中止)
  •                         中国の債務は3740兆円(BIS国際決済銀行)
  •             失業率国家発表は4.9%、現実は20%超
  •                         2018年企業倒産504万社
  •                         失業者およそ1千万人(農民工740万人)
  •             海亀派の就職難(海外留学生=過去40年で313万人)
  •                         84.6%が帰国、就職難(海外企業の中国工場閉鎖等)
  •                         2018年比人口減250万人
  •             中国鉄道建設の借金地獄(海外の投資停止など)
  •                         13兆円投資、9兆円の収入
  •                         ミャンマー計画中止、アジア諸国、アフリカ諸国含む
  •             中国の米国企業買収、95%減
  •                         ファーウエーなどスパイ活動露出
  •                                     7つのパスポートを持った孟晩舟・カナダで逮捕
  •                                     米国人に「whatapp」「wechat」の使用停止
  •             対アフリカ融資の600億ドルが実際は88億ドルのみ
  •             ソフトバンクの有利子負債13兆円(中国投資)
  •             対中貿易(新ココム)・株安・不動産暴落・社債不履行
  •             英仏独も対中貿易の見直し、ファーウエー機器使用停止
  •             ファイブアイズVS中国のインフラ(通信技術)見直し
  • 『韓国』
  •             「半導体・自動車・造船大手の不振」「反日暴言運動=半導体輸出規制(日本)」「金融制裁違反」「米国安保再考・=北朝鮮寄り」
  •             造船は世界1位だが、赤字でも提携、補填は国
  •             「瀬取り」(レーダー照射事件)北朝鮮への横流し現場
  •             韓国財閥への海外ファンド圧力
  •             現大統領の政策批判(韓国を売り渡す行動=最も醜悪で残酷)
  •             米国軍の韓国撤退もあり得る
  • 『台湾』
  •             「工場大量失業=FOXCOM=アップルショック」10万人解雇
  •             中国接近(「一つの中国」を反発=香港の情勢)
  • 『南太平洋諸国』
  •             中国の投資先状況(218件・17億8120万ドル)
  •                         最終的に軍事基地・港としての利用を目的
  •                         パプア6億3250万ドル
  •                         東ティーモール5216万ドル
  •                         バヌアツ2億4350万ドル
  •                         フィジー3億5900万ドル
  •                         サモア2301万ドル
  •                         トンガ1720万ドル
  • 『その他諸国』(借金の罠)
  •             サウジアラビア・イスラエル・イラン・オーマン・トルコ
  •             アフリカ諸国(パキスタンからジブチまでの海底ケーブル)
  • 『日本』
  •             金の輸入規制「輸出税金還付制度」悪用
  •                         2017年160トンが不自然な輸出量
  •             移民法の改定で今後中国・韓国・朝鮮から移民が増える
  •                         中国からの断末魔1百万人の難民が発生する
  •             「情報学」不足

PCゲームがリアルなデスゲームに『エスケープ・ルーム』⭐️5

2019-07-04 08:06:02 | 映画から見える世の中の動き

@映画 『エスケープ・ルーム』 Escape Room

Escape Roomは、見知らぬ6人に不思議な箱が届くことからゲームが始まる。箱の謎を解くと6人は同じビルの一室に集まる。謎解きで様々な部屋(応接間・山小屋・酒場・病院・幻想リビング・書斎)に異変が生じ、閉じ込められる前に脱出しなければならない。それにはそれぞれの部屋にある手がかりを見つけ、脱出を試みることになる。だが謎を解くたびに、皆が協力し知恵を使わなければ誰かが犠牲になる。謎解きに選ばれた6人には隠し難い過去がそれぞれの部屋にあった。果たして誰が生き残るか、そして誰が仕組んだゲームなのか。**心理的スリラーあるデスゲームは、次に何が起こるのか予測の立たないストーリーでとても面白く、「2次元から3次元」の幻想の不思議な世界に入り込む。 最後の結末を知るまで止めることができない映画だ。

 


自分でできる按摩効果『おひとりさま新按摩術』

2019-07-03 08:00:41 | 人生を「生かす」には

@「自分で按摩」はなかなか中身のある健康志向の書籍だ。書籍にある図解で説明できないのが残念だが医者が勧める按摩・手当が自分自身で簡単に、いつでもできる事はありがたい。「ツボ」を基本手技で按摩する、中でも効き目効果があるという数点は:「高血圧」(耳の裏側の橋弓)、「脚のむくみ」(脚の裏の湧泉)、「膝痛」(膝の陰陽陵泉)、「動悸・息切れ」(手首の神門)、「嚥下困難」(喉の廉泉)などの按摩は参考になる。 先日、整形外科に行った。それは腕から手にかけて少々痺れが出たからだ。実は最近その患者が増えたという。それはスマホ・PCなど前屈みの姿勢で首を支える軟骨等に劣化が症じているという。処方薬を頂いたが、首を回すのは良くないと言う。その代わり肩を回し、低い枕を利用するように言われた。

本書は図解入りの説明も多く、著作権等から図解を削除しています。

『おひとりさま新按摩術』孫維良

  • 体に「感動」を与えて、あらゆる不快を解消する。30万人の患者の痛みと苦痛を消した奇跡の手技を教えます。
  • 「按摩」
  •             自分の手が無料の薬にな理、鍼やお灸にもなる、副作用がない
  •             自分自身の手で症状を和らげる喜び(3分の治療、7分の養生)
  •             プラス思考の発想、発想転換、ネガティブな考えを持たない
  • 「手当て」とは
  •             「気」の流れを整えて健康になる・「経絡」
  •             ツボ(経穴・奇穴)からエネルギーを送り込む
  •             姿勢を整え、精神と統一し、呼吸を整える
  • 「注意事項」
  •             ツボは息を吐きながら押し、意識を向ける
  •             空腹時は避け、食後1時間くらい
  •             激しい運動の後は避け、入浴後がオススメ
  •             水分をしっかりとること
  • 「基本手技・動作」
  •             撫でる・摩る           
  •             ほぐす
  •             押しもむ
  •             押し弾く
  •             握る
  •             揺らす
  •             叩く
  •             タッピング
  •             動く
  •             止まる
  • 「5臓6腑」(旬の味覚を味合うことが大切)
  •             酸味=肝臓、酸っぱいものを補給すると心身ともにさっぱりした気分になる、筋肉や血液の循環に影響する
  •             苦味=心臓、野菜は養血作用があり心の働きを補助する、中枢神経系を刺激する働きがあり、気血の循環を正しくする
  •             甘味=脾臓、消化吸収の補助、ストレス過剰を知らせる
  •             辛味=肺、消化を助け毒素を消す働き、激辛は大腸機能を低下させ、下痢の原因になる
  •             塩味=腎臓、汗をかくと塩分の補給を促す、水分代謝機能
  • 「旬を味合う」
  •             春=野菜ふきのとうや竹のこなどは苦味があり心を活性化   
  •             夏=瓜類でキュウリやスイカなどは利尿作用で老廃物を排出
  •             秋=コメや芋など炭水化物、冬に向けて滋養を蓄える、柿やぶどうなどの果物は脾臓を刺激し食欲を増進させる
  •             冬=根菜類、大根や人参、牛蒡などで体を温める

無謀さは机上から『遥かなインパール』

2019-07-02 08:13:41 | 歴史から学ぶ

@このインパール作戦は極めて無謀だった。 それは軍司令は机上の地図から軍令を出すが、前線の現状が掴めないまま強硬に発していた事。また、糧秣補給の困難と武装装備に不足していることは当初から指摘されておりながら最終的には誰も責任を取らず目的を果たせないまま多大な犠牲を払って撤退した事。軍事行動とは一旦発令されると容赦無く机上論理で進行し、停止できなくなる。それは「軍令」(命令に背くことはできない=多勢に無勢)があるから。それと、これは日本独特の「無責任体制」(団体行動に対する)に起因するともある。現代、現政治の年金体制も然り、誰も責任を持たず、机上の数値を単に国民に伝えただけ・・など税金と年金、今後誰が責任を持って政策実行してもらえるのか。意志のある政治家はボランティアでも良いと思うが・・一人当たり所得を含め年間数億円の税金を使えるが、何もしない政治家は必要ない。 机上だけならそれだけで10%の消費税は無くても大丈夫だろう!!(無責任的な発言かもしれないが、また大手企業の税収調査を徹底的に行えば消費税は5%に戻すことも可能だ=「ソフトバンクの法人税は無い」の記事には唖然とした)

『遥かなインパール』伊藤桂一

  • 太平洋戦争末期、劣勢の戦局を挽回するべくビルマから東インド・インパールへの侵攻作戦が強行された。多くの人命の損失を招き、日本陸軍史上有数の悲惨な戦いとなったインパール作戦を枠組みに、主力部隊・祭兵団歩兵第60連隊の行動に焦点を絞って、その軌跡を忠実に辿る。風化してゆく戦争の現実と、激戦地に置かれた兵士たちの人間的真実を描き留めた入魂の戦場小説
  • 「インパール作戦とは」
  •             1944年3月15日に発起、撤退完了までほぼ半年を要した。ビルマ北西部のジビュ山系の西麓を縫うチンドウイン河を渡河して、アラカン山脈(幅2百メートル〜250キロ、標高2千〜3千メートル)を超えてインド領に入り、要衝インパールを占領して戦局を挽回したいとする林集団(第15軍)司令官牟田口中将の構想だった。兵団9個大隊(通常は1万人規模)だが実際はその5分の1の兵で出兵。
  •             小銃弾240発、背嚢に160発、それに鶴橋、ショベル総計重量60キロで1日20キロを進む、砲はともかく、重機関銃も2銃しか携行していない部隊、食料は10日分のみ。糧秣のコメは竹の表皮を薄く削り1合を入れ草で蓋をしてそのまま竹の葉の焚き火に入れて炊飯する。岩塩はタオルに包み、菜は粉味噌や粉醤油を水で溶く。
  •         敵は英軍人ではなく実際は高賃金と糧秣で雇ったグルカやパンジャンプの山岳民族やインド兵が前線で英軍はその後方にいた。
  • 「背景事情」
  •             英軍が北部ビルマに侵入、自由インド政府の士気高揚を測るための日本軍部の願いがあったが、牟田口中将の大東亜戦争に成功を納めたいという願望だった。(牟田口中将は日中戦争の発端となった盧溝橋での隊長であり、支那事変など対戦の勃発の遠因を作った)
  •         敗戦を目前に行った起死回生の誰もが反対した無謀な作戦であった。それは遠征が限られた兵器と糧秣(実際は現地調達のみ)だけで後方支援・補給は全くなかった。
  • 「戦況」
  •             時期は雨季で空からの援護も全くない地上戦のみで、昼は敵の陸空からの銃撃戦で身動きが取れず蛸壺にこもり闇の夜襲を基本としていた。敵との戦力比(弾薬、銃器)は1対20、よって指揮官・隊長等は如何にすれば部下を殺されず、弾、糧秣の消耗に耐え、戦えるかを考え前進、戦闘した。実際本多挺身隊は実に6千キロを踏破、弾薬糧秣の不備のまま作戦に参加しており、兵器も日露戦争当時のものを使っていた。6月以降には弾薬も尽き一部の大隊は全滅もあり無謀な作戦を敷いた軍部に対して前線の兵士は不満が上がった。(軍は武器の代わりに馬30等を提供したが山岳では使いもにならなかった)だが軍律を守るため奮闘するがある新たな指揮官は戦闘の経験がなく部下の戦況報告も聞かず、己の成果だけを報告していた。松村部隊は侵攻時2400名いたが戦没者1550名となる。軍司令の今岡参謀は「負けるのはわかっているじゃないか。しかし命令だからやるより他ない」と言った。
  • 「結果」
  •             砲弾、弾丸、食するものもなく飢餓状態となり万策尽きて撤退する。数千人の兵士は無謀な戦闘で多くが亡くなったが、糧秣が無く餓え等の病気で亡くなった兵も多かった。
  • 「食・身なり」
  •             火は煙が出ない竹の葉を利用、集落からので軍票との交換でコメなどを得たが、ご馳走はカエル、カメレオン、タニシ、バナナ、野いちご、ミョウガの花、ニンニクなどだった。下痢やアメーバー赤痢、マラリア、栄養失調症患者が増え、糧秣がなくなり塩でさえ舐めない日が21日間続いたとある。インパールへの血道は「白骨街道」と呼ばれ、多くの兵士が体力の限界から道端で倒れ死亡している。また、数知れないシラミが這い回り、服はボロボロ、半身裸、靴は蔦で縛り、裸足の兵も続出、顔色は青ざめ、目には力なく、頰は痩せこけ、頭髪、ヒゲは伸び放題で乞食の有様だった。中には小銃も剣もなく朦朧と歩いている兵もいた。そんな中で軍令部から貧困部隊に対して食料欠乏で軍司令に補給命令を出していたとある。
  • 「野戦病院」
  •         患者が多く、薬物も衛生材料も無くなり、重症者はそのまま寝かせ死を待つしかなかった。糧秣はお粥(白く濁ったお湯だけ)が唯一であった。