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「説明力」の時代がやってきた『説明の技術』

2020-11-29 07:48:46 | 経営・リーダーシップに必要な事
「説明力」とは、人の記憶に残る言葉と内容にすること、とある。それにはシンプルで要点を3つ位に絞り結論を先に述べること。だが、キューバのカストロ将軍は国連で4時間半に及ぶ演説だったが、絶賛された。それは世界の植民地小国が多く、アメリカ、イギリス、ソ連などが利権を貪っていたからだ。絶賛されたカストロの演説のポイントは「我が国を支配しているのは国民なのだ」と宣言したことだ。感動(感情を動かす)を与える演説、説明力は今後必要とされる能力となると思う。 このようなブログでは「今役に立つ情報だけ」が注目されていくだろう。
『説明の技術』石田一洋
時代は「説明力」を一層求めている
・聞き手は説明した2割しか理解できない
・記憶に残る様にするには要点を絞る(感情が動くような要素を含める)
目次
第1章 あなたの説明、間違っていませんか?
相手が求めているのは「今すぐ自分の役に立つ情報」だけ
・シンプルに短く伝える
・人間の方の短期記憶は平均7項目程度、時間にして30秒ほど
・説明の骨子
    悩みや課題が解消される
    未来にプラスになる
    説明自体が楽しい時
・イメージをさせるコツ、それは相手から質問を引き出す「相手からの質問」
    全体像とポイントを把握、大事な点に絞り、時間を制限する
    聴衆の対象に合わせ専門用語を(小学5年生向けに訳した)言葉を使う
第2章 相手がその説明を聞きたいと思ったら7割成功
・「アバン」オープニングタイトルを利用して気持ちを掴む、引き寄せる
・イメージを伝える「アバン」
    興味あること・望んでいること・悩んでいることを把握しタイトルを作る
「なんで?」と言う感情を生み出す、それには過去と未来のギャップを使う
・気持ちに寄り添う共感を拾い上げる
・キーワードでイメージを膨らませる 例 x個分の効果、平均x歳長生き、
・所用時間を決めて話す「これから3分でポイントを説明します」
・話の構成を前もって言う「この意図と機能の詳細、最後に価格について説明します」
第3章 GREAT話法で論理的に伝えて聞き手を動かす
・GREAT話法
    Goal(ゴール), Reason(理由), Example(具体例), After That(その先)
15秒、75文字でのリード(結論)を作る
・データや数値、事実を元にしたキーワードで選定
・理由等は3つを限度(数値、権威性、比較)
第4章 説明シーンで役に立つ厳選テクニック
・重視する点を直接聞く
・質問した後には必ず「間」を入れる (3~4秒)
第5章 アナウンサーが使っているデリバリー技術で説明力を底上げ
・表情「笑顔」
・「い・う」の口の形を練習
・眉毛を上げる練習
・話すトーン 「ミ(2m以内)・ファ(3m以内)・ソ(3m以上」
・喉を開く(あくびで声を力から抜いてだす)
第6章 心揺さぶるストーリーを挿入してワンランク上の説明を目指す
ショートストーリーで惹きつける+名言
・魅力的な内容 失敗・不満・欠点を要素として入れる