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成功の裏に隠れた嘘『大きな嘘の木の下で』

2020-11-04 07:22:00 | 経営・リーダーシップに必要な事
成功の裏に隠れた多くの嘘、それは経験して初めて実感するものだ。 幸福とは「幸せにする」の人の心を「豊かにする」に値する、と言う。これからの時代、「仕事」と「労働」の違いは自主的に楽しく働けるかどうか、仕事は「面白い」で決め、働きやすい仲間と共にすることが「人生を豊かにする」時代なのだ。 仕事に「期待する」は自分自身への努力であり、近年の会社・上司・仲間への「期待」は程々に留めておくほうがいい、はっきり言うと期待しないほうが良いと言うこと。
『大きな嘘の木の下で』田中修治
世の中の「ウソ」に切り込むビジネス本。著者は負債14億円の会社を立て直す。世にはびこるあらゆる常識の「ウソ」に、著者が独自の視点で切り込む。
・幸福論のウソ
    「幸せ」では無く「豊かさ」に置き換える
・お金論のウソ
    「お金」はあらゆるものに交換できる これからはモノ消費からヒト消費
    借金ができることは信用があることにつながる(個人の信頼)
・仕事論のウソ
   労働しているヒト、仕事しているヒト:売り手個人の価値を見出す時代
    働くやる気を持たせる(楽しい)のが仕事になる    
・成功論のウソ
    成功するための本が売れる理由:いくら読んでも成功などしないから購入する
    成功はアート・失敗はサイエンス(失敗を学ぶ・自意識過剰が失敗を招く)
    やりたいことをやってみる(できるようになりたい事を手に入れること)
・人生論のウソ
    「面白そう」が選択肢となる
    続けれていれば「敗北」では無く「挑戦」になる
    辛いことから逃げても何も変わらない
・経営論のウソ
    社員の不満を解消しようとするのは無駄、「納得」させること
    夢中になるやりたい人にやらせるが良い
    「上に立つ」のでは無く「中心に近づく」が良い
    失敗しないように徹底的に考え、万全の準備をする時代
    人に(社員に、顧客に)期待するのをやめる:できる人と組むが良い
    「今時の若い奴はすぐ辞める」は他社に奪われていると言う現実
「これからの時代の仕事は真面目に一生懸命、楽しみながら遊ぶ」が必要だ