銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】三軒茶屋 富士見湯

2016-08-13 06:26:18 | 銭湯レポート
〜空間のギャップに驚きのアーチ型浴室〜

既にこの銭湯に行くと決めている方は、
もしかして読まない方が楽しく行ける気がします。

富士見湯さん、
後から考えると富士山のペンキ絵がありそうな屋号。
ちなみにペンキ絵はありませんが、
銭湯好きな方ならうなる楽しさがある銭湯だと思います。


〜ムーディーなフロントと脱衣所〜
まず、ここまでムーディーなフロントは無いんじゃないかとうなるような、、
昭和の純喫茶みたいな雰囲気。
ライトも鈴蘭型がシャンデリアみたいになっていて、まずそこはよくある銭湯のフロントじゃない!


そして脱衣所には立派な梁を活かした?天井。
よくあるレトロ銭湯の天井ではありませんが、梁の中心に桜と鶯の絵があり
それはそれは美しい。


ビル銭湯の入浴前に
こんな嬉しいギャップがみれるとは。


〜脱衣所から想像できない浴室の開放感〜
そもそも富士見湯さんはビル銭湯だから、浴室は天井が低いのではとなんとなくの感覚を持って脱衣所にいます。

脱衣所からはポプラ並木のシートが鮮やかに。なるほど、ポプラ並木ですね!と自分なりに把握したつもりで浴室へ。

すると。
すると、
でかっ!!という驚きが。
天井がアーチ型なのです。

ポプラ並木の上にアーチ型の湯気抜き天井があり、このギャップによる開放感は
多分みにいかないとわからないかも。


〜湯船も充実〜
浴槽はこんな感じです。

印象的なのは、ジャグジーというか底面から吹き出している湧き湯の勢いがめっちゃ良いということ。
ボッコボコです。
水風呂も冷たく気持ちよいです。
サウナ券を買い忘れてしまいましたが、
サウナに入っている方が多かったです。


***ちなみに浴室のポプラ並木の対面(つまり湯船からよくみえる壁面)にモノクロのオシャレなタッチの街並みのイラストが1枚ペンと貼ってあります。
ちょっとシックなのです。その街並みは何処なのか店主さんに聞いたところ、
「え!そんなのあった?わからない笑」と言われました笑。

あります。そういうイラストが。
もし行かれた方は、その街並みがどこか一緒に妄想しましょう。
外車っぽい車?があるけど、個人的には三茶であって欲しいです。


*オリジナル名入り桶あり
*無料ボディソープとリンスインシャンプーあり


おまけ
富士見湯さん向かいにある
MIKAWAYAさんという居酒屋レストランで、パスタを食べて帰宅しました。

うにクリームパスタ。とてもウニ感あり、麺もしっかりしてまして美味しかったです。


お店リンク


やすこ。

【北海道銭湯】小樽 小町湯

2016-08-11 06:26:46 | 銭湯レポート
〜赤い屋根の銭湯〜

かわいらしい銭湯。
それが第一印象です。

東京のレトロ銭湯は荘厳なつくりが多い気がするので、
このかわいいレトロさは新鮮です。
市街地ですが道路の間隔は東京よりは余裕があって、
銭湯の姿がちゃんと見えます。
小さなようでとても大事なことです。



〜小樽で1番古い銭湯〜
奥様から小樽で1番古い銭湯、と聞きました。明治時代からある建物でね、と。
ここ小町湯は南小樽駅から徒歩圏内。
また、海も徒歩圏内であります。
海の仕事を終えた人々が集う場所でもあったのではないでしょうか。
高さの高い木の番台や、
その横に広がる木の下足箱でその面影を感じる。
もちろん、ダイレクトに脱衣所がみえないようにドリンクケースの真ん中に敷居が設えられていてそれがさり気ない。

東京では、鍵付きロッカーのない脱衣所は「信頼関係の証」として取り上げられたけど、この小町湯でも当然のように鍵付きロッカーは無なかったです。
みんな適当に脱衣籠に入れる。


〜やわらかなお湯を分け合う〜
浴槽はやはりセンター位置。
ナトリウム硫酸炭酸水素塩泉だったか、
とにかく温泉であります。
お湯はやわらか。
もちろん肌もツルツルになりました。

前日もしょっぱい温泉に入った私と父でしたが、父はこの小町湯の方があたたまったと湯上りも気持ち良さげでした。


〜やわらかな日差し〜
浴槽は深めと浅めがあります。
深めの方はボブボフとジャグジーが勢いよくて。

そこにちょい三角の屋根が重なり、
妙に落ち着きます。

超個人的嗜好ですが、
私はどうやらセンター浴槽と三角屋根に
並々ならぬ安心感を感じます。。
三角屋根は実家はじめ雪国の定番だからかもしれないです。
センター浴槽は、みんなで輪になる安心感があるかもしれないです。
そんな個人的ツボに、やわらかな日差し。。幸せでした。


浴場越しで父を呼ぶ。脱衣所でも奥様が、「娘さんおわりましたよ」と丁寧でした。


あたたかい銭湯だなぁ、
としみじみ思いました。
また来たいなとも思いました。

郷愁を越えたなにかがここにあります。
やはり運河のある港町の
一番古い銭湯は風情が半端ないです。。

お近くの方、また札幌小樽に起こしの方は是非是非。

やすこ。