銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【北海道銭湯】小樽 小町湯

2016-08-11 06:26:46 | 銭湯レポート
〜赤い屋根の銭湯〜

かわいらしい銭湯。
それが第一印象です。

東京のレトロ銭湯は荘厳なつくりが多い気がするので、
このかわいいレトロさは新鮮です。
市街地ですが道路の間隔は東京よりは余裕があって、
銭湯の姿がちゃんと見えます。
小さなようでとても大事なことです。



〜小樽で1番古い銭湯〜
奥様から小樽で1番古い銭湯、と聞きました。明治時代からある建物でね、と。
ここ小町湯は南小樽駅から徒歩圏内。
また、海も徒歩圏内であります。
海の仕事を終えた人々が集う場所でもあったのではないでしょうか。
高さの高い木の番台や、
その横に広がる木の下足箱でその面影を感じる。
もちろん、ダイレクトに脱衣所がみえないようにドリンクケースの真ん中に敷居が設えられていてそれがさり気ない。

東京では、鍵付きロッカーのない脱衣所は「信頼関係の証」として取り上げられたけど、この小町湯でも当然のように鍵付きロッカーは無なかったです。
みんな適当に脱衣籠に入れる。


〜やわらかなお湯を分け合う〜
浴槽はやはりセンター位置。
ナトリウム硫酸炭酸水素塩泉だったか、
とにかく温泉であります。
お湯はやわらか。
もちろん肌もツルツルになりました。

前日もしょっぱい温泉に入った私と父でしたが、父はこの小町湯の方があたたまったと湯上りも気持ち良さげでした。


〜やわらかな日差し〜
浴槽は深めと浅めがあります。
深めの方はボブボフとジャグジーが勢いよくて。

そこにちょい三角の屋根が重なり、
妙に落ち着きます。

超個人的嗜好ですが、
私はどうやらセンター浴槽と三角屋根に
並々ならぬ安心感を感じます。。
三角屋根は実家はじめ雪国の定番だからかもしれないです。
センター浴槽は、みんなで輪になる安心感があるかもしれないです。
そんな個人的ツボに、やわらかな日差し。。幸せでした。


浴場越しで父を呼ぶ。脱衣所でも奥様が、「娘さんおわりましたよ」と丁寧でした。


あたたかい銭湯だなぁ、
としみじみ思いました。
また来たいなとも思いました。

郷愁を越えたなにかがここにあります。
やはり運河のある港町の
一番古い銭湯は風情が半端ないです。。

お近くの方、また札幌小樽に起こしの方は是非是非。

やすこ。