銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【イベント】北千住の銭湯展

2016-08-27 16:26:11 | 銭湯情報
〜観る銭湯+行く銭湯〜

町田忍さん、ハンコ作家の廣瀬十四三さん、また美大生の方々の銭湯に関するデザインが展示された
「北千住の銭湯展」に行って参りました。

昨日8/27までだったので、
展示会自体は終わってしまったのですが
とても良い展示だったのでご紹介。

まず、この展示会は
アートスペース「ココノカ」
という学生さん主体のアートスペースでの天井で、
古民家を改築しただけあり、
高い天井や梁がとても良い雰囲気を持つ空間でした。
銭湯の天井にふさわしい場所ですね。




〜町田忍さんのモノクロ銭湯〜
町田さんのモノクロ銭湯絵は、
たまにFacebookで拝見していましたが
生で観るとより丁寧で細やかでした。
銭湯を愛する人からこそ描けるのだなと思わずにいられない、細かなヒビや質感は感動しました。

写真以上に伝わる絵を、観れて良かった。


〜廣瀬十四三さんのハンコ〜
ハンコだけではなく、
ハンコの土台が展示されていて
そちらも興味深く拝見しました。

驚いたのはお遍路スタンプは、
浴場によってはパーツ毎に分けて製作されているということ。
途中でレイアウトや見せるモノが変わり、パーツの組み替えができた方が柔軟性があるデザインができるそうです。
改めて、きめ細かい、緻密で愛のある作品 たちだなと思いました。

*廣瀬十四三さんのスタンプは、東京の浴場組合が運営する銭湯のスタンプラリーはじめ、全国の浴場で最近取り入れ始められているイラスト付きスタンプです。
例えば写真のように、文字だけのハンコよりも、十四三さんスタンプのところは後からでもその浴場の特徴や魅力を鮮やかに思い出すことができます。素敵でしょ!



〜美大生さんによる、銭湯をイメージした手ぬぐいデザイン〜
今回ご協力いただいた浴場に対し、
美大生の方が各浴場のイメージを
暖簾と手ぬぐいにデザインを落とし込んだものが展示されていました。

暖簾は写真のみで、各軒先に垂れ下がっているそう。
街が美術館とはまさにそのことですね。

私は手ぬぐい、こちら梅の湯さんのイメージ手ぬぐいを購入。

梅の湯さんをイメージして草木染めをしたそうです。
プリントの他の手ぬぐいも素敵なデザインばかりでしたが、
作り方自体に銭湯のコンセプトを込めるってすごく大事な姿勢ですよね。

ちなみに私が購入したのは、マリーゴールドで染めたそうです。
淡い色合い、心があたたかになります。。



***銭湯はお湯やスペースの迫力がある空間ですが、やっぱり繊細な細やかさ、美しさがあるもの。
改めて、それに気づかせてくれるような素晴らしい展示でした。

また、手ぬぐいには、今回の展示に協力いただいた銭湯の半額チケットが!

銭湯に観るだけではなく、入るところまでつなげているアート、素晴らしい企画ですよね。

いろいろガイドしてくださった
十四三さん、ありがとうございました。


やすこ。