川柳 穴埋め問題

対比の妙

おとうふはさいの目　○はみじん切り　　　　　
まだ伸びるパンツの△△とアフリカの飢餓　　　　
光り合うのは仏の群れか○の群れか　　　　　　　
鮎も○も悲しい性で遡上する　　　　　　　　　
馬の恥○の恥と囃される　　　　　　　　　　　
良心のくずれる音と○の音　　　　　　　　　　

自選句

行列の武者が手を振る春祭り
ケータイを買って時代に追いすがる
逆らってだんだんついてくる目鼻
岡田史郎

公民館祭り（続）

駆け込むと医者が耳垢とってくれ
耳の下が痛かった後で、耳が聞こえなくなったため、突発性難聴かと思い、急いで医者へ駆け込んだ。
ところが、耳垢が詰まっていますということで、耳垢をとって、「ハイ終わり」となった。
いつも耳垢はとっていたけれど、耳垢をとる道具が悪かったために、奥の方の耳垢を、逆に押し込んでいたようだ。
難聴でなくてよかった。

展示川柳

頂上をめざす気概のかたつむり
　　　　　　　　　　　　　 山

(寸評)
万里の長城まで蝸牛は何年かかるのだろうか。
もしかしたら辿り着けないかもしれない。
それでもファイトを見習いたい。

柳誌

古稀過ぎて挑んだ脳の開墾地