竹村整骨院

院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康までノンジャンルでかきつづります。  
院長プロフィール
坐骨神経痛でお悩みの方へ
坐骨神経痛以外でお悩みの方へ
交通事故でお悩みの方へ
院内設備
当院のご案内
竹村整骨院
〒197-0804
東京都あきる野市秋川2-18-19
TEL/FAX:042-550-2321


「時の流れと空の色に何も望みはしないように」

一般的な目で見て「この人は幸せではないな~」と判断されがちな人というのがいる。

例えば言動や行動が悲観的でコンプレックスの塊みたいな人。


まぁ逃げで一般的とは言ったが、それを連想してこうやって挙げたのは院長だし

院長が、幸せではなさそうだ、と判断する人物像であることも間違いない。


ただコンプレックスは人を奮い立たせるし、それをバネに成長するのはもしかしたら

人の本来の姿なのかもしれないが、それが逃げ道になって本来の問題を

隠すこともあるだろうって思ってます。

そこにはまり込んで抜け出せなくなるのはおそらく不幸です。


院長は今の仕事に就こうと考える前には、就職するには一応なにかの資格は

必要なんじゃないかと思って英会話なんぞに通った時期もありました。

※結局その英会話で身についたフレーズは

「ハウメニ ピーポー ドゥーユーシー インディス ピクチャー

 (この絵には人が何人いますか?)」というフレーズだけだった。


当時は英会話スクールが全盛で、メディアもこぞって英会話の重要性を謳っていたし

学生たちは英語(特に会話)にコンプレックスがあったので克服しなくてはいけないような

風潮があったのは事実です。

院長もまんまと流された一人。


例えば英会話を習う人って「こうなりたい自分」のイメージがぼんやりとある人

なんだと思うのです。

英語がしゃべれれば、就職に有利なのは当然として、いろんな国の人と

いろんなコミュニケーションをとれたり、なによりかっこいいじゃないですか。

華やかな立食パーティーみたいな場所で、輪の中心となってジョークも交えながら

会話を楽しんでる自分・・・

ビジネス街をコツコツと靴音を鳴らして英語で電話しながら、すれ違う外人に

「ハーーイ」なんて言ってハイタッチ・・

そんなドラマの中みたいな登場人物をぼんやりと夢見る。

「ハウメニ ピーポー ドゥーユーシー」のくせに。


でもそんななりたい自分になれていないのは英会話が喋れないからじゃないのです。

だって日本人だけのパーティーでも隅っこで数人で固まってるような自分ですよ?

英語が喋れたらオメーがどう変わるってんだ!?

そもそもなんで英語なんて習ってんだ?

やりたい仕事も無いのに、煽られて英語なんか習って、英語さえ出来れば

きっとなりたい自分になれるって思ってた。

が、比較的早く「それはアホなことでは?」と気づいた。


でも気づかなかったら、今、なんだか上手くいってないのは自分の英会話の

スキルが足らないからだ!と逃げるかもしれない。

英検で1級持ってないと話にならないとか、TOEFLで何点以上が

自分の人生がこれから上手くまわっていくことの最低条件だ!とか。

もっと見るべき点があるかもしれないのに、コンプレックスの克服っていう

思考に逃げる。


例えば背が低い男が彼女が出来なくて悩んでる。

学歴が低いから結婚できないって男が悩んでる。

女の子が彼氏が出来なくて、それを自分の太い(と思ってる)足のせいだと思って悩んでる。


克服できるものならそう努力するのも否定しないけど、でもそれって

幸せになりたいからそうするんでしょ?

なりたい自分になれれば幸せになれるって思ってるからコンプレックスは

克服するべきものだと言うんでしょ?


自分にないものを努力して獲得したらその人は幸せになれるのかな?

なりたい自分になれたらきちんと幸せが待っているのかな?


それは今の自分を「幸せだ」と思えていないから何かを求めるんじゃないか。


で、今の自分を幸せだと思えないのは今自分が持っているものが粗末で、

もっといいものがある、と信じているからだと思う。

あるかもしんないけどさ、多分無いよ、そんなもん。


今もっているものの中で幸せを感じられないのであれば、持っているものが

変わったって、その時は求めるものが上がるんだから結局同じだよ。

どんなにレベルが上がったって、アリアハンを出たら楽じゃなくなる。

あんなに覚えたがっていたイオナズンも覚えた頃には、それがあんまり

効かない敵ばっかりになってくる。


まずは手元にあるもので幸せを求めるべきだと院長は思います。

努力は必要なんだけどさ、方法論は学校で習った一つだけじゃないってこと。


上昇指向の強い同年代の人間と意見が合わないのはここらへんの考えが

徹底的に違うからでしょう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

     

XML
 
| 院長プロフィール | 診療科目 | お悩みの方へ | 院内設備 | 診療のご案内 | お問合わせ・地図 |
 
竹村整骨院