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正しいスピンオフに必要なのは作品愛

2018年03月01日 | いろいろレビュー
アニメも良い感じで
全国の野郎どもを悶絶させている『からかい上手の高木さん』

そして良く言えば『時流に乗って』
悪く言えば『金の臭いを嗅ぎつけて』
やってくるのがコラボという名の便乗商法です。

また、
スピンオフ=番外編というのもよく出ます。

ただ、この高木さんムーブメントが今までの
テ◯フォーマーズのような原作の足を引っ張った末の黒歴史化するようなものではなく、
原作ファンに嬉しい、作品愛にあふれたものになっているのです。

まずはこちら

『あしたは土曜日』
本編にもよく登場する
生真面目な学級委員のユカリ・ちょっと抜けてて幼いけど、料理上手で元気なミナ・スポーツ万能のサナエの3人組のゆる~い日常です。
こちらは著者が同じなので作風や絵柄は全く違和感なく入って行けます。

そして3人組のユカリにスポットを当てた

『恋に恋するユカリちゃん』
こちらは思春期の女の子にありがちな少し背伸びして将来の事を考えてみたり、
「友達と恋バナがしたい・・・でもこいつらとじゃ(笑)」って唸ってみたり。
3人組の意外な一面も見えたりと、同じ世界観を広げて楽しめます。

更にこちらは
高木さんと西方君のその後を描いた

『からかい上手の・元・高木さん』
2人がめでたく結婚して、可愛い娘のちーちゃんを主軸にほのぼのホームコメディが展開します(笑)
こちらも絵は同系統ですし、優しい雰囲気になれる空気感も同じ方向を向いてる感じがします。

人によって賛否はあると思いますが、
キャラクターを掘り下げて新しい魅力を発見できたり、
世界観そのものを広げてくれるスピンオフは大歓迎だと思います。

もちろん絵やストーリーの技術は当然です。

これだけ周囲も作品愛を感じるスピンオフで裾野が広がっているのですから
よくあるキャストありきの実写化だけは勘弁していただきたいものです