内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

情報には必ずフィルターがかかっている、意図しているいないに関わらずです。

2017年09月02日 | 雑談
最近、ジャズ界の大御所が中学生に往復ビンタしたって報道がされましたね。
やはりというかなんというか、体罰全否定の人達はここぞとばかりに大攻勢でした。

ところがその後、ビンタされた本人もその親御さんも、むしろこっちの方が悪かったと謝罪したというニューズが出たり、
「いやいやそもそもジャズというものは」というジャズ論にまで発展したりしてますが、炎上ネタで感じるのは
正義感や義憤から始まったものはだいたい自説を通すための神輿にされるってことです。

とはいえ、そういうネタをブログにする僕も
神輿を担ぐ一人ですが

さて
テレビは新聞、週刊誌といったゴシップ物から政府広報のようなお堅いものまで、
世に出る情報というのは必ず発信者の意図が含まれています。

つまりそれによって受信者にどんな影響を与えたいか、です。

これは意図している場合もあれば、
意図せずに効果を生んでしまうこともあります。

そして、意図されたものが出回った時点で100%真実ではなくなるということです。

たとえば、
僕も持っている行政書士という資格ですが、
人気の資格なので受験者も多いです。
しかし一応難関資格という位置づけになっていて
僕が合格した平成18年度の合格率は4.8%、ちなみに最近は10%以上です。

・・・この時点でなんだか『僕って結構難しい時期に合格したんですよ』というちょっとした自慢が見え隠れしてしまいますが、
そういう意図ではなく、本来不要な最近の合格率を書く=文字の書き方ひとつでフィルターがかかるという演出と思って下さい

さてさて、
合格率4.8%の試験で受験者が何人いるかというと70000人くらい、合格者が3300人くらいです。
これだけで見ると確かに70000人の受験者数のうち3300人合格なら合格率の数字としては正しいです。
ちなみにこの数字は行政書士試験センターも出している公的な数字ですので
単なる『事実の公表』であってそこには特段の意図はありません。

しかしこの数字だけを見たら「70000人受けて66700人が落ちるなんて・・・なんて難しい試験なんだ」と思ってしまいます。

ですが、申込者数は実は88000人もいるのです。
行政書士試験は簡単に取れる資格ということで資格試験の予備校も謳っていますので、気軽に申し込む人は多いです。
しかしそういう人は勉強の中で諦めたり、申し込んだこと自体を忘れていたりするので試験会場に来ません。
もちろん病気や事故などでどうしても来れなかった人もいるとは思います。

でも自分の意思で来なかった人は、いわゆる試合放棄で
僕が受験した会場でも空席が目立ちました。

そして予備校などに行って感じるのは本気で勉強している人の比率です。
これはどう甘めに見積もっても1~2割くらいです。

でもこれは特におかしな数字ではなく
これが例えば『プロになりたい』といってジムに入門した人で
本当にプロになれる練習をしている比率もやっぱり1~2割だと思います。

ということは受験者の中で本気で受験してるのは7000~14000人ということになり、本当の合格率は23~47%くらいになります。
けっこう高いですよね?

雑誌、新聞、ニュースなどには『売りたい』というフィルターを通して社会に流されます。
それは『知りたい』『同調したい』『利用したい』人によって目的は様々ですが
都合や目的と化学反応を起こした情報が受信側の脳に届きます。

真実に触れられない情報だからこそ、
全体像に触れられるか、あるいは信頼できるところからの情報かで判断すべきだと思います。

コピーと同じで先に行くほど本当の姿からはかけ離れてしまうのですから

運転免許取消処分の回避&軽減が専門の内村特殊法務事務所
代表:行政書士:内村世己
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