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格闘技の興業について、ちょっと苦言

2014年04月14日 | 格闘技とかスポーツとか
昨日は同期のプロ格闘家
サワケンの試合を見に行きました。

そこで感じたことがありました。

なんで昨日一気に書かなかったのかというと
昨日はいい話、
こっちは良くない話なので分けときたかったという事です。


今回見に行ったZSTですが
ひたすらガチでほとんど色気のない修斗とはやや違ってて
多少エンタメ風味というか
試合はもちろんガチなんですけど選手の入場の持ち時間みたいなのが多少あって
入場時のパフォーマンスも出来たりします。

そういうのは選手のモチベーションも上がると思うし
お客さんも楽しめるので良いと思います。

ただその一方
緩んじゃいけないところを緩めていたような点もありました。

全体の中盤くらいでとある選手の入場時
煽り映像は流れるものの、肝心の選手が出てきません。
すると場内アナウンス
何でもその選手は行方不明で連絡が取れなくなってしまっているとのこと、
主催者側も当日の午後6時まで連絡を待ってみたものの結局本人は現れず・・・

で、
普通なら試合も中止になるところですが
なんと逃亡した選手の所属道場の代表(館長?)が代わりに出場するとのこと・・・

いや、
意味分かってるのかな?

なんか対戦相手側とも協議したって言うけど
相手は試合したいんだし、館長側が「大丈夫です」っていうんなら
少なからず準備は出来てると思うはず、
まぁそれが武道だっていう考え方もあるし・・・

それが本当に【常在戦場の心意気で準備万端に仕上げている館長が武道家として弟子の不始末を付けに来た】
なら全然OKです。

しかしリングに上がった館長は
一応それなりに仕上げてきているように見えるが
あくまでも【日常の延長】にしか見えない。

それでももしかしたら達人の技みたいなのを披露してくれるのかと一縷の期待というか願望を持って見ていたものの
特に何もできずにKO負け・・・
最後は相手の方もなんか気を使ってるようなパウンドでしたよ(´Д⊂ヽ

さて
これが初めから仕組まれてたネタなら
倫理的に問題はあっても、責任論でいえば興業の一形態として1億歩譲ってありだと思います。

ですが
それも含めてガチだったなら
個人的には大失態だったと思います。

逃亡した側は
興業に穴をあけているのですから責任を感じています
そこで「出るか?」と聞かれれば「NO」とは言えません。

対戦相手も同様です
試合したいんですから相手が良いって言ってるんなら断る道理はありません。

しかし
1時間くらい前に突然プロのリングで試合するってどうでしょう?
もちろんその館長もプロフィールは知りませんが十分な経験はあると思います。

ですが、
そもそもある階級の試合に出る選手は本来の体重ははるかに重いです。
ということは当日突然体重を合わせた相手に比べると軽量級でも10キロ近い体重差がある場合だってあります。

もちろん
気持ちの準備などもあるでしょう。
練習という意味の準備だってあるでしょう。

試合を見た感じでは
正直なところ代理の館長が正しい練習や準備をしてきたとは思えません。

選手は命懸けで戦ってるんですから
主催者側は、俗な言い方をすれば『死んでしまう、あるいは障害が残るリスクを最小限にする責任』があると思うんですよ。

1試合の盛り上がりの為に出場選手の安全を後回しにできるような興業であってはならないと思います。

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