駅構内今昔物語

先日東京駅に行ったところ
なんと自動販売機がスマホになってますよ。

意味が分からない？
おりゃ

どうやらこないだテレビで出てた
「目の前に立っている人を判断してお勧めの商品を表示する自販機」のようです。
なんかおすすめマークの点灯も微笑ましいです。

特に何も買いませんでしたが・・・

さて
駅といえば困るのが急にUNKOがしたくなった時です。
もちろん目的地まで我慢ができればそれもまたよしなんですが
お客様の所に行った第一声が「UNKOさせて」では法律職の威厳も何もあったものではありません。

ましてや
中途半端に粘度の高いUNKOで便器にウン筋など付けてしまった日にゃ顧問契約も解除されようってなもんですよ

そこで
仕方なく駅のトイレに向かいます。
しかし今日の僕の予定では事務所に戻ってからのUNKOでしたのでトイレ紙は持ち合わせていません。

キオスクか駅中コンビニでトイレ使用可のティッシュでも買うか考えていると
トイレ入り口の自販機が目に入りました。

・・・

金儲けをしたければ足元を見ろとはよく言ったもので
どうですか、この勝ち誇った顔は・・・

まさに「あ、使えんの100円玉だけね、嫌ならいいよ漏らしちまえよ」と言わんばかりの風貌です。

一瞬迷います
キオスクやコンビニでもティッシュは売ってるでしょう。
しかし絶対にあるかと問われれば１００％とは言い切れません。

しかし今目の前にある自販機には
売り切れサインが表示されていないのでほぼ確実に在庫はあるでしょう。

おそらく値段も同じくらいでしょう。

しかし
ここで買うということ自体が
なんだか無計画な敗北感のようにも感じるのです。

で、
人間ってやつは極限状態に近づくと
全く関係ないことを考えてしまうもので
・・・そういえばこの自販機のレバー、昔あった【コスモス】と構造はそっくりだよな・・・
・・・そういばティッシュって袋から出してそのまま使うと真ん中の所が薄い折り方だから一回広げており直さないと指が貫通するかもな・・・
・・・そういえばこの自販機でティッシュ買ってるサラリーマンとか見たことないな・・・
・・・そういえばこれってどんなティッシュが何枚組で出てくるんだ？・・・
・・・足りなかったら途中でここまで戻ってくることは不可能だな・・・

そんなことに思いを巡らせていると
UNKOの波が引いてきたので

「ふ、今日は俺の勝ち、と言いたいところだが
懐かしい思い出も見させてもらったし、この勝負ひとまずは分けておこう」と目的地に向かって颯爽と駆け出しました。

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