内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

どうしてもこれだけは言いたかったので急遽書く!

2011年12月31日 | 格闘技とかスポーツとか
今年の大晦日も格闘技イベントが華やかだ
直接手を合わせている知人も出場するので思い入れもひとしおの試合も多々あるのだが、

いつも思うのはメディアのあり方だ
数年前には完全に決まった試合を美談に仕立て上げようとしてリング禍直前まで行ったものとかもあった。

そこで僕が感じたのは
命がけの選手や
そこに至るまでの周りの思いを
使い捨ての金儲けグッズとしか見ていない浅はかさだ、

しかし
身体の危険性についてはセコンドがタオルを投げるなり
適正な間隔でなければオファーは受けない
健康管理に気をつけるなど
多少なりとも対処のしようはある

しかし
今回思ったのは本来日本人が持っておくべき武道観というか死生観というか

尊厳を傷つける行為だと感じた。

折りしも
頭の足りないテレビが外国の王族を茶化したモノマネを披露したとかで叩かれているというのに・・・

仕事中の休憩中
テレビでボクシングを見ていました。

井岡一翔選手が完璧な試合でKO勝ちして王座を防衛しました。

ところが
その中継は色んなスポーツ選手を勝手に表彰するという番組の一部だったようです。

会場のモニターには大御所お笑い芸人が現れ井岡選手に対して表彰状を読み上げました。

それだけならまだ良かったんですが・・・

隣にはゲストとして世界のカンムリワシこと具志堅用高氏
いきなり表彰状の読み上げを振られたのか
具志堅氏は少し慌てていました
すると
ピコピコハンマーで頭を小突いているのですよ。

そりゃね
具志堅氏は今はタレント活動もしているでしょう。

ですがね
ボクシングの会場に大写しでそんな映像を写すっていうのは
歴史に残る伝説のチャンピオンに対して
余りに不敬極まりないとは思いませんか?

他のバラエティなら1億歩譲って【仕事】といえるでしょう

ですが、
僕の考えとしては
『その場所でその行為は絶対にやってはいけないこと』
だと思うんですよ。

チャンピオンが賞賛されるのは
才能や努力で身に付けた人ならざる領域の強さに対してですよ
だから横綱というのは現人神として扱われるのでしょう。

ましてや伝説にまでなっている存在であれば
すくなくとも伝説を作った舞台で貶める事など出来ようはずはありません。

また、
テレビの放送だけならまだしも
チャンピオンを見下ろす位置から上から目線の表彰のように見えたのは、
穿った見方かもしれませんがいただけません。

あの場所において
チャンピオンというのは全ての面で最上位者として扱われなければならないと思います。

メディアの露出でいろんな人がいきなり頂点に近い試合を目にできるようになりましたが
そこに至るまでに数多の選手たちが大変な思いを積み重ねてるんですよ、

見る側の人たちは
チャンピオンやタイトルマッチを身近に感じる事で勝手に親しみを持つ一方で
アマチュアやデビュー間際の選手たちを『自分たちより下』として見ているように感じます

僕は格闘技バブルが弾けたきっかけは
競技そのものに対する敬意や尊厳を見失ってしまっているからだと思います。

何で読んだか聞いたか忘れましたが
欲しい物の99%以上は金で買えるかもしれませんが
残りの1%未満の中にこそ本当に大切な物が入ってるんじゃないですかね・・・

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