そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

自家製粉ノ蕎麦ヲ打つ

2015年11月09日 | 蕎麦打ち

播種から始まって、製粉まで、長い道のりでした。とは言いつつ、

今年は、都合2kgとチョットのそば粉しかできなかったので、気が楽です。

粉はしっとりとして十割でも繋がりそうですが、そこは井月庵。いつも通りの二八です

粉の状態では星も目立ちませんが、

こねてみると

結構、星があります。と、いうか満天の星だらけ?

ヌカル蕎麦を目指してスケベ根性でソバの実を余すところなく(言い過ぎ)製粉した結果です。

新蕎麦の香りを十分に味わいたくて、冷たいお蕎麦用の細打ちにしました。

ホントは寒いのであったかい蕎麦が恋しかったのですが、じっと我慢。

とはいかず、フワトロ蕎麦がきを作りました。

ふわとろ等というと聞こえがいいですが、実のところ、そば粉50gに通常は100g程度の水で作るそばがきが

食べずらいと不評のため、5倍の250g位の水で溶いて、レンジでチンしただけです。

 

お蕎麦は嫁さんに茹でてもらいました。

チョット細すぎましたが、まあまあの味

しかし、例年通り、「苦労した割に涙が出る位美味しくも無い」というところです。

先週の製粉業者から購入したそば粉の方が「食べると食欲が湧く」「いくらでも食べれる」お蕎麦でした。ガク

「カラはくいもんじゃぁない」と言われていますが、喰えるか食えないか、旨いか不味いか。

やって見なくちゃ判らない。 小花額実験 汗)

 

 

駿府匠宿のそば祭りのチラシがあったので、頼まれもしないのに、勝手に貼っときます。

http://blogs.yahoo.co.jp/taka2005m2000/archive/2015/11/4

お勧めのイベントです。

5、6種類くらいの名店の蕎麦を食べ比べるのも良し、蕎麦打ち体験するも良し、そば打ち道具をあれこれ購入するも良し、名人・上手の蕎麦打ちを目を皿にして観るも良し。

 


蕎麦の製粉 その2

2015年11月05日 | 日記

一昨日の缶の日本酒 「原酒」が残っていたのをレイゾーコから発見。

(昨日の事なのに・・)

焼きさんまと、野菜の煮物で一杯やった後、隣に住むばあちゃんの夕飯が、蕎麦がだったことを思い出し、

天ぷらをもらって、天ぷら蕎麦で締め。

夕飯後は、懸案事項であった、歩留り75%に対する甘皮の第2回目の製粉

20目のフルイで振るって

鬼がらはこんな状態になりました。

なんか、まくらみたいで触ってると気持ちいい。

甘皮を挽いてみると、250gになりました。

おお!計算通り!!と言いたいところですが、辺りは粉だらけ!?

1回目のものと、合わせて、60目で篩ったら、1kg位が残ってしまいました。

60目のフルイにこだわっている訳ではありませんが、粗挽き蕎麦は何回か体験していますので、今回は

「とにかくヌカル田舎蕎麦!!」を目指して3度目の製粉に突入です。

 

ここで、時計が12時を打ったので、時間切れ。 また明日。

2kg程度をいつまで掛かって製粉しているんだと怒られそうです・・・・

今回の経験から、玄蕎麦を剥き実にすると重量は大体75%になるという事でしょうか。

廻りは粉だらけですが・・・

 

 


新そばで遊ぶ

2015年11月04日 | 日記

11月3日(火)

朝から、石臼を家庭用のウォータージェットで水洗い。

今まで、下臼に取っ手が無かったので、サンダーで下臼の側面に切れ込みを2か所入れました。

これが、かなり重くて、運ぶだけで一苦労です。

その間、別の手で脱穀したソバを水洗いします。

綺麗に見えても、水洗いすると、茶色い泥水と細かいゴミ(枯葉、茎等)が出ます。

木枠の網戸みたいなのに広げて、表面を乾燥させます。

日の当たるとこに干して、表面が乾いたらOK

湿度14~15%!?なんて 気にしません。 (大丈夫なのか)

夕暮れ前に、取り込んで、計量したら、3.64kgでした。

3kgは、1kg毎に分けて製粉します。

0.64kgは来年の種にします。

外の冷蔵庫に入れて終了。

 

ソバが乾くまでの間に、北海道産の新そば粉 を2-8で1.25kg打ちました。

夕飯前に、先日いただいた、鮎の甘露煮を肴に一杯

ニシン蕎麦ならぬ、アユ蕎麦なんてのを夢想しつつ・・・

ブランク、2か月の手打ちの割には、まあまあの出来。

最近、発売された、缶入りの「原酒」 を飲み比べました。

精米歩合が50%(大吟醸)の綺麗な感じのお酒と

70%のコクのあるお酒の2種類です。

 

両方とも、割り水はしていないらしいけど、醸造アルコールが添加されています

「原酒」と聞くと、斗びん取りとか、中搾りとか頭に浮かびますが・・・・まあ、井月庵にとってはどうでもいいことかも。

 

食後は、酔いも醒める製粉作業の始まりです。

飯台の下に開いた穴から、玄蕎麦のまま、石臼で。

テレビを見ながらなんて優雅なことをしていると、3kgは挽けません。

でも、8時から11時近くまでかかりました。

 

一回目の歩留りは67% (2kg)

製粉歩合75%だとすると250g足りない。

この後、甘皮を振るって挽くかどうかの思案をしています。田舎蕎麦なのでインパクト重視もありかと・・・

すごい、肉体労働でした。

昨年は、年老いた母が、製粉していた訳ですが、改めて食欲の成せる技の威力を知りました。

(そういう感想でいいのか?)

 

周辺にこぼれたり、飛び散った粉は廃棄なのですが集めると30~50g位・・・

2kgを60目で振るうと更に製粉することになりますが・・・・また目減りする。