そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

新そばで遊ぶ

2015年11月04日 | 日記

11月3日(火)

朝から、石臼を家庭用のウォータージェットで水洗い。

今まで、下臼に取っ手が無かったので、サンダーで下臼の側面に切れ込みを2か所入れました。

これが、かなり重くて、運ぶだけで一苦労です。

その間、別の手で脱穀したソバを水洗いします。

綺麗に見えても、水洗いすると、茶色い泥水と細かいゴミ(枯葉、茎等)が出ます。

木枠の網戸みたいなのに広げて、表面を乾燥させます。

日の当たるとこに干して、表面が乾いたらOK

湿度14~15%!?なんて 気にしません。 (大丈夫なのか)

夕暮れ前に、取り込んで、計量したら、3.64kgでした。

3kgは、1kg毎に分けて製粉します。

0.64kgは来年の種にします。

外の冷蔵庫に入れて終了。

 

ソバが乾くまでの間に、北海道産の新そば粉 を2-8で1.25kg打ちました。

夕飯前に、先日いただいた、鮎の甘露煮を肴に一杯

ニシン蕎麦ならぬ、アユ蕎麦なんてのを夢想しつつ・・・

ブランク、2か月の手打ちの割には、まあまあの出来。

最近、発売された、缶入りの「原酒」 を飲み比べました。

精米歩合が50%(大吟醸)の綺麗な感じのお酒と

70%のコクのあるお酒の2種類です。

 

両方とも、割り水はしていないらしいけど、醸造アルコールが添加されています

「原酒」と聞くと、斗びん取りとか、中搾りとか頭に浮かびますが・・・・まあ、井月庵にとってはどうでもいいことかも。

 

食後は、酔いも醒める製粉作業の始まりです。

飯台の下に開いた穴から、玄蕎麦のまま、石臼で。

テレビを見ながらなんて優雅なことをしていると、3kgは挽けません。

でも、8時から11時近くまでかかりました。

 

一回目の歩留りは67% (2kg)

製粉歩合75%だとすると250g足りない。

この後、甘皮を振るって挽くかどうかの思案をしています。田舎蕎麦なのでインパクト重視もありかと・・・

すごい、肉体労働でした。

昨年は、年老いた母が、製粉していた訳ですが、改めて食欲の成せる技の威力を知りました。

(そういう感想でいいのか?)

 

周辺にこぼれたり、飛び散った粉は廃棄なのですが集めると30~50g位・・・

2kgを60目で振るうと更に製粉することになりますが・・・・また目減りする。