そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

静岡そばの旅

2015年12月12日 | 蕎麦行脚

12月10日(木)

仕事で静岡県の御前崎に行きました。

きりきり仕事をしたおかげと、助っ人に恵まれて、1日かがりのはずが、1時には完了。

さて、遅い昼飯にするかと。 普通であれば海に向かって車を走らせる訳ですが(海鮮市場が有名)、井月庵は「ぐるナビ」で蕎麦屋を検索。

「ぐるナビ」等の功罪も何かと言われますが、知らない街でお店を探すには、重宝です。

 

ここがよかろうと「ぐるナビ」とカンで検索されたのが

「手打ち蕎麦 くにえだ」

(掛川市だった。)

お店の佇まいは、自宅改造のお蕎麦屋さん、趣味が高じて蕎麦屋を始めたオーラを感じます。

1時半ごろでしたが、先客の団体さん8人ほどが掘りごたつの・・リビングにおられました。

井月庵は奥の床の間に一人で座って、待つことしばし。

現れました親爺さんは誠に丁寧にメニューを説明してくれます。(ムム、この熱意!当りの店か!!)

 

しばし考えて、では、「くるみせいろ」と「かけ」の2品をいただくこととしました。

団体さんも腰を上げて、「ごちそうさま」

あとは、親爺と井月庵のみ

まずは「くるみせいろ」

おお、いつもの通り、写真撮る前に箸を割って、「いただきます」しちゃってる。

クルミたれと調整の辛汁がすこし付いてる。

ホント言うと辛汁も味わいたくて悩んでたので、辛汁がもう少しいただけると嬉しかったのですが、ここは後の蕎麦湯を楽しみにクルミたれのみで頂きました。

最近、和胡桃の濃い味を知ってしまったため、クルミたれは甘く、さっぱりとした味わい。

 

お!?これ、もしかして、家に帰って「ゴマダレドレシング」で試してみるのもありかも等と考えつつ・・

厨房から、蕎麦屋の親爺さんの楽しげなハナ歌が聞こえてくる。

もうすぐ、2時で、お客は私一人。蕎麦屋の親爺が楽しそうに作ってる蕎麦

こんな蕎麦が美味くない訳がない。

食べ終わるのを見計らって、かけそばの登場です。

すみません、これは写真撮る前に食べちゃってます。m(__)m

我慢できないんですね。

食べ終わって、玄関先で、親爺さんと言葉を交わすと・・・

 

そこから、始まった蕎麦談義は半時となりました。 いい店見つけちゃった。

(クルミたれの試行錯誤とか、道具の揃えとか、ソバ栽培とか考え抜かれてこだわってることも解りました。)

家に帰って静岡県の蕎麦屋ガイド本を4、5冊くくって見たけど載ってない。

やった!ガイド本より先を越した。でも「待て待て、孔明の罠だ」じゃない、「そばなび」とかに載ってるとかいってたなぁ~

このほかに、月の初めの一週間は「変わりさらしな蕎麦」を合い盛で提供されるとのこと。

趣味が高じて蕎麦屋をやってる。当に「リアル牧野玄太郎」を発見しました。

http://sobakuni.com/  お店のHP(勝手に貼ってごめんなさい)

親爺さん一人でやってる趣味蕎麦感なのでホントは教えたくない。でも、井月庵のブログなんて見てる人少ないからまあ、関係ないか?

 

 

昨日、あんだけ蕎麦を食べたのに、翌日の夕飯に蕎麦が食べたくなりました。

200gの少量打ちで、十割を作って(こんくらいなら、20分でできる。後片付け入れても30分)などと自慢めいたことを言っておりますが。

件の少量打ちで、加水率考えなしの50%、ゆで時間60秒にして見ましたが、もう10秒くらい茹でてもよさそうな・・

ゴマダレドレッシングでと行きたいところでしたが、あいにく、そんなものはありません。

残念、なのか正解なのか。

楽あれば苦あり。