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そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

静岡のそば打ちイベント

2016年11月01日 | そば祭り・イベント

今月は、催しモノが多いのですが、蕎麦打ち趣味の方にも、蕎麦食い趣味の方にもおすすめしたい地元のイベントは

やはり、これ

駿府匠宿

2016年10月27日

「第8回 駿府そば祭り」

開催期間 11月25日(金)~27日(日)

開催時間 9時30分~16時〔飲食関係は10時から〕

http://www.sunpurakuichi.co.jp/takumi/archives/1354

子供の頃、大工さんや、畳屋さんの仕事をじっと一日中そばで見ていて、少しも飽きなかったように、大人になった今でも名人上手のそば打ちをずっと見ていられる貴重なイベントです。

そば打ち体験をするもよし、名店の自慢の蕎麦を食べ比べるのもよし、そば打ち道具を購入するのもよし、静岡のお茶屋、鰹節、おでん、たい焼き等に走るも良し。

 

オクシズに少しずつ秋の気配がやってきました。

井月庵のソバ畑について、ばあちゃんが、「もう、みんな落ちちゃってるよ。すぐに刈りな」とのこと。

しかし、今年は文化祭の役員もあるし、やっぱり、11月3日の祝日(播種から69日)か11月13日(播種から79日目)のいずれかしかない。

当初の予定通り13日にしたい。もともと、今年の実りがイマイチなので今更右往左往するつもりもないが。

怖くて畑を見に行けないが・・・脱粒よりも完熟を考えると13日なのだろうか?

 


第1回 静岡はしご蕎麦に行く

2016年10月30日 | そば祭り・イベント

10月30日(日)静岡の街はハロウィンで仮装した親子連れが大勢いました。

小学生低学年くらいの子供たちが仮装して、マップを持った母親と一緒に商店街のあちこちを回っていました。

そんな中、井月庵と嫁は件のはしご蕎麦のマップを持って、一日歩き廻ることとなりました。

 

お蕎麦屋さんの開店時間が、11時と11時半の2通りあり、まずは、11時開店のお蕎麦屋さんに行きました。

11時5分頃に初めの目的地に行ってみると、すでに10人位の行列ができていました。井月庵の後ろに並んだお客さんは、「なんで早く来たのに、こんなに並んでいるの?いったい何が!??」と訳を知っても少し戸惑っていました。

当初の予定では、2人で半分ずついただいて、何とは12件などと考えていましたが、やっぱり、そんなことはどだい無理な話で、2人席に案内されて、1人だけ注文とは、行列が出来ているだけに、できるはずもありません。実は、出がけに、嫁と

「行きたいお店を3軒くらいにして、2人で1セットづついただこう」ということにしていました。

嫁は、余りお酒を飲まないのですが、「お茶とお酒のどちら?」と聞かれれば、「じゃあお酒を」と言ってしまうのですが、お酒の方が単価が高いと思う至って庶民的発想です。

2口ほどなめて、結局、井月庵が、残りを頂くので私としては誠にありがたいことになります。

小盛のお蕎麦といっても、静岡のお蕎麦なので、3口でという量ではありません。十分に味わえる量5,6口分ぐらいありました。

蕎麦湯までいただくと、1件目にして十分におなかが落ち着いてしまいました。

11時40分くらいにお店を出て、つぎは・・・

 

歩いて1,2分のところにあるイタリアレストラン。

 

こんなイベントでもなければ、井月庵が絶対足を踏み入れないんじゃないかと思われるお店に行きました。

 飲み物と小皿は、ウスチャトウの焼酎割・・じゃなかった、茶葉の自家製リキュールとサバとジャガイモのトマトソースなんチャラ

メインが、そば粉のニョッキ

たぶん、ジャガイモも一緒に練りこんであるんじゃないかと思える歯触りと甘味で、蕎麦がきをイメージしていたので少し不安もありましたが、嬉しい誤算で美味しくいただけました。

ちょっと落ち着きかけたおなかが、趣向が変わって、別腹となりました。

周りを見ると井月庵と同様な方々が多いようで、一件目のお蕎麦屋さんで見かけた方々がちらほら。

やはり、近くにあるお店に行ってみよう、少し毛色の違うそばも味わってみようと考えることはみんな同じ。

 

さて、腹をこなすため、歩きながら、次の3件目に(というか、バスに乗るのが面倒なので初めから徒歩で廻るつもりでいました)

次は、そば切りで行こうとマップを見ると・・近くの戸隠さんは14:30で休憩に入る、安田屋さんは通し、となると・・ここは戸隠さんで、腹具合によって4軒目をということになりました。

戸隠さんでは、冷やだけでなく、燗もチョイスできました。日が暮れて、寒くなったら断然お燗で行きたいところですが、12時半の陽気でサッパリと冷や

ここで嫁がお酒もおつまみももういらない、「私はせいろでいいよ」と言い出しました。結局、嫁がここにきて1枚を完食できる筈もなく、「さくら」の井月庵のせいろが最後には普通の盛になっていました。

もう、お腹一杯です。4軒目に廻るキャパはありません。

少し歩いて、腹ごなしをして再度考えようということになりました。

青葉通りのベンチで一休みしていると、嫁が抹茶アイス屋さんを発見。

7段階は高いからという理由で、6段階と2段階を2つ買っています。

ああ、甘いものは別腹なんですね。

少しいただくと、6段階でもかなり抹茶の量が多く、後味が完全に抹茶です。井月庵などの無粋者には後で温かいほうじ茶なぞが欲しくなりました。

結局、デザートを頂くと、満腹中枢は完全にスイッチONとなり、この後1時間ほどぶらぶら歩きましたが、足は棒になっても腹は減らず、はしご蕎麦は3軒で終了。

それでも、2件ほど回りましたが、夕方の部のお店や、はしごセットが完売したお店であったため、幸か不幸か、4軒目は諦めることとなりました。

 

これ、11月中に12軒廻って、スタンプを集めようというイベントだよね? 1日で全部ってありえないと思うのだが。ぜひコンプリートした人がいたら、人数くらいは発表してほしいです。

もし1日で12軒だとしたら・・お酒はオプションにして、さくらの蕎麦と小皿だけで5、600円位で、一般客と分けて対応していただいた方が、普通にお蕎麦を楽しみたい方の迷惑にならなくていいんじゃないかなぁ。

まあ、あまり参加者が異常に増えるのは頂けないけど。

ハロウィンと重なったり、来週は大道芸だったり、1、2週間前後してもいいんじゃ・・・

井月庵がとやかく言う筋合いはないのですが、2回目があるとすれば・・・個人的に、自分のペースで、好きなものをはしごすればいいんじゃないかと。ということは、つまり・・・


第11回 どうじ祭り

2016年09月25日 | そば祭り・イベント

9月24日(土曜日)

今週はずっと天候が悪かったが、24日土曜日は慈林寺の『どうじ祭り』でした。

前日からサイポスレーダーの予報やYahoo!の雨雲レーダーをチェックしても、雨が降る事は判っていました。

今までの11年間、天候に恵まれて来たため、雨の中でどうなることかと不安もありましたが、人生経験が井月庵の1.5倍から2倍近い大人の方々は『どうじ』る事なく頼もしいものでした。

お客さんも、大雨の中、例年通り、わんわんサーカスやジャズバンドの生演奏、プロ歌手の生歌、副住職のかくし芸、焼きそば、焼き鳥等を求めて思いのほか、多くの方がご来場くださいました。

本堂では舞踊も行われたのですが、あいにく、井月庵はしっかり見過ごしていました。

それでも、例年よりお客さんが少なかった事もあり、焼きそば班の井月庵はワンカップ片手に写真を撮って回る余裕を得ることができました。

25日(日曜日) 打って変わって、後片付けには最高の朝を迎えました。

8時にお寺に集合して、25、6人でわっと片付けると、9時15分にはかたずけ終了。

びっしり汗をかいて一日のスタートです。でも、今度はちょっと暑すぎないかい。

どこかでセミが鳴いている。


施食会 お盆の始まり

2016年08月07日 | そば祭り・イベント
お寺一同に会する機会は多くないので、施食会と合わせて檀家総会を行います。


曹洞宗の同じ教区のお坊さんが集まり、総勢13人による読経は普段余り信心しない井月庵にも厳かな気持ちになります。

ご詠歌が今も残っている事に驚きます。

井月庵の幼い頃は、今はいない祖母が積極的に活動して居たようですが・・・ご詠歌にも蕎麦打ちと同じく段、級が有るそうで、袈裟の色で解るそうです。
その内、素人蕎麦打ちとでも、前掛けや、和帽子の縁の色等で段を示すように成るかも知れませんね?

いつもは、食事をして、帰るのですが、今年は順番か何かで、檀家衆はお弁当を貰って帰宅と成りました。

嫁も、お手伝いで参加しましたが、片付けの後、女子会??婆会??が行われたようで、15時頃に戻ってきました。
開会式を見逃した!と叫んで居ました。知らんよ。


何故かしら、手持ち花火が恋しくなり、夕食後に行いました。
今時の手持ち花火は40~70秒も燃焼し、色変わりも5色程。
締めは線香花火

第9回 千葉県そば大学に行く

2016年08月01日 | そば祭り・イベント

7月30日(土)

首都では選挙戦の終盤と隅田川の花火が重なって、どえりゃー事になるのかもしれないが、30日の朝から千葉県の京成大久保駅近くの日大生産工の講堂借りて、千葉県のそば大学が行われました。

仕事終わりの金曜の夜に移動することも考えましたが、宿泊費等を考慮すると、片道180Kmとはいえ、車の方が諸々を考慮しても安いだろうという、いたってセコイ思考のもと、夜明けに出発しました。

天気が良く、日中の気温も高くなる予感のする空です。

4時半に出て、のんびり車を走らせましたが、7時半には大学の近くの駐車場に車を止めました。

コンビニでサンドイッチを購入して、8時に講堂にいくと、スタッフの方々が準備をしていました。道具の特設販売コーナーを見たり、いい席を確保したりしていると、あっという間に時間は過ぎて行きました。

午前中は変わり蕎麦のお話しや、麺食の歴史・特に今に息づく、「ほうちょう」という両手を合わせて、お祈りをするかの様に面体をヨリ伸ばす製法は九州とチベット仏教の山岳地帯と現代でも共通しているとの話は衝撃を受けました。

「そばもん」が20巻で完結する時を同じくして、蕎麦の歴史を探訪する話題はインダス-チベット-ガンダーラ-宋-対馬-九州-京都と壮大な旅の講義でした。

昼休みに、大学の外ベンチで、弁当を食べている方に相席をお願いし、今回6回目の参加という方からお話を伺うことができました。

それは、「にんべん」さんが講義された、うす削りの花鰹で、5、6分でだしを取る手法でした。

聞いた話では、1リットルのお湯を沸かして、沸騰したら100ccの水を入れ、続けて、30gの花ガツオを投入し、再沸騰させる。再沸騰したら火を止めて、湯の中で鰹節が鍋の下に落ち着くまで放置する。節が沈んだところで、濾して、1番だしの出しとり完了!

厚削りを30~40分も煮詰めない節の量もリットル当たりだと半分以下。最近は、同好会ではもっぱら、これで出汁を引いているとのことでした。 いいこと聞いた!

 

さて午後は 井名人による解説打ちと、通し打ちの実演を見学しました。解説打ちは福井のおろし蕎麦用ということで少し太めの蕎麦とのことでした。

とはいえ、驚異の切り揃え率 流れるような所作はまさに名人でした。

次の蕎麦包丁の研ぎ方・メンテナンスの方法・愛情のかけ方は専門書にも載っていない、実用の理を説いた講義でした。この講義だけでも聞く価値ありのプロの話にワクワクしました。

さて、次回10回目は・・・

NHKで名人の動作をモーションキャプチャーで解析する理化学研究所の実験結果の報告や、高橋邦弘さん(体調の都合もあるが)のデモ打ち等、また聞きたくなる内容となるようです。

 

今回、参加者が410人と満員御礼状態。次回は会場も広くなるのでしょうか?