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そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

平成29年の施食会

2017年08月07日 | そば祭り・イベント

今年もお盆の季節がやって来ました。

 高齢化は井月庵の住む地域でも当然のごとく進行しています。数件の「墓終い」がありましたが、新たに檀家に入られた方もあり、数件の微増と言うところでした。

 方丈さんの考えで、お盆に檀家を廻り、「家毎にたとえ、10分、20分でも顔を見てお話をしたい。」と言うことで副住職と手分けしても今くらいの檀家数が時間的に一杯との事でした。

 施食会が終わって、護持会役員は書院でお弁当を広げます。方丈さん達は次のお寺の施食会のために休憩だけされて早々に移動されます。

そこで茶飲み話をすると、曹洞宗を抜けるという同じ教区のお寺の話や、檀家制度をやめて信徒制度とするお寺の話、バス等が入りやすい参道にする話、同事まつり等々の話になりました。

 

同事まつりはお寺の祭式ではありません。変わりゆく世の中で地域の結びつきを少しでも確保して行きたいとの願いで副住職が具体案を練り、護持会が賛同して10数年前から執り行われていると思います。

同事の意味については

曹洞宗 関東管区教化センターのPDFがありました。http://www.soto-kanto.net/image/radio/250403.pdf#search=%27%E5%90%8C%E4%BA%8B%27 

気になったらご覧ください。

 帰りしな、ある役員の方が、「一般の檀家さんから同事まつりに幾ら祝儀を出したらいいかと聞かれました。役員が出すのは良いけど、一般の方に負担をかけるのはちょっと気の毒だ」とおっしゃいました。

 井月庵の個人的な意見としては・・・全ての方はどの様な形であれ布施することができると思います。だから金銭にこだわらなくてもいいと思いました。とはいえ、先立つものや地獄の沙汰もと言われるのですから。

 無理をしないでできるだけ多くの方と「同時の思い」を共有できればいいなぁと思いました。

きっと、立ち上げの初期の段階で檀家総会でも説明がされたことと思いますが、(その時は井月庵の親父が出ていた)何年かに一度は総会で話題にしてもいいかもしれません。今度副住職に話してみたいと思います。

自分よりも年の若い僧侶が一人、二人と増えます。お寺も代替わりの時期なのでしょうか。

むむ、それはそれで色んな意味で怖いことだ。何せ井月庵とはシガナイサラリーマン。それも働きモンでない。芝の浜で財布を拾ったら、一年経って、絶対に酒を飲むタイプのやつなのだから。


平成29年のお盆が始まる

2017年08月05日 | そば祭り・イベント

7月末の千葉県そば大学から始まって、いよいよ本格的な夏がやってきた。

8月5日(土)家の裏から富士川の花火を見る。

数年前から、花火の見える方向に大きな黄色い看板が建った。出来てしまったので、花火が良く見えないからどいてくれとは言えないのだが、背の低い花火はすべて、黄色い看板がカットインしている。せめて、来年は1時間だけでも看板の照明を消すとかお願いできないものだろうか。

やっぱり悲しい。子供の頃はなかった建物なので近所の方も集まってくるが、一様に残念そうだ。

 

看板の無い写真をとりあえず貼り付ける。

余り変わらない?まあ井月庵のカメラの腕はほぼゼロなので、仕方がない。

それでも、70枚くらいバルブ撮影で撮っていると、ヨサゲなものも1枚くらいあって頂きたいのだが

寄り過ぎて、つまんないか。

 

翌日は施食会である。檀家総会も同時に行われて、いよいよお盆が始まる。

台風5号はノロノロと来週の中頃まで井月庵は気を揉んでいる。

何故か同窓会まで8月だ。

 

6月の初めに飼い始めた鈴虫たちは、今日最後の一匹が死んでいた。後には無数の卵が残されている。9月から10月頃であれば来年の孵化が期待できそうだが、半端な時期に孵化しない様に湿度を抑えて今しばし見守ることとした。

 

去年は8月27日(土)に蕎麦の播種を行った。この調子だと、今年も8月26日(土)に播種をする事になりそうだ。

ということは・・・20日(日)に一度耕運機を掛けれればいいのだが、まあ当日でもいいか。昨年は完熟を目指して11月13日までおいて置いたら、ソバの実が落ちて収穫量が思いのほか少なかった。嫁と婆と井月庵の3人で作業するので少ないからと言って困ることは無いが、折角、電動セラミック石臼や、自作の電動フルイ機を用意したのだから、多少は収穫できないと後ろ指をさされそうだ。

 

ここ4週間ばかり蕎麦打ちをしていない。燃え滾る情熱が陰ったのは暑さばかりではないが出来れば8月12日、13日くらいに一度蕎麦を打てればいいのだが。

所詮、素人。だから素人である。こういうポジションも座ってみると意外に肩ひじ張らず自然体で気楽なものだ。

取り留めのないことである。


第10回千葉県そば大学講座に行く

2017年07月30日 | そば祭り・イベント

7月29日(土) 

 朝4時半起きして車で千葉県の京成大久保駅近くにある日本大学生産工学部に行きました。

目的は『第10回千葉県そば大学講座』に出席するためです。

井月庵は昨年の第9回から参加しているので今回が2回目の参加になります。そば打ち段位認定試験を受けに嫁の実家である千葉に行ったのが縁で、千葉手打ち蕎麦の会の皆様と知り合い、嫁の里帰りとは別に井月庵だけ一足お先に義父母に会いに行くいい機会でもあります。

井月庵の家から日大までは車で2時間35分程度でつくため、家を5時半に出ても8時には着く計算になりますが、途中どんなアクシデントがあるか解らないので、余裕を持って出発です。また、前回参加者が400名を超え、今回も550名近くとなり会場が一部サテライト教室になることから早く行ったら本会場に入れるのではないかと勝手に考えていました。

 案の定高速道路は事故渋滞か何かで20分程遅れましたが、事前にグーグルマップで周辺を確認しておいた1日最大700円のコインパーキングに駐車も出来、近くのコンビニでサンドウィッチを買って会場へ。

 受け付けは9時からのはずでしたが、8時半には受付を開始していました。きっと井月庵と同じことを考えて早出した人が多かったからでしょう。

 でも、受講する会場は前もって受け取っていた受講票の番号で決まっていました。井月庵は本会場だったのです。『よかった!』

詳しい内容は「千葉県そば大学講座」のHPを見ると講座資料のPDFが掲載されているので見て頂ければと思います。

午前中は「そばの食味」について大学教授や製粉業者さん、元電子顕微鏡使いの名人位保持者、食品開発研究者による研究報告とパネルディスカッションでした。結局、蕎麦製粉の迷路は深まりましたが、単に石臼挽だからと言って盲目的に良いと考えるのはいけない。自分で考えて、打って、食べて自分の基準を作ることが大切である。なぜなら、「蕎麦は嗜好品だから」ということでした。

午後は 「そば打ちの動作を考える」ということでファンタジー映画(ロードオブザリングやホビットなど)でおなじみのモーションキャプチャーを利用して高橋邦弘さんとそのお弟子さん、そしてアマチュアのそば打ち動作を解析した成果の発表でした。

高橋さんは現在は復帰されていますが、お体を悪くした後でもあり今回は出席されませんでした。高橋さんのそば打ちは「ねり」では腕の筋肉に頼らずに、体の筋肉によって3者中最もエネルギーを使用していること。ただ、仕上がりが早いためトータルでは余り消耗しないということでした。

切りは腕の筋肉は24%であり47%の体幹と26%のひざの動きに寄ることが判りました。講義を聞いていて、高橋さんとは違いますが、全身をバネのように使って誠にダイナミックなそば打ちをする方を思い出しました。地のしの工程などは吉川晃司がモニカを歌っていた様なダイナミックな動きであり(ホントか!?)細身でありながら1回に2kg玉(粉体)以上を打たれる町塚親方です。

町塚親方(蕎麦屋八兵衛)のそば打ちを静岡県の駿府匠宿で毎年行われる「静岡そばまつり」で拝見していました。また、「そば大学講座」の特任研究員でもあり、第4回に一度製粉と蕎麦打ち実演で講演されています。当日も会場に居られました。袈裟衣を身に着ければ聖一国師の円爾さんかと見えそうです。(ホントか!!?)

隙あらば同県人ということで挨拶ぐらいさせて頂きたいのですが、井月庵ごときが挨拶できる筈がありません。なんせ、こっちは知っているけど、向こうは知らないのですから。まあ、それはそれ別の話です。

 

そば打ち実演はそば打ちの審査員をされていて顔は見たことのある「ゴツイおっちゃん」と午前中の名人位保持者の2回ありました。「ゴツイおっちゃん」は蕎麦屋の益子さん。店名もずばり「満志粉」

 井月庵が中学生の頃、ヨロシクを「四露死苦」と学生鞄にマジックで書いていたのを思わず思い出しました。なんでだろう??

会場からの質問に短く、簡潔に回答されていました。真上からの加圧に気を使われているとのことで通常ののし台の高さが78cm程度なのに対して10cm低い68cmの台を使用しているそうです。

2人目の赤羽さんは本のしの時は力を入れず何回も「ただ転がしている」と麺体の表面が非常に滑らかになるとおっしゃっていました。どちらのそば打ちも蕎麦の食味と同じように「こうじゃなきゃいけない」ということは言わず、ご自身の目指すそば打ちをされていると感じました。

次回以降の講座の案内を最後にされました。

なんと、次回は町塚親方が実演される予定です。これはもしかしたら、N田さんに会えるかもしれないと淡い期待を持ちつつ会場を後にしました。

 

そうそう、会場で「たのしい そばうち」なる本(500円)を購入しました。

絵本のような表紙とはうらはらに

内容は将に硬派

絵本じゃありません。立派な教本です。どうやら書店では気軽に買える本ではなく、蕎麦道具の中村豊蔵商店でネット販売しているようです。今年の6月に知って電話で予約して、講座の時の出店に合わせて購入させていただく手筈としていました。

五時半に会場を後にして一路嫁の実家へ。井月庵一人なのですが、嫁との関係は冷え切っていますが(ホントか?)義父母とは別段問題もなく。「今から行きます。何か買っていきますか」と聞くと、「いやいいよ、ビール2本とウイスキーがある」とのこと。何かを感じ取って途中でお酒(日本酒)を買って向かいます。

義父母は、明日試験だろうからと験を担いで「とんかつ」を用意してくれていましたが、

「試験じゃないよ、今日が蕎麦の講座で今夜は泊まって、明日は帰るだけ。」 

「え!そうなの」

「そうなんです、だから今夜はシコタマ飲んでも差し支えありません!!」

 

翌朝 7月30日

「夕べは浮かれて騒いでしまい申し訳ありません」と頭を下げたのはお約束。

 

 


第8回駿府そば祭り 2日目

2016年11月29日 | そば祭り・イベント

どしゃ降りかと懸念されたそば祭りが、多少ぱらつくも、15:30ごろまでは傘も要らないで過ごすことができました。

さすがに、土曜日の快晴陽気に比べれば、客足も少なくなっているようでしたが、寒くもなく。人ごみにごった返すほどでもなく。

失礼ながら、日ごろ、他人に聞けない疑問をあれこれと聞きまくり、井月庵にはじっくり勉強できる良い機会となりました。丁寧に対応していただき感謝に堪えません。m(__)m

 

27日は26日土曜日につづき、井月庵は2日目ですが、嫁と愚息を伴って行って来ました。

嫁と愚息に付き合って蕎麦をはしごしている内に、結局まえ田さんは売り切れじまい。

安田屋さんの桜えびぶっかけをいただいて終了となりました。

13時頃になると愚息が帰りたくなります。まあ、朝、9:15からいるので、解らなくもありません。途中、嫁と愚息には駿府匠宿の近所にある親類の家に用事をお願いしたり、手を変え品を変えて引き延ばし作戦をしますが最早限界。

来年のことを考えて、15:30で帰路に。

 

そのころには、蕎麦はほとんど売り切れ仕舞いとなっていました。同好会の上手の蕎麦打ちを見ていて、途中から井月庵のレベルがまだまだ遠く及ばない事に悲しくもなり、じっと見学するのも、あまりの不甲斐なさにいたたまれませんでした。(ちょっとオーバーかな)

おかげで、売店を巡って27日に仕入れたものは・・・

お米2.3升1000円、愚息がつかみ取った鰹節数十個300円、本わさびの小さいの4本600円、お茶の詰め放題と棒茶1000円、大きなたい焼き4匹(2匹はばあちゃんへ)わさび漬け250円。 結構買い物してた。

で、わさび漬け。 嫁が食べたいといって買ったのですが、これが美味い!!

 塩が効いていて、酒かすがクリーミー。クリームチーズに山葵の刻んだ茎が会えてある感じ!甘いわさび漬けが多い中、甘くない。

クラッカーにクリームチーズの代わりに乗せても良いと思う。

 案の定、午前中に売り切れていましたが、これは買いだと思いました。

 

 他人と比べて、どうこうと言うのは器が小さい。でも所詮、人間、器の大きさは人それぞれ。紆余曲折が井月庵。

来週こそは、蕎麦打ちしたいけど・・・あれ、いつまでソバを干して置く気だ。天候が悪いからって、3週間が限度かな?4週間目でもいいのでしょうか? 「来週は 防災訓練だよと 嫁の声」  え!?そうなの!?

 

 


平成28年 第8回駿府そば祭りに行く 1日目

2016年11月27日 | そば祭り・イベント

井月庵が、1年を楽しみにしているイベント。

 

静岡の名人、上手が集まって(と、いっても焼津、藤枝辺りから静岡周辺であるが)一堂に会して自慢の腕を思う存分、奮うという内容です。毎年、TOKYO蕎麦塾の助っ人の方が2,3人お見えになられ、洗練されたそば打ちの技を見せて頂けます。

静岡周辺のイベントに賛同された蕎麦店が軒を連ねる。一度に何件もの蕎麦を味わうことも出来ます。

さて、26日土曜日は、秋晴れの空高くまさに祭り日和。

 

蕎麦打ちの体験コーナー

300gのそば打ちがですが、千円ちょっとのため、家族でそれぞれ打たれたりしていました。

その横で、蕎麦打ち道具の販売

掘り出し物の麺棒や、駒板、粉取りが並んでいました。

八兵衛さんのそば打ちは豪快!全身バネの様でいて、リズミカル。

どう違うか解りませんが一目して違いが判る。抜きんでて上手。

(お客さんが眩しくない様に逆光配置となっている?(;'∀')

静岡そば打ち同好会のそば打ちもそれに負けじと、和気あいあい。

井月庵にはこちらの方が話しやすい。いつも一人でそば打ちしているため、ひとりで疑問に思っていることをお尋ねできる良い機会です。

今年の5月の初段認定試験の結果報告をご指導いただいた方々にお礼をして、改めて見学させていただきました。

 

同好会の蕎麦は、わきで鴨汁ぶっかけとしていただけます。今年は、ガスコンロのセッティングに手間取って(リミッター?サーモスタット?が効いちゃったらしい。)、10時を過ぎてもお湯が沸かないというハプニング。

昨日は平日で、お客も少なくのんびりムードで出来ていたようですが、今日は勝手が違うようでした。

さて、井月庵がいただいたお蕎麦は、順に

同好会の鴨汁ぶっかけ

 

八兵衛さんの天ぷらそば

たがたさんのかけ蕎麦 (しらす蕎麦は売り切れだったのか)

玄庵さんの辛みだいこん蕎麦

全て、一律500円

(ああ、八兵衛さんのもりは400円でした。)数杯食べ比べできるように、蕎麦の量は110~120gといったところです。

明日もあるので、初日に全部制覇出来なくても大丈夫。

 

 

 明日は、家族を連れてつかみ取りや詰め放題、甘いモノなども併せて楽しみたいと思っています。

 

 雨の日にそば屋に行くお客さんは、喜ばれると聞きますがはたして明日は!?

 帰りに日本酒を買って、夕飯に300ml×2本飲んだら(3合ちょっとか、ちょっと晩酌には多いなぁ)酔ったままこの日記を書き始めて、途中寝て、起きたら12時。

 酔いて後 寝覚めの水の 旨さかな