本連載も、遂に7週目に突入します。栄光の記憶ですが、現状を見るとレクイエムのようでもあり、残念は残念です。
連載第43夜は、平成18年早春の、寝台特急「日本海」をお届けします。
出発は、大阪から。この日の「日本海3号」は、EF81 101「敦」が牽引します(写真)。
電源車は、カニ24 116でした(写真)。白帯の、「盛アオ」青森運転所所属車両です。
A寝台車は、オロネ24 2です(写真)。プルマン式(開放形)2段寝台です。
私の寝台は、オハネ24 49です。寝台は2段式ですが、3段式で落成、後に2段式に改造された車両です。その、折り畳み可能な可動式ベッドの名残が、残っていました(写真)。
反対側の寝台は、若い男性でした。秋田に住む彼女の父親に、結婚承諾を貰いに行くとのことで、緊張していました。
A寝台の、喫煙席(写真)。1ボックスが充てられ、上段が撤去されていました。A寝台の仕組みは581系と同じですが、2段式です。
牽引機は、敦賀でEF81 48「敦」に交代していました(写真、弘前にて)。ヘッドマークが、輝かしい。
「日本海」のテールサイン(写真)。客車はオハネフ25 100番代、金帯は尾久からの転属車でしょうか。
そして、青森県で撮影をしたとの記録が残っています。
JR西日本宮原運転所受け持ちの「日本海1,4号」は、オロネ25「シングルDX」を連結していて贅沢でしたが、JR東日本青森運転所受け持ちの「日本海3,2号」は最上級がプルマン式A寝台オロネ24で、少々地味でした。しかし、後に1往復廃止された時には、青森運転所の方が残り、不思議といえば不思議でした。まあ、シングルDXも、シーズンを外すと寂しい時もあり、まあ運命であったのでしょうか。
それでは、次回をお楽しみに。