Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Electric Locomotive#59

2016-11-30 | 鉄道写真


 それでは、連載第59回目は、ED75の5回目、ED75 1009をお届けします。


 弘前駅、構内で庫内手の指示で移動する、ED75 1009(写真)。下半分が白いですが、これはJR化後、JR貨物所属の更新車に施された塗装で、一時JR貨物の大半の機に施されていました。また、同様にナンバーの切り抜き文字も、本来のステンレスシルバーの上にペンキを塗り、白文字であったこともあります。


 何れも不評だったのか、後に通常の塗色に戻っていきますが、ステンレスの上に塗ってしまうと復元は不可能で、銀色のペンキを塗った例もあります。


 確かに白塗装は、車も汚れが目立ちませんが、日本海のカマは汚れが酷く、写欲が減る気がしました。やはり、綺麗なのが撮りたいですね。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#58

2016-11-29 | 鉄道写真


 それでは、連載第58回目は、ED75、通称P形と呼ばれる、1000番代の車両を紹介したいと思います。


 今回も、インチキな写真ですみません、JR貨物大宮車両所のイベント(JR東と共催)で、リフティングを待つ、ED75 1008です(写真)。足回りは無く、ジャッキに乗っている状態です。


 最近ではP形もあまり見ることも無く、小運転のみなのか。EH500も充足し、東北筋での全盛期みたいな活躍は、もう見られないでしょう。残念です。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#57

2016-11-28 | 鉄道写真


 それでは、連載第57回目は、有名なED75をお届けしたいと思います。


 そう、それは鉄道博物館の、ED75 775です(写真)。東北本線の基本番台とは多少異なりますが、イメージは出ています。


 九州特急は、直流、交直、交流とつなぎ替えが楽しめ、その結果あの形式は写真多数ですが、既に東北特急、北海道行きは交直両用で通す運用がほとんどで、気付いたときには手遅れでした。後悔の念が残ります。


 次回は、P形でしょうか。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#56

2016-11-27 | 鉄道写真


 それでは、連載第56回目は、いきなりED75 700番代へと行きます。0番代はEH500の充足と、東北新幹線八戸開業で激減し、当時の画像はまだフィルムなので、今回はパスです。九州用300番代は遙か昔の話、北海道用500番代は北海道の話になってからするとなると、歴史的には1000番代の方が先のような気もしますが、一応700番代とします。


 ED75は東北本線の主力として、勾配区間では重連、平坦区間では単機で運用されました。更に奥羽北線電化時に、耐寒耐雪対策を施して登場したのが、700番代です。写真は757号機、撮影場所を失念しましたが、おそらく郡山だとと思います。奥のE231系、手前の改造を待つ209系も、時代です。


 日本海縦貫線の機関車が、EF81へと変化する中、余剰が発生し、それらは青函トンネル用ED79の種車となりました。ED79の話は、またその時に。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#55

2016-11-26 | 鉄道写真


 それでは、連載第55回目は、遂に現役電機の写真にたどり着きました、ED75です(ちょっと、古いか)。


 ED74以降の、シリコン整流器を使用した交流電機の完成形とすべく、開発された同形式。先ずは1号機を日立、2号機を三菱で製造し、競作となりました。


 写真は1号機、日立製の試作機です(写真)。利府の「新幹線車両センター」内にあり、しかし震災後公開されていないので、写真は震災前のものです。


 なお3号機以降は、三菱製2号機を基本に量産されました。


 東北新幹線八戸開業前年の、東北本線奥中山(十三本木峠)にも行きましたが、当時はフィルムの時代、今回はデジカメ画像で構成しているので、基本番台、300番代は残念でした。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#54

2016-11-25 | 鉄道写真


 それでは、EF70の最終回は、現存しないEF70をお届けします。


 白山市内の公営宿泊施設に、その機関車はありました(写真)。「なかよし」と書かれ、車番はありませんが、これは資料によると、EF70 57とのことです。宿泊施設となっている、旧客の寝台車2両を牽く姿になっています。


 これで、国鉄特急色というのでしょうが、ちょっと見るに堪えない姿です。


 再訪する意欲が沸く前に、同施設は解体され、現存しません。残って幸せか、惨めな姿を晒したのか、微妙です。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#53

2016-11-24 | 鉄道写真


 それでは、連載第53回は、EF70の、実車を見ていきたいと思います。


 写真は、EF70 1001(写真)。日立でEF70 22として生を受け、使用も、後に高速対応改造が施され1001に改番されました。現在、「碓氷鉄道文化むら」にて保存されます。


 外観も、初期の形は1灯式で、後にシールドビーム2灯のブタ鼻に改造されましたが、同機は最初からシールドビーム2灯で、現在現役の電機と外観がほぼ同じです。モーターも汎用型のMT52を使用し、交流であることを除けば、ほぼ同じです。後に余剰となったときに、直流化改造も計画された、との噂もありました。


 現在、完全な形で残るEF70としては、おそらく唯一です。松任工場、現在の金沢総合車両所本所にもあるとのことですが、サーモンピンクに塗られては、EF81と区別がつかず、残念でした。


 次回は、現存しないEF70、やっと稼働機への目鼻がつきました。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#52

2016-11-23 | 鉄道写真


 それでは、連載第52回目は、EF70へと話を進めます。


 ナンバープレートのみとなった、EF70 36号機と、18号機(写真)。EF70は、北陸本線の勾配の多い田村~敦賀~福井間用に設計された、初のF級交流電機です。電動機も直流機と同じMT52を装備し、また保守の容易なシリコン整流器も使用した機関車となりました。福井以北の区間には、同仕様のD級機ED74が製造されましたが、結局同系式に統一されることとなり、少数の製造となり、現存しません。


 北陸の交流電化の進展に伴い、糸魚川まで進出しましたが、機関車の交換が必要ない交直流両用機EF81が落成、次第に使用が減り、一部は九州に新天地を求めるも、JR化前に全機引退となりました。


 次回は、実車の紹介となります。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#51

2016-11-22 | 鉄道写真


 それでは、今回は再び相前後して、現存もう1両のED71をお届けします。


 栃木県の黒磯から白河、福島を目指す、いわゆる「越河越え」のために、性能、定格が決まったED71。日立の1号機、東芝の2号機、三菱重工・三菱電機の3号機の競作で、1号機が勝利し、以降量産されました。


 写真は、船岡駅前にある37号機です(写真)。これも日立製らしいですが、物々しい金網のために近づけず、この程度が限界でした。悪戯対策とはいえ、残念でした。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#50

2016-11-21 | 鉄道写真


 それでは、連載第50回目は、ED72を取り上げます。


 ED71 2は、東芝製の試作機でした。同機も結果は良好であったことから、ED71としては採用されなかったものの、九州用のED72、ED73という形で採用されました。


 ED72の試作機、1号機は、現在「九州鉄道博物館」にて保存されます(写真)。「く」の字形の前面(鳩胸)が特徴です。



 別の日の一枚(写真)。3号機以降の量産機では、ヘッドライトがシールド2灯となり、ほぼ現在の機関車の形になっていますが、現存しません。


 同機の派生形、同機から蒸気暖房用のボイラ(SG)を省略し、寸を縮めたED73も、現存しません。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#49

2016-11-19 | 鉄道写真


 それでは、連載第49回目は、量産2形式目になる、ED71をお届けします。


 北陸本線に引き続き、東北本線も黒磯以北を交流電化することとなり、50Hz用で、必要な出力を出す機関車の製造が目論まれ、ED71 1、2、3が試作されました。そこで成績の良かった1号機を元に、量産が行われました。


 写真は日立製1号機(写真)、試作機ですが、量産機の元となった機関車です。宮城県利府町の「新幹線車両センター」にて保存されますが、震災後公開されていません。写真は、震災前の写真です。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#48

2016-11-17 | 鉄道写真


 それでは、相前後しましたが、今回から、量産型交流電機を掲載したいと思います。


 現在は直流化されている、北陸本線田村~敦賀間の交流電化区間用に、量産化された、初の形式、ED70。ED91 1の結果を経て、三菱電機・新三菱重工の手により製造されました。


 交流を直流に整流する整流器は、当時まだシリコン整流器が無く、振動に対する耐久性の低い水銀整流器を使用、その保守が難しいものでした。


 北陸の主がEF81となったことにより、全機引退、現在1号機が北陸本線長浜駅近く、旧長浜駅の「長浜鉄道スクエア」にて保存されます(写真)。先台車とデッキの無いスタイルは、新性能電機の姿です。



 他日の撮影(写真)。祝日の飾りをしています。



 また、他日の撮影(写真)。南側に当たるこちら側が、1エンド側です。


 ここの照明も水銀灯で、嵯峨嵐山に次いでホワイトバランスが難しい場所です。プリセットホワイトバランスは、必須です。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#47

2016-11-16 | 鉄道写真


 それでは、今回は量産交流電機の予定でしたが、順番は相前後しますが、旧性能電機の、最後の話をしたいと思います。


 旧性能電機の最後を飾る機関車は、EH10です。東海道本線等の高速貨物列車の牽引機として登場した、初の2車体8動軸の、直流電機です。


 写真はEH10 61(写真)、大阪市内の公園にて保存されますが、完璧な金網プロテクターの向こう側で、通常のカメラでは、これが限界です。



 他日、金網の中を撮りたくて、前玉の小さいミラーレスを持っていった写真(写真)。これが、ほぼ限界です。



 2エンド側も、試しました(写真)。これも、ほぼ限界です。コンデジも試しましたが、広角が足りず、残念でした。


 同形をベースに、高速旅客列車を牽引する電機も計画され、一段歯車を高速対応改造したEH10で試験しましたが、結局151系が落成し、実現はしませんでした。もし実現していれば、新幹線ももっと違った形になっていたかも知れません。


 次回こそ、量産交流電機へと話を進めたいと思います。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#46

2016-11-15 | 鉄道写真


 それでは、連載第46回目は、続けて交流試作電機をお届けします。


 ED44 1改めED90 1、ED45 1改めED91 1は現存しませんが、ED45 11改めED91 11は、先回のとおり利府町の公園に保存されます。今回は、4両目の試作交流電機です。


 その電機は、ED45 21として日立にて試作され、同じく仙山線で試験されました。そしてED91 21と改番され、営業運転、後に引退し、現在はJR東日本「新幹線車両センター」(宮城県利府町)の一角に保存されます(写真)が、震災後現在に至るまで、同センターのイベント時も含め、公開が中断しています。写真は、震災前のものです。


 公開の再開を望みたいですが、諸事情により難しいようです。来年位に、是非期待したいです。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#45

2016-11-14 | 鉄道写真


 それでは、連載第45回目は、赤い色の電気機関車に話を進めていきます。


 それまでは直流電化のみであった国鉄も、商業電源と同じ交流電化の研究を進め、外国からの購入を断念、自国開発を目指しました。


 そのために、仙山線に交流電化の試験区間を設け、交流電機の実用化を目指しました。


 最初は、日立製直接式のED44 1と、三菱製整流式のED45 1の2輌が試作され、ED45の成績が良かったことから、同形の2両目を東芝で、3両目を日立で試作しました。東芝製の2両目はED45 11と名乗り、実用化試験を更に進めました。


 同機は試験終了後、ED91 11と改番され、引き続き使用されましたが、後に引退、利府町の東北本線山線跡の公園にて保存されます(写真)。



 他日、撮影したもの(写真)。デッキ式がクラシカルです。



 更に別の日に撮影したもの(写真)。


 試験の結果、交流D級は、直流F級並みの力があると評され、以降、交流電機はD級が主流となっています。


 次は当然、もう1輌の、試作機でしょう。


 それでは、次回をお楽しみに。

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