それでは、連載第5回目は、DD13 638をお届けします。
同機は、かつて大阪市弁天町駅前にあった、「交通科学博物館」にて、屋外展示されていました(写真)。通常の暖地形と思われます。
別の時の、一枚(写真)。ヘッドライトは角二つ、近代的な仕上がりです。
更に別の時、反対側から(写真)。運転台見学用の階段が写るので、あまりこの向きの写真はありません。
「交通科学館」は営業を終了、多くの保存機は「京都鉄道博物館」に移転統合されましたが、同機はその対象にはなりませんでした。結果、「津山まなびの鉄道館」所蔵となり、現在に至ります(写真)。ディーゼル動車を見るには、とても良いところです。
DD13は現存4両、今回取り上げたものだけで、分割民営化時にJRには1両も引き継がれず、残念でした。しかし各地の貨物鉄道、臨港鉄道等では、現在も多数同形が使用され、完成度の高さが分かります。重量約55tであることから「DD55」、及び「DD13」と書かれた、凸型のディーゼル機関車は、まず間違いありません。
それでは、次回をお楽しみに。