Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

動く鉄道博物館#6

2013-01-10 | 鉄道写真


 それでは、琴電旧式車の現在を紹介したいと思います。


 最初は、現在の動態保存車を(写真、平成24年5月仏生山工場での撮影)。左から、23、120、300、500です。300は、全面茶色になっています。現在動くのは、これだけです。



 玉野市電から始まり、数奇な運命を経て琴電で一生を終えた760は、現在故郷の玉野市の、路線跡も近い「すこやかセンター」内に保存されます(写真)。少し古い写真ですので、現在車内が見られるか、不明です。なお、玉野市電では、103と呼ばれたようです。



 335は、「道の駅源平の郷むれ」にて保存されます(写真)。



 同車の車内(写真)。これは、現役当時とあまり変わっていません。



 元京急の62は、高松空港からも近い「さぬきこどもの国」にて保存されます(写真)。



 車内の様子(写真)。こちらもあまり変わらないように見えますが、この電車は大正年間の製造、昭和30年代に鋼体化改造を施され全面的に改装、このスタイルになっています。


 こんな感じで、琴電の旧式車を見てきました。現存する車両は今後とも残るよう、そうでない車両も永く記憶が残るよう、願いたいと思います。


 また、新たなるシリーズを、ゆっくり検討したいと思います。


 それでは、次回をお楽しみに。

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動く鉄道博物館#5

2013-01-09 | 鉄道写真

 そして、お別れ会としては最後となった、平成21年8月のイベントが開催されました。

 先ずは土曜日に、仏生山工場で撮影会イベントが開催されました。前座で、左が運良く生き残ることとなった23、右が琴電名物の電動貨車、デカ1が並びます(写真)。デカ1の走行シーンを撮りたいと思う人は多そうですが、庫内の移動ならば確実ながら見たことが無く、増して本線走行となれば、全国からファン多数でしょう。

 そして本線上、仏生山駅2番ホームには動態保存コンビ、120と300です(写真、手前120)。

 いよいよ本番、今日の主役315が、会場に登場(写真)。琴電社員とも親しいファンが、運転士と話しながら、位置を微調整。ホームグラウンドのある方は、羨ましい。

 そして日曜日、ラストランです(写真、一宮にて撮影)。315に、300と23が助太刀し、名残を惜しんでいます。撮影会の時とは向きが反対であり、ヘッドマークも異なるのが分かります。

 315の車内(写真)。琴電としては、標準的な車内です。

 そして、現役の旧式車は引退し、動態保存車4両のみとなりました。

 冷房化率100%。大手私鉄では当たり前のように達成し、中小私鉄も課題として取り組んでいますが、それは歴史ある車両を引退させる行為でもあります。時代の流れでもあり、やむを得ない面はありますが、古きは引退するしかありません。せめて、少しでも多くの名優達が残るよう願いたいものです。

 次回は、旧式車の現在の姿を見たいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。

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動く鉄道博物館#4

2013-01-08 | 鉄道写真


 平成19年7月には、志度線30形、27及び28のペアが引退とのことで、この時もイベントが開催されました(写真、28)。外観からも分かるように、元京急の車両です。



 初日は別れを惜しむ乗車会で、通常乗車券があれば誰でも乗れました(写真、27)。志度線瓦町駅ホームには、多くのファンが詰めかけました。



 車内の様子(写真、28)。これも他の車両同様、淡緑色に塗られます。やはり、クラシカルです。



 翌日、最終日には撮影会が行われました。会場は、志度線の車庫がある今橋でした。


 先ずは、多くのショットが残る、27です(写真)。ヘッドマークは、赤です。



 車庫には、他の車両と運命が入れ替わり、保存が決まった23が、入っています(写真)。解体予定であっただけに、本当に運の良い車両です。



 駅側からの一枚(写真、28)。ヘッドマークは、青地です。側方に、かつて使用された「急行」の表示が出ています。なお、現在琴電のどの路線にも急行はありません。


 平成の世に、リベット丸出しの車両が残っていたのは、貴重でした。しかし、現在は解体され、もう残っていないでしょう。残念。


 この頃には、今後イベント時に残す車両が決まり、それに従って廃車計画が定められたようです。


 次回が、廃車イベントとしては最後の回となりそうです。


 それでは、次回をお楽しみに。

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動く鉄道博物館#3

2013-01-06 | 鉄道写真


 そしてその翌日、イベントは2日目を迎えました。


 先ずは志度線から、引退ヘッドマークを装備した24が、瓦町駅志度線停まります(写真)。



 24の相方は、65(写真)。こちらも旧車ですが、この日の主役ではありませんでした。



 24の車内(写真)。半鋼製で、木材はニス塗りでした。



 65の車内(写真)。こちらは琴電で普通に見られる、淡緑色のペンキで塗られます。



 高松築港に戻ると、長尾線ホームに手前760、奥120が停まります(写真)。760も、現役最後の日となりました。



 760の車内(写真)。これも淡緑色に塗られます。



 もう一組は、300と325でした(写真)。長尾での一枚。



 300の車内(写真)。何故325の写真が無いのか、悔やまれます。


 そして、琴電から、また古い車両が、過去帳入りしてしまいました。


 次回は、翌年開催されたイベントをお届けします。


 それでは、次回をお楽しみに。

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動く鉄道博物館#2

2013-01-03 | 鉄道写真


 先回に続き、平成18年も琴電で、次の引退イベントが行われました。この回は志度線2両、琴平線・長尾線で1両でした。


 最初の写真は22、瓦町志度線5番ホームに停まります(写真)。引退ヘッドマークを掲げています。



 その相方は23(写真)、こちらは別の引退ヘッドマークが装着されています。この車両の後の運命を知る人は、当時いませんでした。



 志度線で同車に乗車後、高松築港に行きます。先ずは120(写真)、こちらは主役の相方です。



 主役は760です(写真)。玉野市電(岡山県)車両として落成も、間もなく内燃化で不要となり、数奇な運命を経て、最後に琴電に辿り着いた車両です。途中で貫通路設置工事が行われた、とのことです。こちらのヘッドマークも、また違っています。



 琴電で何かあれば、先ずは「仏生山」に行く、これは鉄則です。仏生山駅東方の、工場から飛び出た側線には、先日引退の1062が停まります(写真)。



 西側車庫には、手前300、奥325が並びます(写真)。



 再び瓦町に戻り、他線から切断された志度線は、今橋車庫へ。左65、右335が停まります(写真)。



 間もなく、車庫から24が入換で出てきます(写真)。これを撮っていたことが、今後重要となりました。



 再び瓦町へ、長尾線側線には、手前500が停まります(写真、ピンクの電車)。



 その反対は、315でした(写真)。そして翌日のラストラン、という話ですが、この回は長くなるので、この辺りで、回を分けたいと思います。


 それでは、次回をお楽しみに。

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動く鉄道博物館#1

2013-01-02 | 鉄道写真


 「動く鉄道博物館」というと、何を思い浮かべるでしょうか。それを、「鉄道会社である」、とするならば、多分多くのファンは、迷うことなく「琴電」と答えるでしょう。それもそのはず、琴電には色々な鉄道会社の旧式車両が集まり、自社オリジナル車両と相俟って、「博物館」の様相を呈していました。


 しかしながら、それら歴史ある車両は冷房化できず、冷房化率の向上のため、イベント用を除き新車に置き換え、ということになってしまいました。そのため、毎年必ず何両かが引退し、その度に引退記念イベントが開催されました。



 私が初めて参加したのは、平成17年6月、丁度関東の人が皆参加して大行列した、三鷹電車区でのイベント翌日の、日曜日のイベントでした。この時は一気に6両が引退しました。写真は1060形1061、完全に阪神のスタイル、そのとおり「ジェットカー」の末裔です。琴電は軌間が標準軌で、関西の私鉄や京急と同じ、それで阪神もそのまま走ります。1061は、増結用の1両編成です。



 同車が琴電琴平に到着(写真)。編成は3両になっています。



 あとの2両も元阪神、1053形1053(手前)、1054の2両です(写真)。これも完全に「ジェットカー」のスタイルです。



 後で1063を切り離し、1054が先頭に出ます(写真、高松築港)。



 この日に同時に引退したのは、1063(写真手前)、1016、1054です(写真、琴電琴平)。こちらは元三岐鉄道、台車を履き替え入線しました。1063は、単行運転可能な両運転台車で、1063形とされます。先ほどの1053形と、ヘッドマークが異なるのが注目点です。そこが、琴電の思い入れの現れか。



 2連は、1013形1015(写真手前)、1016です(写真、琴電琴平)。



 そして、1063も切り離され、1016が先頭に出ました(写真、高松築港)。


 当時は、車内の様子を記録する、という発想もなく、まして駆動音を録音する機器もなく、今の装備があれば撮り直したい、という気がしますが、残念ながら、もう残っていません。


 これらも古い車両ですが、これよりもっと古い車両が、当時は現役でした。追って、掲載したいと思います。


 それでは、次回をお楽しみに。

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3年目を迎えて

2013-01-01 | 鉄道写真


 あけましておめでとうございます。。当ブログの管理人、Seichiroです。正月からご愛読いただき、ありがとうございます。


 「自己満足ブログ」である”Tetsu”別館、少し前の写真を再構成する「鉄道叙情ブログ」として立ち上げたのが一昨年春、開設から602日が経過しました。”Tetsu”ほどの即時性はないため、少し旬を逃したネタが多い気はしますが、それは仕方ありません。今後とも、時々気まぐれに特集を連載をしていきたいと思いますので、どうぞ今後にご期待ください。


 それでは、次回をお楽しみに。

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