ご都合主義のさえたるものです。原発に依存する自治体の長、中心議員たちの無責任さと、住民無視の政治姿勢には呆れるばかりです。福島第一原発事故で地域を追われた人たちは依然として故郷に帰還できていません。しかし、福島浜通りに原発を12基も立地させて、促進した長、議員たちは黙して語らず。結局は何の責任も取っていませんし、取れもしません。
安倍、自民党政権、九州電力などの無責任さは極め付きです。自らの政策に同調する自治体の議決は最大限利用し、地元議会が同意したから再稼動を実施するとして利用します。しかし、沖縄普天間基地移設反対などのように市長も、住民の繰り返し、反対を議決、決定しても無視して、移設工事を強行します。このような身勝手さとダブルスタンダードは必ず、彼らの政治生命を断罪するはずです。
川内市議会、川内市長は周辺自治体の住民がどのような意見を持っているかを知ろうともしてない点で自らの決定に、なんらの政治責任も持たない点で無責任極まりないものたちです。
<東京新聞報道>川内原発、地元市議会再稼動同意 市長も同意表明へ
九州電力川内原発が立地する鹿児島県薩摩川内市議会は28日、原発の再稼働の賛否に関する陳情を採決する臨時議会を開き、容認する陳情を賛成多数で採択した。原発の新規制基準施行後、地元自治体の市議会として初めて再稼働に同意した。岩切市長も市議会の決定を受けて同意を表明する見込み。
臨時議会では再稼働の判断前に福島第1原発事故の現場を視察すべきだとした陳情を反対多数で不採択とした。再稼働に反対する陳情10件も反対多数で不採択とした。この後、再稼働に賛成する陳情の審議に入った。
再稼働に必要な地元同意の範囲を定めた規定はなく、国は地域に判断を委ねている。