“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

東京都知事選挙

2016年08月01日 07時28分32秒 | 臼蔵の呟き

東京都知事選挙が終了し、結果が出ました。4野党共闘による鳥越候補は、健闘しましたが、三位で当選できませんでした。改めて都市部東京における政治意識の保守化、保守票の多さに驚きます。東京に人口が集中し、人口の一割が住む自治体です。その自治体の首長が自民党極右幹部であるという点でも驚きと限界を感じる選挙結果でした。

小池氏の主張する憲法改悪、日本の核武装を主張するような人物が首都の首長であることの問題、違和感は石原、猪瀬、舛添による政治とカネの問題と同等、それ以上に日本の政治状況を右傾化する土壌の広がりをある意味で示すのではないかと危惧します。

今回は、鳥越氏の体力、病歴、過去の女性問題など、自民党側から野党共闘攻撃、ためにする週刊誌、マスコミを通じた候補攻撃もありました。個人攻撃と石原、猪瀬、舛添など過去の3知事の政治とカネの問題も結果として、きちんとした反省、総括、歯止め措置もなく終了しました。政策論争などが選挙民の主要な判断材料とならなかったことも残念なことです。自民党、保守層の危機意識が強かった証明でもあります。

結果として選挙民である都民がこの宣伝、攻撃を受け入れたわけであり、東京都知事の持つ政治的な意味、安倍、自民党極右政権と通じる小池、増田候補への批判票は増えなかった。そのことは事実でしょう。残念なことです。

<毎日新聞>小池氏が当選‥女性初、増田氏らに大差

 舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選は31日投開票され、元防衛相の小池百合子氏(64)が、元総務相の増田寛也氏(64)=自民、公明、こころ推薦=やジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=らを大差で破り、初当選を果たした。初の女性都知事が誕生した。都知事が3代続けて任期途中で辞職しており、保育所待機児童や高齢化、防災など首都が抱えるさまざまな課題に有効な対策が講じられていない。小池氏には混乱した都政の立て直しが求められる。投票率は59.73%(前回46.14%)。

 この5年余で4回目となる今回の都知事選には史上最多の21人が立候補した。小池氏が所属する自民党は増田氏を推薦して1999年以来の分裂選挙となり、野党4党は統一候補として鳥越氏を擁立。国政の対立構図が持ち込まれたが、有権者は政党の支援を受けない小池氏を選択した。

 小池氏は選挙事務所で「結果の重みを感じながら、都政にまい進していく。これまでにない都政を進めたい」とあいさつした。

 舛添氏の辞職から告示まで時間がなく政党の候補者擁立が混迷する中、衆院議員だった小池氏は主要候補者でいち早く手を挙げた。候補者選定を自民党都連幹部に一任する方針に反したと都連側は反発したが、小池氏は対決姿勢を鮮明にして都連や自民党都議の批判を展開した。不信任案可決を踏まえた「都議会冒頭解散」を公約とし、選挙戦では「東京大改革」「たった一人の戦い」を強調した。

 政策では遊休空間の活用による待機児童の解消、2020年東京五輪・パラリンピックをはじめとした都の事業を巡る利権の追及などを掲げた。シンボルカラーの緑色を身につけてもらう「参加型選挙」を演出して支持を広げた。

 増田氏は告示3日前の7月11日、正式に出馬表明した。「政治とカネ」の問題で著名人都知事が2代続けて辞職したことを踏まえ、建設官僚、岩手県知事、総務相の経歴をもとに「実務型」を強調した。他の主要2候補に劣る知名度を挽回しようと積極的に街頭演説を行い、持論だった東京一極集中是正への言及は避けた。自民、公明両党は幹部を応援に送り込み、増田氏支援徹底の文書を出して組織の引き締めを図ったが、及ばなかった。

 鳥越氏は12日に出馬表明し、参院選で共闘した民進、共産、社民、生活の野党4党が統一候補として支援を決めた。知名度から表明直後は大きな注目を集めたが、出遅れで選挙戦序盤は十分な政策を提示できず、当初の「がん検診100%」から終盤の「原発ゼロ」へと重点を置く主張が変遷した。街頭演説も少なく、選挙戦が進むにつれて支持は伸び悩んだ。

東京都知事選確定得票数

当2,912,628小池百合子<1>無新

 1,793,453増田 寛也 無新=[自][公][こ]

 1,346,103鳥越俊太郎 無新=[民][共][社][生]


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