桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

浄法寺の漆と臼杵春芳さんの器

2014-05-04 19:51:44 | 日々の道具・作家さん
学生時代に木工芸と漆塗りをかじった事がきっかけで、漆芸品は結構好きです。
高価なものなのでなかなか気軽には手を出せませんが、宝物にしている器があります。

京都の臼杵春芳さんという木工作家さんが作った、栗の木のお椀です。
ご本人にお会いした事は無いのですが、数年前に札幌の芸術の森のクラフト展で入選された方だったと思います。

臼杵さんは数少ない国産漆の生産地、岩手県の浄法寺に行かれて漆掻きの研修を受け、
その後も自ら掻いた漆を使って作品を作っているそうです。私は臼杵さんのブログの愛読者です。

直接工房に伺って買う事は出来なかったのですが、去年の秋に浄法寺漆産業
ネットショップで見つけて手に入れる事が出来ました。
浄法寺漆産業は、数少ない日本産の漆と職人さん達の伝統技術、漆の文化を守るために、
日本だけでなく海外の様々なシーンで漆製品を紹介しています。


臼杵さんのサイン。実物を最初に手に取った時はこの器の力強さに圧倒されました。


我が家では小鉢かお椀として活躍しています。


買ったばかりの頃。深く落ち着いた趣がありました。


何度か使ってからなんとなく艶が出た様な…気のせいかな?
漆器は使えば使う程どんどん良くなっていくものです。

こういう生き物みたいな器はとても面白く、5年、10年後にどんな生長をしてくれるのかが楽しみです。
この器を手にしてから、いつか岩手県の浄法寺の漆林を見てみたいと夢見るようになりました。
これからも大切に使っていきたいと思います。






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
漆器らぶ (アンジー)
2014-05-05 08:03:08
おはようございます
アンジーは 元気に お百姓の 妻してますよ今 ハウスで 旦那さんは トラクターの 上! で 私は こうして 油 売り中!

漆器は 年に1回くらい 京都の 岡崎の象彦さんに 目の保養に 行きます

今まで 2回ほど お寺さんに お出しする 茶托やかし腕を 買いましたよ
ギャラリーも 併設されてて 今年は 娘も 行って 350万(*_*の お盆に 3人の 目が 点・ でしたよ

旦那さんはええ車が 買えるやん
なんて 言ってましたよ(^O^)


お盆に 乗って どこへも 行けないし(-o-;)

アンままは車 お盆?

比べられんよね~
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アンジーさん (高橋嫁)
2014-05-06 16:51:17
こんにちは。
きっと農家さんはこれからとても忙しいですね。
どうかお身体に気をつけて下さい。

象彦さん、ホームページを見てみました。
とても格式のある漆器屋さんなのですね。
ギャラリーがあるなんて!私も行ってみたいです。
さ…さんびゃく…!!
それは未知の世界です。文化財なのでしょうか?

頑張って働いても、そのお値打ちのお盆や車には全く手が出せなさそうです(;o;)
気軽に使えて素朴なものが我が家には合っているようです。


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