日本酒の専門店です

私は大学で発酵の勉強をしました。ここでは私達の身の回りを取り囲む、日本酒をはじめとする発酵食品を楽しくご紹介したいと思います。

茨城の被災蔵の現状を!

2012年06月18日 01時50分14秒 | 義援金報告

こんばんは、和酒バーしもみやの下宮です。

 

11日(月)にお伺いし義援金を手渡しました茨城の酒蔵を紹介します。

被災蔵・武勇 

阪神大震災の教訓を聞かされていた保坂専務は、震災前にそれを実践していました。そのお陰でだいぶ助かったと力説。全国の蔵へ伝えてほしいと話してくださいました。
 
被災蔵・一人娘
塀の向こうに大きなブルーシートが見えていました。背の高い木が邪魔していますが、ここも相当ひどかった事が見てわかります(社長はお留守でしたので代わりに受け取って頂きました)
 
 
被災蔵・紬美人
お邪魔したとき、御主人が留守でした。ただ義援金だけ届けに来ましたと伝えましたが、その場で電話を。すぐに引き返して来てくださったのが笑顔を素敵な野村一夫社長。ここも大きな被害が出て、正面入り口屋根だけでもと直したそうです。本来なら瓦を使いたいところですが、瓦が不足していることと大工さんがいないこともあって、安い素材に変えたと説明してくれました。そう周りの瓦と違和感が残るのは言われてわかります。援助が出ておらず、こんな風にあの日で止まっています。
やっと沢山の書類を書き上げ提出と・・・さて結果どうなるか、まだわかりません。
帰りに社長が持たせてくれたのがジャムやおせんべいでした。
「うちの婿さん、色々頑張ってくれるんですよ」とおばあちゃん。
そうです!
酒造りさけではなく、ジャムやジュース類他諸々やっていますので、力になってくれませんか?私は早速中元に使いたいと考えています。沢山の人に教えてほしいのです。
http://www.tsumugibijin.co.jp/
 
 
被災蔵・来福
お邪魔したとき、藤村さんはイベントの為出張中でしたので留守を預かっている方へ手渡してきました。
写真こそ撮りませんでしたが、進行方向左後ろに先ほどお邪魔した来福の屋根が目に飛び込んできました。
大きなブルーシートに覆われて外れないようにとロープで固定されたいました。
真裏から見た来福の酒蔵の姿になります。
そう~、ここもあの日から時間は止まったままになっているんですね。
でも彼・藤村さんは頑張って営業活動をしているんです、きっと。
私も自営業ですが、そこまで頑張れるかと自問自答したとき、涙がこぼれそうでした。
そして、今日夕方お酒が届きました。
来福 8パーセント精米純米大吟醸の一升瓶が2本。
何とか全額寄付するためにない知恵を絞っている最中です。
 
 
被災蔵・公明
被害がもっとも大きかった銘柄・公明(村井醸造)やっと建っている感じで今度何かあったら危険な感じがしました。電話では義援金を受け取って頂けるはずでしたが、暗い表情でした。皆さんから預かった義援金を再度説明し、何とか受理。一緒に写真を撮る雰囲気ではなく、建物の写真でご理解ください(これも隠し撮り)
 
被災蔵・花の井
足場を組んで、やっと屋根の葺き替えが始まっていました。何もかも福島・宮城・岩手に比べると遅れています。
 
被災蔵・冨久福(ふくふく)
写真建物奥では煉瓦造りの煙突を大工さんが修復作業中でした。
(写真左から社長・奥様・私・息子さん)