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SIGMA DP1s

2014年09月07日 | 写真、カメラ
シグマお寒いインプレッション。高解像度に惹かれて使ってはみたが色々と不満が出てきた。既に発売から数年たっているので語りつくされているとは思うが言わずにおれない。先ず撮影シーンでの書き込みの遅さ。時間にして4~5秒はあるだろうか。その間は一切の操作を受け付けない。我々の撮影スタイルはひとコマ撮影して満足ではなく、撮影条件やフレーミングをかえて数枚は保険撮影するのが常なのだ。それなのにいつまでも止まらない書き込みLEDのランプ明滅を待たされると撮影のリズムが大きく乱される。このストレスはケムンパスE-10でも感じたものだ。兎に角シグマのカメラは写真を趣味とする者を対象としているくせに侘び寂びを全然わかっていない。最短撮影距離も30センチと遠い。専用クローズアップレンズもあるが、これを装着してもなお20センチまでしか寄れない。しかも全然クローズアップしない。クローズアップレンズやフードを使う時は沈胴レンズゆえに専用のドロチューブを使うのだがこれがまたクセモノ。沈胴用の付属レンズキャップはドロチューブには兼用できないのだ。46mmのレンズキャップを別に買い求めねばならない。しかもデザインの悪いスクエアフードもチューブに逆向け収納装着できず別で携帯しなければならない。チューブやフードにレンズキャップ2枚をガチャガチャと巾着に入れて持ち歩くことがスナップ撮影でどれほど邪魔になるかわかっていない。シグマの企画開発はフィールド撮影をどれほど経験されているのか疑問。もっと自社開発機を持ち出して実際に撮影しての駄目だしをしてブラシュアップせねば。スペックばかり追い求めていても物創りはできないのだ。せめて他社製品の使い勝手を自社に取り込む努力と研究をもっとして欲しいものだ。開発期間や予算など無限に使えないことはわかっている。限られた条件のなかで製品コンセプトとターゲットを明確に据え、何を妥協し何処に拘るのか。そこを蔑ろにしている限りいつまでもニッチ狙いのチャレンジャー枠から脱却できない。DP1sを使ってみてやっぱりシグマだなあと思った次第。もっと尖がった手の切れるようなカメラを創って欲しいと願う。
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川瀬 巴水

2014年09月07日 | 写真、カメラ
ちなみにこちらが元画像。
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