Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

新宿副都心

2008年02月12日 | Weblog
本社が永田町の砂防会館前から新宿西口の高層ビル15Fへと移転した。で、今日は本社で打ち合わせ。仕事が終わり新宿駅をオバQ改札に向かう途中、通路中央に若い警官が仁王立ち。その直前をすり抜けようとしたとたん「チョットイイデスカー」。ヤター!噂に聞く職質だ!頭の中では泉谷の「黒いカバン」が再生される。まあ、ワシのカバンはサバイバル用品でパンパンに膨らんでいるので怪しいと思われても仕方ないか。カバンを開けて中身のチェックをされる。カエルの小銭入れやOHに出そうとしていたオメガのスピマス、江戸川乱歩の文庫本、開高健の文庫本、ソニーのCLIEに電子辞書、目薬にデジカメに予備電池などわんさか出てくる。意外にもサバイバルグッズはスルーされる。ちぇ!「これ何ですか?」「MP3ウォークマンです」「本官も使っているであります」「これは?」「ブレーキ」「次は?」「ブレーキ」「またブレーキ」「はいブレーキ」とCMのギャグが脳裏をかすめる。さりげなくコートのポケットも上から触られる。手袋でここも膨らんでいたのだ。程なくして釈放ぢゃなくて放免される。「お疲れ様でした」と警官に声を掛けると複雑な顔をされてしまった。こういう場合どういうご挨拶がいいのだろう。18年ほど前、気の迷いで京都府警の上級試験を受けて合格しちゃったのだけれど、警官職を辞退して良かったなあと思う瞬間でもある。だって自分が質問する立場になっていたのだから。

コメント (3)
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