さて先日行った高幡不動骨董市で入手した 2丁目の鉋を紹介して見よう。 これは一丁目より更に錆が酷い。 台から刃を抜いて見ると 台の溝に入る部分が 錆で腐食して周りより若干低くなっている。 このまま裏押しすると 鋼の部分が減ってしまいそうだ。 そこで少しこご目気味にしてから裏出しと裏押しを行っている。 余り上手く出来て居ない。 だから鋼が極薄くなって居ると思う。 銘は光信だ。 これは石堂の関連の鍛冶屋の作った物だろうか。 私には良くわからない。 但し 刃は薄い作りとなって居る。 左の隅に鑿組合のマークの様な物が有る。 上には登録商標では無いが 何か4文字刻印が在る。 錆に食われて判読できない。 刃幅57ミリ 全長95ミリ で少し使って有る。 割りと刃幅の狭い鉋なので 荒削り鉋かも知れない。 台は汚れて居るが それ程痛んではいない。 裏刃付の二枚刃鉋で 裏も付いて居た。 研いだ感触は結構硬い研ぎ減らない鋼の様に思う。 それ程古い時代の物では無いだろうと思う。 戦後 30年代から40年代程度の物だろう。刃の研ぎからすると 前に紹介した本房鉋と同じ使用者の物だったのかも知れない。 台を整備して 試し削りして切れ味を確かめたいと思う。 所でこの鉋も200円で入手した。 これで切れれば 安い買い物だし 大切にしたいと思う。 コロナ オミクロン株も爆発的感染拡大で 骨董市に行っても良いのか思案している所だ。 今年もコロナの1年となるのだろうか。
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