大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0633 菊堂鉋の削り その3

2024-08-05 11:42:48 | Weblog
言いたく無いけど 毎日暑い。  この調子で毎年少しつつ暑くなっていったら 5年後は此処には
住めないんじゃ無いかととさえ思う。  困った事だ。

夏の間は 真面に作業できないし、時々 道具の手入れしている。  この菊堂鉋は以前にも取り上げた。
見ると 白いカビがうっすら出ている。  古い台を流用しているので 台に塗って有った 古い油が
カビに 好まれたのだろう。  ふき取ってやった。  ついでに刃を抜いて少し研ぎ直した。
刃裏もうっすら 錆が出ている。  棒状の砥石で それを研ぎ落した。  この鉋は刃先を研ごうと
意識するので どうしても刃が段々立って来る。  そしてしのぎ面が丸くなり 上手く研げないのかも
知れない。

横ずりしながら 少し修正した。 裏も 上手く出て無い。 ある程度修正して 研ぎあげて削って見ると
割と 上手く削れる様だ。  好調と不調が交互するようだが、扱う当方の気分を表す物だろう。
夏の間は 刃物の研ぎは適さない。  気持ちが集中できないからだろうか。  今回は削り面も割と
滑らかだ。  #4000のサンヨー砥石で 名倉を掛けて軽く研いだだけでも まあ何とか削れる様だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 斧の柄 木取り | トップ | 木槌の制作 その5 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事