００５１ 二枚刃平鉋 三ヶ月馬

この鉋は東郷神社骨董市で手に入れた物だ。　何時頃か忘れてが大分前の話だ。田舎の屋根裏から出て来たものか、真黒だった。　囲炉裏の煙で燻された燻製みたいだった。　台下端も黒かったので多分暫く使われて無かった物だろう。　刃の絵柄が面白い。　三ヶ月の下に羽根の有る馬が跳ねる様な柄だ。　上にか金広と有った。　二枚刃の鉋だったが裏刃は無い。　取り合えず手持ちの合いそうな物を付けた。　刃を研いで見たが一応切れそうだ。　しかし裏が細かく虫食いの様に腐食されており、裏が出せない。　無理すると鋼が無くなるので止めた。　暫く使って二裏ぐらい打ち出せば良くなるかも知れないがそこまで使い込めないのでそのままだ。　こんな絵柄の鉋も楽しいかも知れない。　色々探しているが　そうそう見付からない。