大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0628 二枚刃際鉋 右勝手 銘 忠實

2017-08-01 20:04:55 | Weblog
これが最後 3丁目です。 銘は一応 忠實として有ります。 二文字目は上手く読めません。 何となくそれらしく推定して付けて有ります。 台を見ると白木の状態です。 台尻台頭の木口は真っ黒なので 誰かが何かの目的で 削り落とした様です。 それらしい年季の入った色が古鉋には 相応しいのに残念です。 刃を見ると 矢羽のヤスリ跡が有ります。真中に何かマークが打って有る様です。 何かは判りません。 左下に見掛けるマークが有ります。関西の物でしょうか? 良く判りません。 この鉋も裏刃が有りません。 どこかに落として来たんでしょう。 箱の中には勿論有りません。 台に定規を打ち付けて 削っていた様です。 釘跡が沢山有りました。 刃口が広く開いてます。 これ詰めないと 上手く削れないでしょう。 この鉋台がゆるいので刃が上手く止まりません。 台は打ち直さないと駄目かも知れない。 それやった事無いし 結構面倒そうだ。 まあこれが今日の収穫鉋3丁でした。 8月はこの3丁をいじって遊べるでしょう。 
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0627 平鉋 銘 孝正

2017-08-01 19:52:47 | Weblog
これは二丁目です。 台に穴が開く平鉋を求めた。 銘は 孝正となって居る。 確か自分も持っていると思う。 比較的厚い刃の様だ。 この鉋写真には写らないが下端を見ると穴だらけだ。 それに厚さ3ミリ位有る真鍮板が貼り付けてある。 デコラ鉋みたいだ。 台下端の摩耗も防ぐ目的だろうと思う。 それも長く使う積りは無くて 間に合わせに作った様だ。これで仕事をこなして 終わったらお払い箱と言う感じかな。 理由は良く判ら無いが この刃が余り期待する程切れず、それで転用されて最後お払い箱になったのかも知れない。 台は真っ黒で 相当年季の入った物だ。 一応刃を抜き取って 別の台を打って使って見ようかと考えている。 これも相当にベタ裏で 刃裏をすき取り 裏出しと裏押しを行ってまともな状態に近く持って来た。 台が出来て削って見て 切れ味を確かめるまでには相当時間も掛かると思う。 出来たらまた紹介しよう。 その時まで暫くお預けだ。 
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0626 二枚刃際鉋 右勝手 銘 秀壽

2017-08-01 19:31:41 | Weblog
8月になった。 梅雨が戻って来た。 毎日蒸し暑い。 雲湧く夏の日差しは何処に行ったのか。 今日は月初めなので 町田骨董市に出かけた。 運良くと言うのか 安物鉋3丁を入手した。 締めて600円也。 その代り状態は良くない。 半端物だ。 しかしこれで遊びには 十分だ。 それでも箱の中からまともそうな鉋を選びだした。 平鉋はろくな物はなくて際鉋になった。 その一つがこれだ。 台を見ると扱いが良くない。 台にはボンドらしき物が 一杯くっ付いていた。 それはスクレーパでこそぎ落した。 刃はまだ使えそいうだ。かなりベタ裏なので 裏をすき取り 裏出しと裏押しを行った。余り研ぎ易く無い刃だった。ある程度台も均して 台の上端と脇には シェラックニスを軽く塗り 毛羽立ちを押さえた。古い台なので 何となく良い色になった。 本来は台は打ち直した方が良いのかも知れない。裏刃は無い。 その内どこかで探して来れば良い。 秀壽銘の鉋は有る様だ。 関西の某鍛冶が製作している。 しかしこの際鉋が それと同じ鍛冶の手になる物か不明。 この秀壽は瓢箪枠の中にある。 全体の雰囲気は古そうだが、まあ昭和の終わり頃の物だろうか。 それ程古い物では有るまい。 この鉋の仕込みを見ると 鉋屑が上手く出ると言われる丸いえぐりがしてある。 だけど 際鉋は難しいな。 私には上手く使いこなせ無い。 残念!
  (写真は 購入した状態で まだ手入れ前です)
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