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銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

番外編 パリにて「タルタル?」をいただきます

2006-11-23 17:20:40 | 旅歩き(国内・海外で食べる)

ポンペイの遺跡もとても良いところだったのだが、
もうひとつ気に入ったのがこちら。



カプリ島の青の洞窟は本当に青かったのだ。
高級リゾート地として名高い場所ではあるが、
紫外線が洞窟に降り注ぐだけでこんな色を醸し出してくれるなんて、
不思議で不思議でしょうがなかった。

さて、話は本題の料理の方なのだが、
今回の旅行で一番驚いたのがこちらの料理。



正式名称がタルタルステーキと言うものだ。
食べ方が解らず自分で若干崩してしまったが、
テーブル到着時は綺麗に盛り付けられていた。

日本ではタルタルステーキと言うと焼いたステーキ肉に
タルタルソースがかかった物を想像しがちなのだが、
誤って伝わっていたことに初めて気付かされる。

シャンゼリゼ界隈の高級店での
高い割りに対したことのない味に辟易としていた最中、
(ランチで2人で120E=約¥18,000!やりすぎです)
地元の人に聞くのが一番と教えてもらったのがこのお店だ。

オペラ座とモンマルトルの丁度中間に位置するこのお店には
立地がローカルなこともあり、観光客が皆無な芳ばしいお店であった。

フランス語で注文はできてもメニューが解らなければ注文もできない。
日本では考えられないような10分もの熟読後、フランスの定番料理の
ステーキを食べていないやと注文した結果だったのだ。



エスカルゴにサラダ、ワインにタルタルステーキとヒラメのフィレ。
サラダとエスカルゴを食べ終えた直後にこの料理がやってきた。

正直食べ方が全く解らずに固まっているとお隣のお兄さんが

「エスカルゴにタルタルを食べてくれるなんて、
お前はなんてフランス文化を理解しようとしてくれるんだ。」
「そいつにフリットを加えれば完璧なフランス人の食事だぜ」
とフリット注文命令と共に食べ方を教えてくれた。



実はお皿が2枚重ねで持ってこられており、
下の空のお皿に牛生肉、玉ねぎ、パセリ、卵黄、マスタードソースを
盛り付け、グッチャグチャにかき回す。

ご覧のようなユッケ状にしたものを食すのだ。

これが予想以上に旨い。

生肉だけあって新鮮なものが使われているのもあるのだが、
マスタードソースでなくてはならない理由が
おぼろげに理解できそうな味なのであった。

肉、玉ねぎ、パセリの棘を卵とマスタードが丸めてくれる美味しさ。
間違いなくクセになった。

今日はこれから実家にて
イタリアから持ちかえった食材を使った晩餐会。

小出しにして申し訳ないが
今日は一番気に入った料理のご紹介で中座させていただきます。

美味しいごはんをご馳走様でした。

タルタル 9.50E

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★★☆☆

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番外編 パリ・ナポリ・ローマの「極上スイーツ」をいただきます

2006-11-22 13:25:21 | 旅歩き(国内・海外で食べる)

ようやく帰ってまいりました。
たくさんの祝福コメントをいただき
本当にありがとうございます。

おかげさまで旅行中はサラリーマンであることを完全に忘れ、
何も考えることなく毎日充実した日々を過ごすことができました。


さて、今日・明日は番外編ということで、
記憶に残る名景色と旅行中に食べた旨いものたちを
スイーツと料理に分けてお届けしましょう。



ナポリ郊外のポンペイ遺跡にて・・・
失われた文明の中で黙々と時を刻む松の大樹に映る
自分たちの影・・・

それでは、いちおしのスイーツ達の

第一位 ナポリ Gambrinusの店名を掌ったアイスクリーム。

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★☆☆☆☆



ナポリの中心街、
王宮のあるプレピシート広場に面する老舗。

昔は王室にお菓子を献上していた名店だそうで、
ナポリのお店の中では明らかに格式が高かった。



このGambrinusの脇道を3分程歩いた所に、
今回の旅の目的のひとつである、
Piaazマルゲリータ発祥のお店、Brandiがある。

Brandiのマルゲリータの方はというと、
相当期待をしすぎて腰を抜かすようなものだと
身構えてしまっていたので、
普通に旨い程度の印象しか残らなかったのだ。

このアイスクリームの何がすごいのか・・・

普通に見るとたいしたことがないように見えるのだが、
濃厚なアイスクリームの底に、
おそらくグラッパであろうか、香草の効いたお酒が漬してあった。

アイスクリームやメロンにブランデーをぶっかけるような食べ方は
一般的によく知られているが、食後のデザートに胃を活性させる
食後酒を合わせてお召し上がりをといったものは目からウロコというのか、
味が美味なことももちろんであったのだが、
素直に感心してしまったのだ。

第2位 パリ LADUREEのベリーのタルト 

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★☆☆☆☆



マカロンの有名なこのお店にあって、
ケーキたちの美味しそうな面構えに完全にやられてしまった。

明らかに旨そうなベリーのタルトと
大好物のモンブランを購入してホテルでゆっくりと試食を。



このお店で感心したことは、
ひとつひとつ丁寧に作ってるのよと言わんばかりに
ケーキひとつひとつをサイズに合った箱に入れてくれたこと。

箱を空けた際にも美しくありたいというような美意識には、
資源の無駄遣いやらとは言う気にもならなかった。

ラズベリーの甘酸っぱさ(酸っぱいより)が
クリームの甘さを一層引き立てていて
全く持って隙のないタルトだ。



一緒に食べたモンブランはというと、
確かに旨いのだが、タルトに比べると
甘さばっかりが主張していてやぼったく感じてしまった。




第3位 ナポリ銘菓 スフォリアテッラ

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★☆☆☆☆



写真左から2番目の貝のような形をしているのが
ナポリ名物のスフォリアテッラ。

パリパリッの生地の中にはリコッタチーズに
お店によって様々だったが、オレンジピュールやら
甘味をプラスして焼き上げているのだ。

ナポリ滞在の3日間は相当気に入ってしまい、
歩くたんびに食べ歩いてしまった。

日本でも作っているお店が増えているようなので
是非一度お試しあれ。

やや時差ボケ気味で日本語が心もとないが
帰国後一発目はこの辺でご勘弁を・・・

2.5㎏増分ご馳走様でした。

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伊勢の「赤福」をいただきます

2006-09-06 18:40:45 | 旅歩き(国内・海外で食べる)

同僚が大阪出張から帰ってきた。

「どうだった?」

仕事の話ではない。

新大阪駅の新幹線乗り場で扱っている
「赤福もち」を無事に買えたかどうかの確認だ。

同僚には時間によっては売り切れてしまう場合もあるので
難波の地下にある売り場も伝えていたのだが、
新大阪で無事に身柄を確保できたそうだ。



私と赤福の付き合いはかれこれ20数年。
初めて食べたときのこしあんのキメ細やかさに
完全にやられ、大阪土産でもなんでもない、
伊勢のお菓子を大阪に行く人行く人にお願いしている。



皆さんも経験済みだろうが、会社へのお土産として
一番扱いにくい部類に入るのも赤福の特徴だ。

1つずつ盛り付けるのには面倒くさく、
たいていはたらい回されてぐしゃぐしゃになった
あんこの残骸に埋もれた赤福に食欲をそがれ、
本来のポテンシャルを引き出せないまま
みんなに食べられて行く。



未来の天皇陛下誕生の日に赤福をいただく。
さらに特別な食べ物に格上げされた気分だ。

おじいちゃんになっても食べ続けたい
素敵な和菓子にご馳走様でした。

赤福

甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ★★☆☆☆


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リリーフランキー                            「東京タワー」をいただきます

2006-07-20 16:42:29 | 旅歩き(国内・海外で食べる)


先週末、周囲の熱烈な推薦を受け、今更ながら
リリーフランキーさんの「東京タワー」を読んだ。
本については皆さんの方がよくご存知でしょうから
ここでは多くを語りませんが、読んでいない人!!

絶対読んでください!!!!!!!!!!!!!

「東京タワーがどないなもんじゃい」と思っていたの
だが、涙を通りこし嗚咽してしまった。



さてさて、今日のお話は先週16日(日)に友人
のよしお君の結婚式の2次会に行った時のもの。

友人4人(♂)と浜松町のとあるCAFEでよしお君
の幸せな姿を満喫し、お店を出たのが20:00。
あたりはすっかり夜化粧で、視線の先に光ってい
るものが冒頭の写真。

おばちゃんパーマの優作が「ぐるぐるしに行こうよ」
の一言を・・(注)「東京タワー」の中でたびたび使
われている言葉)実は、偶然にも4人が4人とも
「東京タワー」を読んでいたのだ。

浜松町から東京タワーまでは徒歩20分ほど。4人
とも遠近法にすっかり騙され、近そうでなかなかサ
イズがそれ以上大きくならない東京タワーに向かっ
て吸い込まれていった。

ようやく到着してまず驚いたのが、20:30を過ぎて
いるというのにチケット売り場のこの様子・・・・・・・



立て続けに驚いたのが、地上150mの中間地点
までのエレベーター代が・・・・・・・・・・・・・



¥820-

とどめは、フラフラになって辿り着いた地上150m
地点の人ごみと、てっぺんに登るにはさらに¥600
を払って、エレベーターを40分待たなければならな
い事実!リリーフランキー恐るべし。



タクシーの運転手さん曰く、1年前まではガラガラ
だったんだけど、ここ1年で急に人が増えちゃった
んだよ。とのこと・・・

蝋人形館くらいの知識しかなく、初めて知ったの
だが、実は東京タワーには「ノッポン」なるオリジ
ナルキャラクターがいるのだ。



あまりの容姿にボールペンを衝動買い。

他にも、お土産用に大小さまざまな昭和を感じ
させるグッズが目白押し。



もちろん、お約束のコーナーも・・・



結局、40分待ちは断念したが、地上150mから
見下ろす東京の夜景は思いのほか美しく楽しかった。

東京にくらすと案外あたり前の場所が記憶だけのもの
になっているもので、自分の成長に応じて楽しみ方も
成長しているものだと感心させられる。
リリーフランキー様、素敵な体験をご馳走様でした。

本日の夜遊び
東京タワーのエレベーター ¥820
ノッポンボールペン    ¥400
甚平満足度 ★★★★★
甚平満腹度 ☆☆☆☆☆
(このあと六本木でラーメン食べちゃいました)

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LOTTE「和のしずく」をいただきます

2006-07-15 00:19:57 | 旅歩き(国内・海外で食べる)



風のない日の気温34度がこんなにも厳しいものだとは
思わなんだ。1週間の自分へのご褒美はハーゲンダッツ
のクリスピー・抹茶黒蜜が主力であったが、こんな日は
涼のものをと、前々から気になっていた「雪見大福」の
LOTTEプロデュース、「和のしずく」を購入。

あずきあん・紅梅あんで悶々としつつもまずはオーソド
ックスなあずきあんを選択。



パッケージを開けるとネーミングの通り栗饅頭のような
包装が顔を出す。

パッケージ裏面に「初めは表面が白く凍っています。ほ
んのりあんが透けて見えてきた頃が食べごろです。徐々
に透けていく姿も一緒にお楽しみください。」の表記が
・・・



言われるがままに、頬張りたい衝動をグッと我慢するこ
と5分経過・・・



おそらく「雪見大福」の生地を改良したと思われる餅生
地部分がしっかりと葛の風合いを醸し出した。う~む、
お見事。

肝心のお味の方ですが、バニラアイスは「雪見大福」と
同等か、それよりも若干香料を落としたようなお味で、
「雪見大福」好きの小生には特に不満はない。が、あず
きあんが粉っぽいのが残念で残念で、冷たい和菓子を名
乗り、葛っぽさを見事再現したのはあっぱれながら、「
雪見大福」の3倍近い価格設定はいかがなものか・・・
「雪見大福」を3個食べた方が幸せに感じた一品であっが
ご馳走様でした。

本日のデザート
LOTTE「和のしずく」
甚平満足度★☆☆☆☆
甚平満腹度☆☆☆☆☆

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