そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

スウィングガールズ

2009年01月01日 | ラブロマンス/青春

2004年 日本 105分
■2008.12.29 DVD
■監督 矢口史靖
■出演
   上野樹里(鈴木友子=テナーサックス)
   貫地谷しほり(斉藤良江=トランペット)
   本仮屋ユイカ(関口香織=トロンボーン)
   豊島由佳梨(田中直美=ドラム)
   平岡祐太(中村拓雄=ピアノ)
   あすか(久保千佳=アルトサックス)
   中村知世(岡村恵子=アルトサックス)
   根本直枝(大津明美=テナーサックス)
   松田まどか(清水弓子=バリトンサックス)
   水田芙美子(山本由香=ベース)
   関根香菜(渡辺弘美=ギター)  辰巳奈都子(小林陽子=トロンボーン)
   中沢なつき(木下美保=トロンボーン)  前原絵理(吉田加世=トロンボーン)
   長嶋美紗(宮崎美郷=トランペット)  あべなぎさ(下田玲子=トランペット)
   金崎睦美(石川理絵=トランペット)  竹中直人(小澤忠彦=数学教師)
   白石美帆(伊丹弥生=音楽教師)  小日向文世(鈴木泰三=友子の父)
   渡辺えり子(鈴木早苗=友子の母)  谷啓(森下=音楽の先生)
   金子莉奈(鈴木亜紀=友子の妹)  桜むつ子(鈴木みえ=友子の祖母)
   眞島秀和(高志=自動車工場の工員)
   三上真史 (雄介=自動車工場の工員)  福士誠治(井上=野球部3年)
   高橋一生(部長=吹奏楽部の男子生徒)  田中要次(パチンコ店の店長)
   徳井優(カラオケボックスの店員)  木野花(スーパーフロアの主任)
   大倉孝二(スーパーフロアのチーフ)  西田尚美(真澄=音楽教室の生徒)
   菅原大吉(音楽ホールの司会者)  谷本和優(聡=音楽教室の生徒)
   小形雄二(列車の車掌)  江口のりこ(楽器店の店員)
   佐藤二朗(バス運転手)  森下能幸(弁当屋)  宝井誠明(久保田先生)
   坂田聡(パチンコ客)  岩佐真悠子(千恵=女生徒)  森康子(老婆)
   林田麻里(公園前の奥さん)  武田祐子(テレビのアナウンサー)

 《story》

「ジャズやるべ」

東北の片田舎の高校で、補習を受けている女子生徒が、さぼるために、吹奏楽部が忘れた弁当を届ける。ところがその弁当で吹奏楽部のメンバーが食中毒。ただひとり弁当を食べなかった拓雄だけは元気。次の野球部の応援のために、急きょ吹奏楽の臨時メンバー募集。そこに、勉強をさぼりたいがために、補習の女子生徒友子たちが参加。拓雄のアドバイスでみんなみるみる上達。楽器演奏の楽しさが分かり始めたころに、吹奏楽部のメンバー復帰。友子たちは解散。テナーサックスの感触が忘れられない友子は、パソコンを売って、中古の楽器を購入。川でピアノを弾く拓雄と合流。再びメンバーが集まった。バイトをして楽器代を稼いだり、数学の先生にジャズを教えてもらったり、みんなのめり込んでいく。音楽祭への申し込み。先着順なのに、ビデオを送り忘れ、もれる。友子はそのことを言い出せず、当日会場に向けて出発。大雪で汽車が立ち往生。補欠繰り上げを、貸し切りバスに乗ってやってきた吹奏楽部の顧問の先生が知らせる。何とか間に合った会場で、盛大に盛り上がるジャズ。

 軽快に楽しめる

自分も楽器を始めようかなと思いたくなる。友子のバカさ加減、それでいてついつい本気になる情熱がいい。だらだらして文句ばかり言う女子高生とはひと味ちがう。何かやりたいけど見つけられなかった人たちが、みんなで勢い進んでいく快活さ。きっと、何でもいいのだと思う。勉強以外なら。やろうじゃないかと息が合うと、突き進む青春がある。さらに東北弁がいい。東北弁は、一昔前の、そんなエネルギーを持てあます青春ど真ん中の高校生を思わせる。「うっせー」「きもいんだよ」そんな斜めから人を見てバカにする雰囲気なんてこれぽっちもない。

 公式サイト「スウィングガールズ」

 やっと読み終えた本『むかし僕が死んだ家』東野圭吾。忙しかった年末は、寝る前に10ページくらいずつ。休みに入って、片づけをして、久々に寝られなくなった日、再び起き出して1時間くらい。昨日100ページくらいで、一気に読み終えた。「僕が」と題にあるから、きっと最後の最後はすごい落ちがあって、祐介と私は同一人物、または何らかの関係がある、となるんじゃないかと期待していた。でもなかった。沙也加は大きなどんでん返しがあった。なぜ題に「僕が」とあるのか未だピンとこない。自分の生まれ育った家というのは、いずれなくなるものだ。そして自分自身も、幼い頃の思い出を忘れていくのだろう。題については、「私」が主人公なので、「私」の思いで描かれているからなのだろう。私自身の幼い頃の思い出、雨漏りのする平屋。近所に住んでいた「ようじ」君。カルビーの工場、歩いていった銭湯、銭湯は結構歩いた。でも、中での様子については記憶にない。


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