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■2008年 アメリカ 103分
■原題「WALL・E」
■2008.12.14 with t
■監督 アンドリュー・スタントン
■声の出演
ベン・バート(ウォーリー) エリサ・ナイト(イヴ)
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「それは700年の孤独が生んだ『奇跡』」
「700年もの間、たったひとりで働いてきた。
ゴミ処理ロボットのウォーリー。
ある日、ピカピカの『天使』が彼の前に現れた。
地球の未来を変える、
驚くべき『秘密』と共に・・・」
人間達が見捨てた29世紀の地球で、ただ一人黙々と掃除をやり続けるロボットのウォーリー。長い年月の間に、彼に感情が生まれ、人間達が残した思い出を拾い集めていた。ウォーリーの友達はゴキブリだけ。ウォーリーは孤独だった。ある日、ウォーリーの前にピカピカのロボットのイブが現れた。イブは、ウォーリーが見つけた植物を大事に抱えたまま、宇宙船に連れ込まれた。ウォーリーも、イブから離れまいと慌ててその宇宙船に乗り込んだ。到着したところは、ぶくぶく太った人間達が暮らす宇宙ステーション。イブが持ち帰った植物で、地球に戻るはずだったのに。メインのコンピューターには秘密の指令が隠されていた。イブとウォーリーを抹殺するために捕まえようとするコンピューター。自分の意思で歩き始めた艦長が、暴走するコンピューターに挑む。みんなに迎えられたイブとウォーリー、船を取り戻した人間は、地球に帰還。
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ウォーリーやイブが人間らしく感じるのは、優しさを表現したとき。虫や仲間に優しい言動を示したとき。孤独や哀しみも人間らしさの中に入ると思う。無表情なロボットが、何かを壊したり襲ったりしているとき、そこには人間らしさはなく、ただの冷たい機械があるだけ。人間って何だろうと考えてしまう。冷酷な残酷な、暖かさのない人間は人間として成り立たない。人間は、人や生き物や身の回りのさまざまなものに、気持ちを傾け大事に守ろうとするとき人間に成り得るのだと思う。性善説とでも言えるかな。ウォーリーが持った感情が優しさであり、何かを守ろうとするものであり、愛することだからこそ、感動を与えてくれる。イブもそんな感情を持つことができた。ぶくぶく太った人間は、恥ずかしささえ感じた。動こうとしない人間、便利さだけを求めた人間の姿があった。でも、人間はきっと自分を取り戻す。そう信じ、冷酷なプログラムでしか動かない機械のロボットさえも、そんなあたたかな人間の感情を持つようになればいいなと願う気持ちを感じた。
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『さよならバースデー』をやっと読み終えた。ここのところ、読むペースが遅くなっていた。なんだか長く集中できなかった。今日は一気に半分読んだ。久しぶりに止められなくなった。荻原浩の作品はおもしろい。読みやすい。ピグミーチンパンジーのバースデーを通して、愛を確かめる真と由貴。頭の中のイメージは感動のラストだった。あの教授たちは許せないけど、どうなったかは書いていなかった。神田という記者もその後のことはわからない。悪い奴らはつかまり、良き助っ人となった記者は、世間にこの悪事を知らしめる。なんて終わり方を予想していたのだけど。