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■2003年 日本 100分
■2008.7.27 DVD
■監督 松岡錠司
■出演
妻夫木聡(木村亮介) 伊藤歩(五十嵐雪子)
新井浩文(神戸孝二) 金井勇太(森下賢治)
佐藤隆太(斎藤守) 近藤公園(宮本伸二)
三輪明日美(横川町子) 田辺誠一(三枝辺吾)
塩見三省(草間敏) 余貴美子(結城えり)
柄本明(花園修造) りりィ(森下照代)
渡辺美佐子(牧野校長)
井川比佐志(大河内徳次郎)
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「きみがいると、ここはあたたかい」
「世界一幸せな犬の物語」
「その日からクロは4800人の青春を共に生きた」
長野県松本市、木村亮介は、高校に行く途中黒い犬を見かけ、お腹をすかせているようなので弁当の一部をやる。するとその犬は高校までついてきた。学園祭できゅうきょ西郷隆盛に扮装した亮介、そしてそのそばばにはこの黒い犬がいた。そのまま用務員室にいつき、クロと呼ばれ、職員名簿にも載るような学校の人気者になる。ある日、亮介の親友の孝二が雪子にふられバイク事故で死んだとき、ショックを受けた雪子が学校の窓から飛び降りようとしたときそばにいたのがクロだった。10年後、亮介は獣医となり友人の結婚式に参加するために、久しぶりに帰郷。クロの異変に気づき、近くの動物病院で診察する。そして手術しなければ助からない病気であることがわかる。そのことを知った森下たちは、校内に募金箱を設置し、手術の費用を集める。手術は無事に成功し、クロは元気になる。それから数ヶ月、天寿を全うしたクロの葬儀が、高校の体育館で開かれ、多くの人が参列した。
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今では考えられないことだ。犬を学校で飼うなんて。昔、教室で犬や猫を一時的に飼ったこともあった。それは誰か引き取り手が見つかるまで。用務員のおじさんもいなくなって機械警備。鶏を飼っていても、鳥インフルエンザだなんだと大騒ぎして、始末するところもある。学校に動物がいなくなった。クロにとっても、クロの周りの人々にとっても幸せな時代。犬にもよるけど、学校の教室で眠ったり廊下を歩いたり、気軽に声をかけられるなんてね。今は野良犬もいなくなった。
犬の目は優しい目が多い。あの目で見つめられると心の中の余分な力が抜けていく。そばにいてくれるだけで生きる力がわいてきそうだ。ペットは人間の心を癒してくれる。同時に、その動物にも愛情が注がれ、それが通じ合う。動物たちと人間の結びつきの理想の形かもしれない。人間の身勝手で動物を引きずり回すのとはちがう。現実にもどるけど、エサや糞の始末、予防接収など、どうしていたのだろう。かんぱや学校の予算も使われたのだろうなあ。だからこそ、職員名簿にも名を連ねる。みんながきちんと認めていたところに感動が生まれたのだと思う。