そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ちーちゃんは悠久の向こう

2008年11月29日 | ラブロマンス/青春

2007年 日本 94分
■2008.11.22 DVD
■監督 兼重淳
■出演
  仲里依紗(ちーちゃん=歌島千草)
  林遣都(モンちゃん=久野悠斗)
  高橋由真(武藤白)  波瑠(林田遊子)
  奥村知史(加藤信二)  植松孝行(橘)
  兼子舜(横田)  小野まりえ(大島)
  霧島れいか(久野智子)  中山祐一朗(西一洋)
  永山菜々(歌島千草=少女時代)
  飛田光里(久野悠斗=少年時代)
  堀部圭亮(久野武)  西田尚美(歌島実奈子)

 《story》

「死んでも、終わらない恋」

大きな桜の木の下で遊ぶちーちゃんと悠斗。ちーちゃんはお化けが大好き。ベランダから大きな傘を広げて飛んだ悠斗、次はちーちゃんの番だ。月日は流れ、二人はは高校生。いつも屋上で昼食をとる。悠斗は弓道部。ちーちゃんはオカルト同好会。ちーちゃんは部室で学校の七不思議の冊子を見つける。さっそく二人でその場所を巡る。苔地蔵の前に立った二人の前に、弓道部の先輩が現れる。しかし、その先輩はちーちゃんを無視。ちーちゃんが作ったお弁当を食べているはずなのに、その直後に感じる空腹感。悠斗が抱える苦悩がしだいに明らかになっていく。何かに気が付いた悠斗が、あわてて駆け込んだちーちゃんの家。そこには、あの幼いちいちゃんの写真が・・・。

 気づかなければよかったのだろうか

だれも気づかなければ、ずっとずっと二人の幸せな時間は続いていたんじゃないだろうか。その方がよかったと思うんだけど。気が付いたのが不幸の始まり。別れがやってきた。世の中何も知らない方がいいこともある。知ったばかりに苦しむこともある。しかし、この二人はいつか気づく。小学校時代、中学校時代と気づかなかったのが不思議だ。気が付かないふりをしてきて生きてきたのかもしれない。いつか、悠斗の前に悠斗を想う女性が現れる。そのときが事実を知るとき。別れの時。悠斗が、過去を乗り越え、未来に向けて歩き始めるとき。でも・・・このラスト少し変じゃない。あの先輩の体にちーちゃんは入り込んだのか。あの先輩の心はどこに行ったんだ。もし先輩の体を奪ったのなら、ひどいんじゃない。これから楽しく過ごせるのか。

 公式サイト「ちーちゃんは悠久の向こう」

大学4年生のときに、お金をためて東京に行った。ヤマザキパンの夜の仕事。夕方出勤して、運ばれてくるパンの仕分けをする。真夜中の12時に夜食、休憩、朝方まで仕分けして、トラックに積み込む。トラックは朝4時頃、それぞれの店に向けて出発する。下宿に戻れるのが7時頃、少し寝てすぐに大学に行くこともあった。きつい仕事、きつい日々。でも、その当時で1日7000円くらいもらった。だから結構貯めることができた。そのお金をもって、どのようにして東京に行き、何をして、どのようにして広島に帰ったのか、細かいところは不明。何にしても記憶力のない私だから情けない。多分、鈍行で京都に行ったのだと思う。京都の友人の下宿に行った。そこで1泊した。別な友人と合流。バイクで大阪に。大阪から山梨に。山梨で都留文科大学に通う友人の下宿に2泊。バイクで河口湖に行った記憶がある。そこで、友人の友人を紹介された。そこから東京の後輩の下宿に。まあ、友人の下宿を渡り歩く旅だね。

南極日誌

2008年11月29日 | サスペンス/ミステリー


2005年 韓国 115分
■原題「ANTARCTIC JOURNAL」
■2008.11.22 DVD
■監督 イム・ピルソン
■出演
  ソン・ガンホ(チェ・ドヒョン隊長)
  ユ・ジテ(ミンジェ)  カン・ヘジョン(イ・ユジン)
  パク・ヒスン(イ・ヨンミン)
  キム・ギョンイク(ヤン・グンチャン)
  ユン・ジェムン(キム・ソンフン)
  チェ・ドクムン(ソ・ジェギョン)

 《story》

「狂気の極点へ」
「その恐怖は『シャイニング』を越える」
「それは命まで凍りつく」


南極到達不能点を目指して、6人の探検隊員が進む。そこはマイナス80度を記録したり、ブリザードが吹き荒れる、極寒の地。ある日、80年目のイギリス探検隊員の日誌を発見する。そしてその日誌に導かれるように、不思議な出来事が起こり始める。チェ隊長は、失った妻子の影を背負いながら、強引にも前進を目指す。それは、一人ひとり失っていく隊員を見殺しにしたり、緊急のための無線装置の破壊などに現れていく。隊員の間でも不審は募る。それでも、前進することが、死んだ息子に言った言葉、「強くなれ」、そして家族のように思う隊員への思いが重なる。さらにチェ隊長の行動は、狂気に満ちあふれていく。

 自分が正しいのだ

「強く」という言葉が、次第に一人歩きしていく。本当は聞いて欲しい心の言葉は、語られることがなく終わる。「強くなれ」とは「死ぬな」に起きかけられ、「死んでも強く」と狂気に満ちあふれた世界へと変貌していく。孤独の思いを聞いてほしかっただけなのに。思いを伝えたかっただけなのに。弱さが悪のように突き返されてしまった。息子の死は、その刃によるもの。強くなるには、だれもが心の支えがいる。
モンスター化してしまった感じのある隊長。実際の所、この映画の意味はよくわからなかった。もっと深い意味があって、迫る恐怖、未知の体験があるのだと思っていたのだけど、何が言いたいのか。チェ隊長の息子への思い。その歪んだ表現。または、自分は間違っていないという、自己主張。弱いものが悪いのだと責めているのかもしれない。

東京にいる息子に事務連絡。会社もマンションも決まり、再びスタート。仕事は大丈夫だと思うけど、生活が心配。体のことも心配。今までのように、福岡だったらすぐにでも行けるけど、東京はすぐには行けない。私より頭はいいから、事務的なこともどんどん自分でこなす。健康に気をつけて・・・事件や事故に遭わないように・・・だまされないように・・・さまざまなことを思う。生まれたとき、片目だけつむって生まれた子。3才のとき、「もうしらん」と部屋の中に一人放っておいたら、不安な顔をしながら、それでもいつまでもじっとしていた。泣き叫んで出てくるかと思ったけど、じっとがまんしていた姿が心に残っている。東京は、私が大学時代にバイトでお金をためて友人を訪ねたことがある。それ以来かな。このまま順調にいけば、高速道路が1000円になれば、来年の夏に行きたいな。栄養をしっかりとって、運動もして、健康にだけは気をつけろよ。