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■2008年 日本 109分
■2008.11.1 シネツイン2
■監督 前田哲
■出演
妻夫木聡(星先生) 大杉漣(仁科教頭)
田畑智子(池沢先生) 池田成志(小鷲先生)
ピエール瀧(榎木伸哉の父)
清水ゆみ(音楽教師)
近藤良平(太田雄馬の父)
大沢逸美(松原菜野花の母)
戸田菜穂(甘利花の母) 原田美枝子(高原校長)
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「“いのち”の長さは誰が決めるの?」
「本当に食べるの?」
1990年大阪のある小学校、6年2組で子ブタを飼うことになった。育てたあと食べるということだった。Pちゃんと名付け、子どもたちは校庭の隅に自分たちで小屋を作り、当番を決めて世話を始めた。残飯を持ってきたり、糞尿の始末をしたり、世話の大変さを感じながらの、Pちゃんと親しくなっていった。年が変わり、卒業が近くにせまってきた。Pちゃんを食べるのか食べないのか、教室で真剣な議論がはじまった。そこから、来年度も飼うことができないものかという議論、立候補のあった3年生が世話をできるのか、食肉センターに送るべきだ、など本気で子どもたちは話し合った。そして、3年生に・・13票、食肉センターに13票。結論は星野先生の1票に委ねられた。
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命を考えるすばらしい実践だと思った。さらに、映画の中で本気で真剣に議論している子ども達はすばらしい。星野先生は、食肉センターを選んだけど、私だったらそんな勇気はない。きっと生きてともに過ごす道を選んでしまう。3年生が世話をできるような方法を考える。生きられるまで生きてみたらいいんじゃないかなと思う。食べるために育て始めたんだけど、軟弱な私は、みんなでだらだらと生きることを選ぶ。心がこもれば何も食べられない。育てた野菜が語りかけてきたら、心ある人はそれを口にはできない。食べるためにあるのだと言い切っても言い切れなくても、考えてみることが大事なのだろう。とことん考えたら、肉は食べられなくなってしまう。
「石内・・・」と2本立てで続けて見た。久しぶりの連続鑑賞。若い頃はフイルムマラソンによく行ったものだ。夜9時頃から5本連続で朝帰りだった。真ん中1本くらい寝てしまったかな。今は、2本見たら限界かな。疲れてしまう。見終わったあと、この「ぶたが・・・」を見るために、長い行列ができていた。階段の下まで続いていた。びっくりした。子ども連れが多かった。高学年の子どもは見る価値ありだね。ここまで子どもを連れてくる親は偉いよ。大きな映画館とちがって、目立たない小さな映画館だからね。
結局だらだらと過ごしてしまった休日。映画4本。韓国ドラマ数本。文庫本1冊。休みになると、映画と本から離れられない。山を歩きたいのだけど、一歩が踏み出せない。外に出たいのに、行動に移せない。昔からそうなんだよな。そして後悔するんだよ。もっと・・・・しとけばよかったって。開き直りとプラス思考でいこう。
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