そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

青空のルーレット

2008年11月15日 | ラブロマンス/青春

2007年 日本 103分
■2008.11.7 DVD
■監督 西谷真一
■出演
   塩谷瞬(福山タツオ)  貫地谷しほり(栗田加奈子)      
   嶋尾康史(萩原 聡)  忍成修吾(進藤勇介)
   脇知弘(工藤孝之)  川村陽介(中村一馬)
   市山貴章(店長)  木村啓介(山岸)
   松木秀樹(現場監督)  新大作(三浦純也)
   山本義夫(北条明弘)  中島薫(社長)
   福原忍(阪神タイガース選手)
   安藤優也(阪神タイガース選手)
   中島知子(シルビア)  高岡蒼甫(岸野太郎)
   平田満(奥田典之)  鈴木砂羽(萩原恵子)  
   仲村トオル(織田 昇)  石田えり(高峰 麗)  近藤芳正(北村高広)  
   遠藤憲一(高井誠一)  村田雄浩(宮口精三)  

 《story》

「金はないけど、夢はある」

ビルの清掃会社で働く彼らには夢があった。40才になる萩原は、仕事の合間に小説を書き応募していた。タツオと勇介は、仕事が終わると、キャバレーでバンド演奏を続けていた。デモテープで売り込んでもなかなか認めてもらえないけど、好きなバンド練習を地道に続け、ある日公園で野外コンサートも開いた。ほとんどお客はいなかったけど、耳の聞こえない加奈子が彼らの音楽に聴き惚れ、タツヤと親しくなった。二人のほのぼのとした交際が始まった。一馬はホステスのシルビアに一目惚れ。いつか彼女に認めてもらおうと必死だ。しかし、荻原、工藤と3人で組んだ作業中、一馬は転落事故で怪我をする。日頃、彼らをよく思っていない上司の奥田は、荻原らを責める。あまりの奥田の言葉に切れた萩原は、彼を殴ってしまう。首になった萩原に、清掃会社を立ち上げる話が舞い込んでくる。借金をしながらも準備を整え、大きな仕事で初日を迎える。しかし、来るはずの作業員が来ない。萩原をよく思っていなかった奥田の策略だった。落胆する萩原の前にタツヤがやってくる。作業場のビルを見ると、多くの仲間が駆けつけていた。 

 汚いことする人こそ

本当に心の底から夢を追う人は、曲がったことがいやだ。ずるをして夢を叶えたくないと思う。ずるをして夢が叶ってもうれしくない。夢って、一生懸命になって、素直な心で努力するところに大きな価値があるのだと思う。叶えることよりも、そこに向かう過程が大事なんだと思う。あの憎たらしい上司は、えらぶっているけど、夢を純粋に追いかける人に嫉妬しているだけだ。他人を陥れようなんて、人間のくずだ。萩原さんのために、かけつけた仲間たちの姿が、夢を追いかける者たちの心のつながりなんだ。原作を前に読んだ。読んでもすぐに忘れるほうだから、きっと覚えていないのかもしれないけど、耳が聞こえない女の子いたかなあ。

夢・・・私の夢って何だろうか。子どもの頃に抱いていた夢は・・・ウルトラセブンになること。私の夢は形のないふわふわしたもの。人のために尽くせたらと思うこともあるし、お金持ちになって贅沢したいと思うこともある。音楽ができるわけでもなく、スポーツで得意なものがあるわけでもなく、絵も文も、何の才能もない。しいていうなら、だれにも迷惑をかけないようにひっそりと生きることかな。影の薄い人。悪いことだけはしないでよ。

 公式サイト「青空のルーレット」