書いてみる

ヘタってるので、全部は書けないかも…雪組の感想です。

まずはお芝居。
上田先生の作品は、これまで「月雲」「翼」と観ましたが、題材がマニアックなわりに、内容がいたって一般にわかりやすくきちんと綺麗にまとめてある、という印象があります。
…つまり、マニアック好きな身にはやや物足りない（爆）。
「翼」は、洋物で芸術家の物語だったので、繊細で細やかな表現は合っていてとても綺麗でしたが…「月雲」は、後半の荒事に入っていくと、その繊細さがかえって物足りなく、もっと骨太さが欲しい、と思ってました。
そして、「星逢」。
「月雲」系の話だなぁと思ったのと、大劇場サイズで上演時間も１時間半となると、綺麗にまとめようとしてとても繊細に収めた、という印象。
心を真っ白にして、うっとりとハマって観られるなら、たぶん泣けるのでしょうけど、私はかえって細かい部分が気になり、納得がいかず、何かが足りない…で終わってしまった（爆）。
晴興さまにしても、源太さんにしても、もっと骨太の男気があってもいいのにな～（いや、描いてあると言えばあるんでしょうけど、私の好みの方向と違う／苦笑）。
一番えぇぇ！？と思ったのが、結末。悲劇、悲恋だと思いながらの初見でしたけど、結末が…それでいいの！？それはどうよ～！？だったんですね～私には。
親友を手に掛けたなら、そのままその道を行こうよ！なんで、身を引くの？家臣や領民、残されたほうはどうなるのさ！？…と、ものすごく違和感を覚えたのでした…（汗）。
一騎打ちも、パターンが「月雲」と同じだったので…。勝ったほうが、追い詰められてるほうに一騎打ちを挑むなんて、傲慢じゃない？…とか。

…私の勝手な感想ですので、ご容赦ください。

ちぎちゃんの晴興さま。
子供時代の似合いっぷりが、まず素晴らしい（笑）。やんちゃ坊主がここまで似合っちゃうってすごいですね～！
大人になっての美しさ、佇まいの清冽さも、さすがちぎちゃん。あんなに綺麗でも優男ではなく、硬派の凛とした風情が素敵。…だからこそ、脚本のラストに納得がいかない。
みゆちゃんの泉。
子供から大人まで、見事に演じていて、やっぱりみゆちゃんは上手いなぁと。
でも、やっぱりラストが…それじゃあ源太さんが可哀想だよ…と思っちゃうのは私だけ？
だいもん君の源太さん。
ほわんとした子供時代も可愛いですし、ものすごくものすごく優しい人物なのは、わかる。
でも、優しすぎて、何かが足りない気がするんですね。だいもん君のお芝居がしっかりと脚本を表現している分、その繊細さが伝わるだけに、繊細なだけでなく骨太さとのメリハリが、欲しい気がします。

雪っ子たちがあちこちで団体でいろんなお芝居をしているので、誰がどこ！？と探すのに手一杯で、却ってあまり全体を観られていないかも。
とても農民には見えない端正イケメンのカリちゃんとか、大名方に混じってくるくる表情を変えて小芝居している桜路君とか、「歌劇」の楽屋日記に載ってた、陽向君の笹売りとか…。
ピンポイントであちこち観たい子たちが多すぎて、どこを観たらいいか困ります（苦笑）。
ジュンコさんの吉宗が、強烈なインパクトでした。お芝居をぎゅっと締めてくださってるのは、間違いなく吉宗公。
日本物なのでなおさら、重鎮となるお芝居が大事だなぁと、ジュンコさんを観て思いました。
最後にもひとつ。プロローグの振付が、いかにもミネちゃんらしい男役群舞だった…。

…何とかお芝居は言いたいこと言った（爆）。
力尽きたので、ショーはまた。

５０００勝

オリックスが、阪急時代を含め、球団創設から５０００勝に到達したそうで。
しばらく前に、一万試合達成と言っていたから、まぁやや負け越しではありつつも、ほぼほぼ半分の勝率というところでしょうか。
でもこの数年の負けっぷりを思えば、昔の方が強かったんやろうなぁ(爆)。
とりあえず、今日は勝ちました。
勝って、ソフトバンクの目の前の胴上げは回避。今日だけかもしれないけど。
明日、オリックスが負けて、日ハムもロッテに負ければ、ソフトバンクの優勝です。
昨年は、１０月までもつれ込んで、あとひとつの勝ちが足りずに目の前で優勝をかっさらわれたんだよなぁ…。
ま、しゃーない。オリックスが強いと思う方が間違いや(自虐)。

そろそろ、ブルーレイのハードが一杯一杯になってヤバイ(焦)。
このシルバーウィークに、「アンナ・カレーニナ」と「ブラック・ジャック」と「シャルウィダンス」が放映。持ってるけど…でもやっぱり録画したい(爆)。
何とかして容量を空けないと、来月は「伯爵令嬢」の放映もある(もちろんDVDは所有)。
まだまだ、そう簡単には離れられないですね…(淋)。

雪組の感想も書かなきゃと思いつつ、へばっててなかなか書く気力がない…。
どう書いていいかなぁとは考えているのですけど。

さらに休日

今日は、日舞をされている友人の発表会を観てきました。
白塗りとかの本格的なものではなく、お着物で舞うだけのシンプルな発表会でしたが、すごく素敵で、綺麗でした。
友人が踊ったのは、ちょっとお芝居仕立てのような演目で、楽しかったです。
いろんな人が、いろんな演目を踊っていて、お祝いの踊りや、情景で舞うもの、情感を出すもの、お話になっているもの、いろいろでしたが、日本物の表現って面白いな～と改めて思いました。
ちょっとビジュアル的にも、私の好きな日本画の絵面みたいな風情もあったり。

会場になったのは能舞台。新宿のど真ん中に、しかも雑居ビルの中にこんな能舞台があるなんて！？とびっくりしました。
一時期、能や狂言にも興味を持って、観に行ったこともあったなぁ。
狂言はコミカルだから楽しいですし、能も演目によっては、すごく面白く観れる作品もある（もちろん眠いのもあるけど／苦笑）。
薪能とか、幻想的ですごく綺麗だったりするし。

今月は、なんか友人のコンサートとか発表会とかが多くて…９月ってそういう時期なのかな（笑）。
先日、昔お世話になった先生が、年末に東京でコンサートをされるというご案内が届きました。先生はプロとして活動なさっておられるので、さすがそれなりにお高いのですけど…（爆）。
観劇追っかけに必死だったりすると、これまではほぼ何かとぶつかって行けないことばかりでしたが、今はそういった身近なところにも、目を向けるだけの空間が出てきたってことなんでしょうね。

話は変わって、現在ゆるキャラグランプリの投票期間中。
バリィさんは３年前にグランプリを取ってるから、もう投票自体には関係ないですけど、同じ愛媛の仲良しキャラ、みきゃんちゃんが、現在のところ首位をキープということで、気になってはいます（笑）。
そういや前に一度、池袋かどこかで、バリィさんと一緒に来てたみきゃんちゃんと、写真撮ったことあったな…。
当時はバリィさんが超人気で、整理券がないと一緒に写真を撮れなかったのが、みきゃんちゃんは撮り放題だった（爆）。
もしみきゃんちゃんがグランプリを取ったら、その写真はレアものだろうか（笑）。
…みきゃんちゃんと同様、気になってるのが、実は多久翁さん（大爆）。現在のところ、１１００番台あたり？
ん～まぁローカル過ぎっちゃあそうなんでしょうが（笑）、いろいろご縁のあるキャラなので、見守りたいなぁと思います…。

バリィさん＆ゴスペラッツのコラボにハマってます…。
コンサート会場限定だという、ゴスペラッツバリィのマスコット、いいなぁ～（爆）。

休日

今日は午後からマッサージに出かけましたが、久しぶりのいいお天気で、出かける前に洗濯。
やっぱり太陽があると気分も違う。

出かけて試合を観てないと、オリックスは勝つのか…。
西君ようやく７勝目。開幕からずっと頑張ってるんだから、もうちょっと勝ちをつけてあげたい。

帰りに、ホームセンターに寄ってガーデニングコーナーをぶらぶら。
もう、チューリップの球根が出始めてる。
植えたいな～と思うけど、「よく日に当ててください」と書いてあると、ちょっとためらう…。
ただでさえ日照の少ないベランダ、冬は特に短い。うう～む。
普通の球根でなく、初心者用のポットになってるものを発見。「親子で一緒に観察しよう」なんて書いてあると（つまり子供向け）、私でもできるかも？と思える…。
チューリップに並んで、ヒヤシンスの球根も初心者ポットあり。こっちのほうが何とかなる？
むむむ…と考えつつ、今日は買わず。…そう言ってるうちに、売り切れてなくなるんだろうなぁ（爆）。
日照を考えると、台を置くか、ベランダの手すりに掛けるか。
でも、手すりだと１１階の我が家では万一落ちても怖いし、寒風も強いので凍ったりそれこそベランダに落ちて割れたりしそう…。
台とかスタンドを置くか？でも今日見ていた限りでは、大きい鉢やプランター用のスタンドが多く、小さいのは必然的に低くなる。コンクリートの壁に囲まれたベランダなので、低いスタンドでは意味がない。
こちらも、まだしばらく思案が必要です。

枯れたタイガースも、片づけないと。残ったオレンジまで枯らしたくないし。
スマイルひまわりちゃんは、花が終わったらいつまでも置いとけなくなっちゃう。さすがに今回は待っても種はできないし。
次に植える花も、まだ決まらず。ホームセンターでは、夏の花の日日草が半額になってました（苦笑）。マリーゴールドは、売れ残りの２、３鉢のみ。さすがにそれはね～。
オレンジだけでもなんとか秋までもたせられれば、また秋冬の花が出てくるでしょうけど。パンジーくらいなら丈夫かなぁ？

お陽さま

ようやく、お陽さまが顔を見せてくれました。何日ぶり？
雨で鬱々と気分が晴れず、湿気のせいか気圧のせいか、体が重く冷えてあちこち痛かったのですが…。
太陽を見るとホッとしますね…。

長雨で日光に全く当たらずにいる間に、タイガースがすっかり枯れてしまいました（ショボン）。



オレンジは、まだ元気（爆）。



スマイルひまわりちゃんも、上のほうはすっかり黒くなってしまい…。



でもかろうじて、陰に残ってました。



もう秋ですしね…さすがにひまわりちゃんは終わりだなぁ。
またちょっと様子を見ながら、どうするか考えなくちゃ。
もうマリーゴールドちゃんも売ってないですし…これから植えるには何がいい？？

実は今日は、旦那との結婚記念日でした。
仕事から帰って、夕飯を食べに行き、ものすごく久しぶりにカラオケ。
歌える曲がアニソンばかり（しかも古い）で、それもだんだん忘れ、歌える曲が減っていく（苦笑）。
ま、そんなにガンガン歌う体力もなくなりましたが。
ゴスペラッツのバリィさんの歌が入れば、歌えるけど～（笑）。
オリックスの応援歌を流したら、映像がブルーウェーブ時代のもので笑った…（爆）。

昨日、雪組さん２回目で観てきましたけど、まだ感想書いてない。
ん～～なんて書いたらいいのかなぁ？上田先生の脚本が、どうも自分の中でしっくりこない…。

明日もいい天気なら、洗濯物を干せるかなぁ。

土日

昨日の友人のコンサート、とてもよかったです。
レストランのパーティースペース貸し切りでの、お食事付きというお洒落な企画で、ピアノ一台で歌だけのシンプルなコンサート。
でも、アットホームで、その友人らしいあったかさと、そしてマニアックさ（笑）一杯で、楽しかった♪
マニアックなのに実は聴いたことあるよ～という曲も多かったり、でもバラエティに富んだ選曲と演技力（！）で、とてもいい時間を過ごせました。
綺麗なソプラノで、「THE ROSE」が特に優しくて、泣けましたね…。
素敵なコンサートに声をかけてくれた友人に、感謝です。
レストランも、美味しかった。近ければ、またランチにでも行きたいくらいでしたが、残念ながら千葉となるとさすがにね～（苦笑）。

そして、今日は雪組さんを観てきました。
…本当に、ともみんご卒業の千秋楽以来、約半年ぶりの雪組。
とにかく、冷静に観よう～と考えすぎたのか、ものすごく疲れたのと、うん、やっぱり私って上田先生とはちょっと感性違うのかも？とか、サイトーショーはやっぱりサイトーショーだ…とか、いろいろ思ったことはありますが、また感想は改めて。
でも、確かに淋しくもあり、今回の退団者のシーンを観ると泣けたりしましたが、‘いない’ことに違和感はなく、‘いたら’と思うこともなかった。今回の作品は今のメンバーでつくり上げているものですし、今のメンバーに合わせたものでもありますから。…当たり前のことですけど、改めて納得したというか。
組子たちがみんな、元気一杯、パワフルに、個性を出して全力で作品にぶつかっていたことで、受け継がれているパワーも感じますし、だからこそ、その中で誰よりも燦々と明るく輝いていた太陽は、唯一無二の個性を持った御方だったな～と思います。

キャトルにパンフを買いに行って、月組の「１７８９」CDが、ようやく再入荷してるのを発見！早速買ってきました。
私は東京でしか観てないので、ムラの実況CDを聴くと、微妙に違うような？？おや、ロナンそんな台詞言ってたっけ？みたいなところがあったり。
ちなみにCDは、わかばちゃんのオランプと、晴音ちゃんのソレーヌ。
先日の月組バウでの、晴音ちゃんの大活躍を観てきたところなので、公演でソレーヌを観れなかったのがほんと残念でしたが、CDで聴けてラッキー♪
みらちゃんソレーヌの貫禄ある上手さとはまた違って、懸命に生きようとするソレーヌの強さみたいなものを感じる歌い方だな、と思いました。

もうひとつ買ってきた「歌劇」。きゃびぃちゃんの組レポ。今回雪組にご出演のジュンコさんの宴会エピソードが載ってたのを読んで、あ～～やっぱりともみんもいたらよかったのに！！とそれだけはものすごく残念でした（爆）。

長い…

一週間、長いなぁ。
やっと金曜まで仕事が終わったというのに、明日土曜に、１時間だけ研修やるから出て来いと言われた…（汗）。
土曜の朝くらいゆっくり寝させて…（倒）。

明日は夕方から、友人の出演するコンサートを聴きに行くので、昼のうちに家事をしたかったんだけど。
とりあえず、午前中出勤して、お昼に帰ってきて、せめて洗濯くらいはして、美容院行って、それから出かける…。
明日はようやく晴れるそうで。それこそ、洗濯だけでもやらなくちゃ。

どんよりふらりと帰宅途中、今夜のドラマにサエコさんが出るらしいから録画しとかなきゃ～と思ってたはずなのに、帰宅したら阪神の試合（オリックスは今日はなし）と夕飯の用意とバリィさんに気を取られ、すっかり忘れてました（爆）。
連続ドラマって普段全く見ないので、その何話目かにちょこっとゲスト出演、と言われてもなかなかピンとこない…。サエコさんって、舞台役者さんだという認識が強いですし。
そもそも、見てないドラマの途中一話だけ（しかも内容には興味がないのに）見てわかるのかな？
大河とか時代劇ならまだしも（苦笑）、現代ドラマはほとんど全く見ないし…。
むしろ、来週放映だという「剣客商売」スペシャルのほうが、何が何でも録画しなくちゃ！と思う（笑）。

ゴスペラッツのバリィさんが頭から離れない…。
のほほんのほほんしながら、歌声が渋いので、ギャップがまたツボ。

雨続き

ちっとも晴れませんね…。曇りと雨の繰り返しで、日照が足りない。
我らの太陽はどこ！？！？

…お日様不足で、とうとうスマイルひまわりちゃんの蕾がしぼんでしまいました（ガッカリ）。



なまじ、上に出ていただけに、雨と湿気の影響を受けたのか…。せっかく大きく膨らんでたのに、残念です。
それでも、下の陰に咲いてたひまわりちゃんは、まだかろうじて咲いてます。
若干弱ってきましたが。



こっちのほうがまだ元気。



マリーゴールドちゃんも、オレンジばっかりで、タイガースは…？
いつも９月に失速するというチームに倣わなくてもいいんだけど～（大爆）。



とにかく、日光が当たらないことには…。
ベランダに直置きするから、余計に壁に囲まれちゃうんですよね。
でも、台を置く場所はないし。手すりに引っ掛けるワクを買ってくるか？

お天気同様、オリックスもどんより中。かろうじて昨日、東明君で勝てたのはよかった。
ちーちゃんが、肩の違和感で一軍から登録抹消（泣）。戻ってきてくれるのかな。それとも今季はもう無理かな。
無理はしないで、来年また元気に出てきてほしいと思うけど、でもやっぱりエースのいないチームは淋しいし頼りない。何より、観る楽しみがない…。
シーズンも残りわずかになっても、今日は勝つか、今日こそ勝つか、と観てしまうのがファンというもの。
せめて、もうちょっと期待の持てる試合をしてほしいです…。

バリィさんとコラボ楽曲をつくってアニメCMまで流れている、ゴスペラッツ（ゴスペラーズとラッツ＆スターのコラボユニット）が、バリィさんのミュージックビデオを公開中。
バリィさんが飛んでる！！という衝撃と、癒される可愛さに、繰り返し見てしまいます…。
しかしこの、「バリィさん♪」というフレーズは、やたら頭の中でぐるぐる回りますね。
アニメCMも、だいぶ録画してるんですが、なかなか全部集めるというわけにはいかず、しかもまだまだバージョンは増えそう。
東京近郊では、東京MXの平日夜21時からの番組内で、ほぼ毎日流れてます。
関西や愛媛でも、朝日系のテレビで流れているとか。
近頃では、バリィさんが最大の癒しです…。

専科＆月組

そろそろ書いておかないと、忘れてしまう…。

トドさん主演の「オイディプス」。
ギリシア彫刻そのままのトドさんのビジュアルが、綺麗＆貫禄＆存在感たっぷりで、さすがでございました。
舞台も、そのままギリシア悲劇。中央のお芝居を、補うようなコロスの存在。
ある意味、会話劇でどんどん説明していくような形なので、そもそもの物語を知らない人には、わかりづらいかもしれないですね。
もとになっているのは、ギリシア神話の英雄オイディプスの物語。
ソフォクレスを読んだのは、中学生くらいだったか…。ギリシア神話にハマって、あれこれ片っ端から読んでいた頃です。
ギリシア神話の英雄というのは、どこか尊大で狂気じみた人物が多いのですけど、オイディプスもいわばそういう系統。でも、その尊大さと重厚感を、トドさんはさすがの存在感で演じておられました。
オイディプスの妃イオカステのカチャ君が、これまた超綺麗～！！凛とした佇まいと、気位の高い、でも聡明な美しさ。娘役が演じるのとは違う、男役だからこその強さと気品。
結末を知っていると、話が進むにつれてどんどん表情が変わっていくのもよくわかり、悲劇性が伝わりますね。
イオカステの弟で摂政のクレオンは、みつる君。またカッコいいんですよ！トドさんとの丁々発止のやり取りも、見応えありました。
予言者テイレシアスのナガさん、コロスの長のハッチさん、コリントスの使者悠真さん、真実を知る羊飼いのコマちゃん…ものすごいメンバーですよね。
王の従者のるう君が、ずっと背後に控えていて、最後の知らせをもたらすときの、ピンと張ったお声の良さに、惚れ惚れ。
真っ向勝負でギリシア悲劇を演出した小柳先生。昔、シェイクスピアの「二人の貴公子」のときも思いましたが、こういう作品をやると、奇をてらわない正面からの素直な演出で、観やすいですね。

「A-EN」あーさ君バージョン。
一幕は学園物のお芝居。二幕はショー。
いやもう、笑えるくらいベタなストーリーでしたが（爆）、元気一杯のメンバーで元気一杯演じていて、微笑ましかったです。
主演のあーさ君。見事なくらい、少女漫画のイケメン主人公（笑）。アイドルだなぁ～。
ヒロインは小雪ちゃん。書き込みが全然ないので、ダメダメな子が可憐な美少女に！というビジュアル面しかわからないので、なぜ写真家志望なのか、なぜダメダメになったのか、なぜあーさ君から好きになってもらえるのか、そのあたりがすっぽり抜け落ちてるのが残念。過程はどこに！？と思わずツッコミたくなりました…（苦笑）。
あーさ君の親友役がゆうま君というのも、同期同士のお約束。明るくておおらかで頼りになる、絵に描いたような親友ぶり。でも、最後のオチはあれでいいの！？（大笑）
場をさらったのは、アダムを演じた佳城君。いや～、上手すぎて可笑しい（笑）。絶妙の間が素晴らしかったです。
素晴らしかったもう一人、晴音ちゃんのメイクのお姉さん。ぶっ飛んでるかと思えばとても良い人で、歌って踊って、さらにひとつひとつの台詞が感動的。ここまでお芝居が上手いとは！？
みらちゃんも、安定のコメディ芝居。やっぱり、上手いです～。

ショーも、若手公演とは思えないくらい、内容が濃かったです。
切っても切ってもあーさ君が出てくる（笑）。
おそらく早変わりの連続でものすごく大変だと思うのですが、あーさ君はどのシーンもキラキラ満載で、濃く頑張ってました。バウとはいえ、ショーの主演としてあれだけのオーラと輝きを魅せられたら、すごいと思います。
ゆうま君も、歌って踊って大活躍。お芝居の安定感といい、本当に何でもよく出来る若手さんなので、落ち着くのではなく、むしろもっと若さのキラキラ感をパワーアップしてほしいですね。
そして、ショーでも晴音ちゃんが大活躍。うわ～月娘だ！という濃さと色気と個性の上に、歌もダンスも素晴らしい。あまりにカッコいい（笑）晴音ちゃんに、目が釘づけでした。

お芝居もショーも、下級生まで全員が舞台一杯に弾けていて、若手らしさあふれる公演でした。
また来月の千星君バージョンも、楽しみにしたいと思います。