どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

ポエム372 『母ヤギがいた飼育小屋』

2023-10-11 00:56:45 | ポエム
父は俳号を「牛歩」と称して自己流の俳句を作っていた どこの結社にも属さず農作業で目にしたり感じたことを 農協の発行する雑誌に投稿していた   中学生だったぼくの目から見ても上手くはなかったが たまに入選して大きめの活字で掲載される句の中には 我が家に起こったことだけに胸を打つものがあった   <母ヤギを売ってガランと秋の暮れ> 父の目には母ヤギがいなくなった飼 . . . 本文を読む
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