原発の再稼動については
高等裁判所が12月に許可を与えてから
「高浜」は3号機は1月下旬に運転を再開したが、4号機は先月下旬に一連の技術的問題のためにわずか3日の運転で停止せざるを得なかった。
大津地裁はこの判断を覆し
原子炉1基の停止と別の1基の再起動禁止を命令した。フクシマからほぼ5年、日本の原発の大部分はいまなお動かないままだ。
裁判長は、関西電力は高浜のこの2基の原子炉が福島の事故以降に厳格化された安全規準に適合するために、
安全面でどのような改善を行ったかについて十分な説明をしてこなかったと語った。
決定文によれば、同社は設計思想も、過酷事故や大規模津波があった場合の避難計画も十分に示していない。
再開した関電は裁判所の決定に「失望した」と述べ異議を申し立てる計画だと語った。
「裁判所の決定は当社が容認できるものでない」と、関電は声明で述べた。
同社は、一般国民の反対にも係わらず原子炉を出来る限り再開したいと考える、安倍晋三政権の支援を受けている。
その後援を為している「米国原子力産業」は日本原発の再稼動を待っている。
しかし「原子力安全規制委員会」のお墨付きを取っても
司法が大津地裁より、変わりない判決を出す可能性が大だ。
今、休止中の日本の原発はこれで再開の動きを止めるだろう!
政府は、電力のために頼るべき天然資源の乏しい日本にとって、原子力はこれからも主要なエネルギー源となるべきだと述べている。
(未完)