goo blog サービス終了のお知らせ 

(NTT BCS) 硬派的社評漫筆+Rits

BCSでBlogの講習を受けTestで開始します。
硬派の漫筆的随想ですゆっくりお読み下さい。

9-5 シリア

2013年09月11日 | 軍事

米国がシリアを軍事攻撃する作戦を当面見合せる。
我々は国内で政府の正規軍と、反政府の武装勢力が武器を持って闘うー、想像だにし得ない!
そもそも反政府戦闘軍が“如何に発生する”のか?人員・武器を武装勢力に組織化する手段と費用は?
シリアでは内戦が長期化し政府軍が毒ガスを自国民に浴びせた。この化学兵器を戦闘に使った事をオバマ大統領が怒っている。非人道的な政府軍をようちょうするために米軍が攻撃すると宣している。過ってのイラク侵攻の再来である。
これに対しロシア(シリア政府寄り)が「政府軍の化学兵器を
国連安保理の管理下に置く」と提案した。
これにより、政府軍は毒ガスを使えなくなる。
またシリアのムレア外相は「化学兵器を全て破棄する」と述べた。
シリアの政府筋は「化学兵器は反政府の武装勢力が行使した」と宣言していたが政府軍は化学兵器を保有している事を認めた。
しかし、これはシリアの国内の戦闘での行為である。いくら非人道的な化学兵器とは言え、軍事攻撃を為すのは如何だろうか?正確なピンポイント攻撃でも拠点の人民・財産に類を及ばす危惧をもつ!
アメリカは世界的正義と安定のためと称して“イラク戦争・アフガン侵攻”を為してきた。
イラクでは連合軍の圧倒的軍事力でフセイン政府を破壊したが大量破壊兵器は見え出さないことで終わる。
又民生も安定・安全は前政府時代より不安なようだ!
アメリカはこれにより何を得たのか?
アフガンではアルカイダ・タリバン系の統治地区が存在し政府系の力が及んでいない。
野戦に強い米軍も山岳戦では作戦では困難のようだ!
かって、ソビエットがアフガンで武力制圧が出来ず撤収したことの二の舞になるのでは?
こんな戦争に集団的の名目で自衛隊を派遣するのは、法制局の解釈でOKしても、国民世論は参戦には否定だ!
軍人は武器・武装が完備するとこれを実戦に使ってみたくなるのだろうか?壮大な演習だ!また、保有している武器の消費により、武装が近代化される!
武器を補給するために軍需産業が潤う!
この業界は議会・予算に影響に力ある。
_________________
昔、かしまし娘なる漫才トリオが有った。
未だユダヤの設立された国家イスラエルもパレスチナ問題も平和だった。ので中近東の国々も知られなかった時代。
イラン国が有ったら、イラク と言う国もある!」その横でコンビの一人がお尻を向けると
「大きいシリや」と叫んで彼女のお尻を叩いた。
これで、中東ではトルコ・イスラエルを知るのみだったが、イラク・イラン・シリアの国々を知った。


8-10 集団的自衛権 再掲

2013年08月21日 | 軍事

先に法制局長官を任期満了し最高裁判事に付いた方が公開で発言された。異例のことだ。それは
「集団的自衛権を憲法の解釈の運用で行使するのは出来ない」
「日本に対する武力攻撃に反撃する。これに備えて実力軍備を備える事は憲法9条で許される。これから論議される集団的自衛権は同盟国が戦闘をして、これが日本に及ばないのにその戦闘に参加することを正統とする。従来の解釈では認められない。
集団的自衛権は憲法9条の改正が必要。いかに改正するかは国会・国民の判断」 と述べた。
局内の容認意見を牽制している。
長官の更迭は異例であったが、安倍さんが集団的自衛権の行使を認定しようとするのに否定的だから異常に交替させたとなれば国民は納得しない。
憲法9条の改正も「日本本土に対する攻撃に応戦する」ことは理解される。外国(同盟軍)が遠く欧州・中近東アシアで戦争をしていて、それに応援で参戦する等は否定さるだろう!
自衛隊→防衛隊→国防隊→国防軍 との文学的表現の改編は国民も認めるだろう!
自衛隊の実力・戦力は世界で認めている国防軍である。
防衛省は水陸両用部隊の編成・水陸両用戦車・オスプレイ(ヘリ)を戦力化を計画。
また、集団的自衛権の行使を認定に備え、同盟軍に参加する場合の法的・実式的な運営に必要なことを認識。
安倍内閣は集団的自衛権の認定に積極的だ。この時機に何故?アメリカの要請か!必要性が差し迫って居るような世界情勢でもないが!


6-12 沖縄の終戦

2013年06月23日 | 軍事

6月23日。忘られ得ない日だ!
沖縄での地上戦闘の終わった日(日本陸軍の組織的戦闘は終わり、敗戦した)
平和記念公園において沖縄県主催の「沖縄全戦没者追悼式」慰霊祭が執行される。
安倍総理・伊吹議長・岸田外務・小野寺防衛 の政府首脳も参列された。
今年は6月末にしては涼しい。昭和20年の6月は大変暑かった。
天一号沖縄作戦では、帝国海軍攻撃704飛行隊(陸上基地から発進する、爆撃機)の一員だった。
米軍が沖縄に上陸した四月から我が飛行隊は九州宇佐を基地にして、沖縄の米軍の上陸軍に爆撃・海上に浮遊する艦艇に魚雷攻撃作戦を展開した。
陸上攻撃では既に占拠されていた陸軍の中飛行場に展開していた米機を地上爆破する攻撃だった(今の嘉手納基地)
しかし、米軍の防禦火力は強大で戦果の割には損害が多かった。
進出した第一陣は壊滅的になり、母基地の松島に帰還。
第二陣が4月末に宇佐に進出した。
以降。鹿屋・出水と基地を移動して沖縄作戦を展開。未帰還の多いのは前回と同様。
失はれた機数は松島から補充された。
その頃は梅雨の時期だが、特に雨が多かったようだ。
雨では作戦は行はれない。
その内に、作戦は中止された。沖縄が陥落したことは発表はされなかったが、想起は出来た。6月末の事だった。
しかし、沖縄での戦死は免れたとの安堵感はあった。
武運拙く散っていって同僚機を偲んだ。
松島では、マリアナ基地に特攻的作戦が待っていると囁はされてはいたが。
母基地に帰還して沖縄攻撃で同乗していたペア8名の編成替えが有った。
元のペア5名は、愛機一式陸攻で三沢基地に移動。夜間定着訓練で離陸後に失速しペアの多くは死亡した。
歴史に「IF」(若し~だったら)は無い!
”もう少し沖縄作戦が継続していたなら、
”雨天では無く晴天の日が多かったなら??
我が機(自身)は生存できていただろうか。
”ペアを組んでいたなら、失速機で墜落していただろう!
色んな取り合わせで、生きてきた!
戦後無事に帰宅した仲間も老齢で失速した。
当時の心境は詩吟を引用し ”身はたとえ、沖縄の空に、散ろうとも、留めおかまし、我が志”


5-11 海軍記念日

2013年05月28日 | 軍事

今年も海軍記念日の日になった。
例年どうり会食・怪演を上げる。
参加者は定員(懐かしい海軍用語)の3名。
聴力が疎くなったので旧故談も聞き難い。
昔の激しい訓練が、賛美談に昇華されている。
「大東亜戦争は遠くなりにけり」で戦争のことは世間話にも新聞種にも成っていないご時世だ。
海上自衛隊では旧海軍の遺風を継いでいるようで世界の海軍の戦史にも残る「日本海大海戦」を少しは記念している。
記念酒を乾杯したレストランのTマダムのfbから下記を転載。

♪今日も飛ぶ飛ぶ霞が浦にゃ でかい希望の雲が湧く♪.
懐かしのメロディ「若鷲の唄」・・ご存知でしょうか?予科練
本日のディナータイムのお客様は予科練少年航空飛行兵だった方々のプチ同窓会。
毎年、七夕さんみたいに年に一度来て下さる80代後半の男性3名様。県立Z中学校から志願して予科練に入隊。
その頃の様々な貴重なお話しを今回もお聞きが出来ました。
お見送りの時に後ろ姿に「来年もお元気な姿にお会い出来るのを楽しみにしていますね!」と心の中で・・・。
皆さんとにかく元気!元気!!
「上客とのサービスにお礼を申します」 fbを読んだBFから
「卒壽までは継続」との合言葉。

 

 


12-5 敗戦の記

2012年12月11日 | 軍事

華々しく開戦した。
当初のハワイ・マレーの航空戦では勝利した。
連合艦隊の山本五十六司令長官は「始めの二年間は暴れます(以後はアメリカの工業力に及びません)この戦いは二年で結末を着けるべきです」と時の近衛首相に述べたようだ。
ミッドウエーでは敗戦し、珊瑚礁作戦では互角。
ガダヌカナルで米海兵隊の上陸作戦で敗退してからはアメリカ軍の1方的な勝利。
米国の工業・生産・物量に圧倒された。人的な差異もある。
「日本人には大和魂があるから、物量には勝り得る」と非科学的な精神論だ。「日本は神国だから神風が日本軍には寄与する」とこれも、非科学的な理論。
アメリカ人には愛国精神・ヤンキー魂がある。

先に述べた3年間の軍事経験で及んだ敗戦の考証。

昭和18年ごろの航空作戦について。
1 訓練期間は地上での海軍軍人としての基礎。練習機による初期飛行訓練は六ヵ月。次に実習機で3~6月の延長教育。この期間は戦前と戦中と変化はなかった。戦中が決して促成教育だったのでは無かった。
2 しかし、実施(作戦)部隊での2~3年のOJTはする暇は無かった...技量未熟のままで、直ぐ実戦だ。開戦頭首のような名人芸の飛行機搭乗員は少なくなった。徒に犠牲が多く戦果が上がらぬ
3 整備兵も同様に経験不足気味で十分な技量がなく飛ぶまでの準備・整備不足もあったと思はれる。
4 開戦当初は零戦・97艦上攻撃機等は高性能機だったが米軍は技術力・生産力で我が軍を凌駕してきた。また、航空要員も多数養成した。
米軍の飛行機は防御も強く弾が当たっても撃墜されにくくなった。性能のために防御を軽くした日本機とは"人命重視と特攻”との根本的発想の違いだ。
5 訓練・移動・哨戒・遠距離海上索敵等の直接に敵を撃滅する作戦以外で多数の搭乗員が失はれた。本人は勿論、残念な事故が多くあった。
6 兵站も伸びきったので、燃料・爆弾の補給や日々の生活にも充分とは言えず、その点でも良く配慮された米軍とは戦う前から差が出来た。大和魂だけでは戦争にはならない。勝ち戦の時は 有 効だったが、アメリカ人にも祖国愛があった。
7 生産も行員・熟練工の不足で、動員された学生等の空襲を避け つ つの飛行機生産では良い品はできなかった。
広島の岩国から新製造機を回送する時エンジン不良で鈴鹿で 途中緊急着陸し整備する。それから飛び立つが再度の不備で 豊橋沖に不時着したペアがあった。

8 18年後期から航空要員を多数採用したが燃料・機材・教員不 足等や制空権の確保で全く訓練が出来ず、徒に遊軍を作り1部を海上特攻に強制配置したりしてここでも人員計画 
・ 無戦略ぶりを呈している。負けだすと悪いほうに転落する。

かくしてアメリカの物量作戦に負けた。
(この記事は一部、先掲載を流用しています)


12-4 十二月八日 24年版

2012年12月08日 | 軍事

今年も十二月八日を迎える。大東亜戦争の開戦記念日。
と言っても誰も知らない!"真珠湾話題にならぬ師走かな”
テレビでこの日は動物園で開戦時に獰猛な動物を処分したので、これらの慰霊日だと放送があった。


70年前、この日に日本陸海軍の怒涛の攻撃戦果を聞き”血沸き肉躍る”の感だった。
そして、海軍飛行隊を志願入隊した。
終戦迄の1年間の戦争参加だった。
多くの同期生が南の海や空に散華した。飛行隊の戦友も多く攻撃から未帰還となった。
攻撃隊の戦闘攻撃だったから、我一人で危険な攻撃行を避けたり、敵から逃げたり卑怯なことは出来なかった。
が悪運か、ただ、運が有ったのか終戦を迎えた。
戦勝国アメリカは12月8日は”リメンバー・パールハーバー”として、日本軍の不意打ち開戦を批難しているから日本国も”開戦祈念”を遠慮しなければならなかったのか!
然し、この日こそ、失敗を反省する日だとするべきだ。
当時”The Grater East Asia war"英語の時間で習った。
戦後は米流に太平洋戦争”The Pacific War”となった。
(十二月八日に就いては毎年掲載している。記事は重複する)


11-13国防

2012年11月25日 | 軍事

自民党マニフェストに「自衛隊→国防軍に改組」と書いている。
勇ましい。国内でも望む向も有るだろう!海外ではトックに軍隊として承知。
しかし今度の選挙で自民は多数を取れるだろうか?多数派を形成し憲法改正に要する、衆参両院の3分の2を得らるだろうか?
安倍総裁は政権公約にはすぐにでもできることを盛り込んだと言うが、憲法9条改正も含めて国防軍に改名できるか。
政権党に成ってもこれが緒に就かなければマニフェスト、空論になる。
野田首相は、自民党が衆院選公約に憲法を改正して「国防軍」と明記すると盛り込んだことについて「簡単にできることではない。公明党は国防軍に否定的」と批判。
 首相は23日、川崎市の扇島風力・太陽光発電所を視察。野田政権が30年代に原発稼働ゼロを目指す方針を掲げていることをふまえ、
「しばらく立ち止まって考えようというグループ(自民党)や、原発維持と脱原発が混在をした人たち(日本維新の会)との違いは決定的に出てくる」とアピールした。
安倍氏は記者会見で「首相なら成果を堂々と述べればいい。一切それはなく人の悪口ばかり。首相として恥ずかしくないのか」と、批判のボルテージを上げた。
 一方、公明党の山口那津男代表は国防軍について、松山市内で記者団に、「国民から信頼される自衛隊というのが定着している」と改めて否定的な考えを示した。
日本維新の会の橋下徹代表代行は「(自衛隊の)名前を変えるのは反対」「まずやらなければいけないのは防衛費の国内総生産(GDP)1%枠という、発想をなくす」と主張。
自民は社民のマニフェストの不正立を攻めているが(責め)ているが、政党の選挙の公約の軽さを国民は前提としている。
しかし、自民の攻防軍 の項は余りに成立不可能なことだ。
自民党内で討議をなされたのだろうか?
これは将来的、遠望と控えめにした方がよいだろう!
「自衛隊は陸軍・海軍・空軍で構成」とすれば良い。
海軍は旧軍の伝統・風習を固持している。
(中国が航空母艦を準備しているようだ。日本海軍では母艦運用・航空技術では熟練していた。その経験を中国に伝授して上げたら如何。そうしとけば、日本に空母で侵略はしないだろう)
陸軍は米式ではないか?少し旧軍の伝統を取りいれたら!
空軍は昔は独立の存在ではなかった。
集団的自衛権では既に現場では日米の共同訓練・作戦が為されている。
広域で日本の防衛に寄与している軍隊にわが国の防衛力が集団的参加で自衛するのは当然。
戦争は超法規な行動だ。


5-11 海軍記念日

2012年05月27日 | 軍事
日露戦争の時、明治38年5月27日(1905)に帝国海軍の聯合艦隊がロシアのバルチック艦隊を日本海の対馬沖で完膚無きまでに撃滅した。「日本海大海戦」である。
日本海軍も勝ったこともある。
ロシア艦隊は、はるばる、欧州のバルト海から日本近海まで遠洋航海を為して来て、兵員・艦船共々に疲弊をしていて戦意が低下していたことも有るだろう。
日本聯合艦隊は満を侍して邀撃できた利点も有っただろう!
しかし、東郷平八郎 聯合艦隊司令長官の統率のもと、戦意旺盛な日本海軍の兵員の攻撃力に因ったのが大勝利の結果である。
終戦迄はこの日を「海軍記念日」としていた。
戦後は戦争の放棄・戦闘軍備を持たない国になった。
国家・国民からこの記念日は抹消された。
世界の国々の海軍では戦訓として今でも教えられている。
敗北したロシアでは「追悼の日」として全艦艇で黙祷を捧げた。
「忘れたい歴史でも、忘れると同じ失敗をする」とロシア国内の新聞が報道しているそうだ。
海上自衛隊は旧海軍を継承している事は多いが、この記念日は行ってはいない。
これを顕彰したら、靖国参拝の批判以上に外国から怒られそうだ。しかし、ロシア程の気概を持ってこの日を想起したい。
東郷長官が乗った旗艦「三笠」は今も記念艦として横須賀に繋留されている。
当地のオールドネービーは少数になったが、集まって海軍飛行機搭乗員の時代を語りあった。
心の中には未だに海軍記念日は残っている。

8-8 終戦記念日

2011年08月15日 | 軍事

66回目の終戦記念日。
今までにも、この項で掲載した。
(カタゴリー軍事でご一読を)
”北海道の空”での追掲”
海軍攻撃704飛行隊は20年4月~6月まで宇佐・鹿屋・出水を基地として沖縄の米軍に爆・雷撃を敢行していた。
6月の末で沖縄の地上作戦は終了。k704も任務終了で原隊の松島に帰ることとなった。
出水から四国沖を通り太平洋岸を飛ぶのが最短だが、太平洋岸は米側が制空権を握り、危険だから、裏日本を経由して松島に帰還することとなった。
総勢でも10数機だ。米軍のレーダー網に懸からぬように単機の行動。
その途上に悲劇が起こる。
出雲上空を飛行していた一機が雲に巻き込まれ山中に激突した(この項も軍事で掲載済み。ご再読を)
この機は、補充で来たので、沖縄作戦には一度も参加はしていなかった。
それが不運に山に当たるとは!もう少し高度を取るか、海岸縁を飛んでたらとは、後での思い!
しかし、無事に松島に帰投しても、其処にはマリアナ攻撃の特攻作戦が用意されているのだが。
松島でペア=クルーの編成替えがあり、その機を去り、千歳の新設飛行隊に参加となる。
三沢に行ったペアは夜間の離着陸訓練で、失速して墜落した。
そして終戦。沖縄攻撃に参加したペアで生き残ったのは3人。
それもこの数年で病没し、一人のみになった。
八月十五日に一人感慨に更ける!
_____________________
   
アクセス・ランキング 100~150位前後です。
    大幅なランクの下落です。UPをはかります。 
     ラ
ンクUPご協力をお願いします。
  


⑤ 続 一式陸攻 捕虜の処遇

2011年04月08日 | 軍事

阿川さんの書の中の『捕虜の処遇」で一式陸攻が取り上げられている。
それは、昭和16年12月、戦争緒戦の時、フィリッピン・マニラ近郊のクラーク・フィルド基地を陸攻飛行隊が攻撃した。その内一機がそこに不時着。乗員5~6名が米比軍の捕虜となった。しかし、陸軍の比島侵攻が速かった。マニラも陥落し、先に捕虜となっていた陸攻の搭乗員は日本側に釈放された。
原隊に復帰したが、歓迎はされづ、次の豪州攻撃に出撃し未帰還となった(撃墜されたか、自爆したか!)
我が攻撃704陸攻隊でこの話は聞いたが、当時は半信半疑だった。だが、戦後60年を経て阿川さんから史実的な記録を聞かされて”そんな事実はあったのか”と認識された。
戦陣訓で『生きて虜囚の辱しめを受けず」とあり、アッツ島の玉砕が戦訓で、戦場で破れた部隊は残存兵士は玉砕しなければ成らなかった。
捕虜の先例では日露戦争時に、「建川騎兵斥候隊」が帰隊の徒爾ロシア軍とすれ違った。建川隊の末尾の兵士がこれに捕まり捕虜となった。この間に建川隊は逃れた。
これは"山中峰太郎の著の敵中横断三百里”で読んだ。
この兵士は停戦で帰還し、後に金鵄勲章を受領した。
___________________
先稿の追加。海軍飛行機の名称。
戦闘機 雷電・紫電・月光(夜間戦)二式水戦(フロート就)
偵察機 彩雲
艦上機 97艦攻・99艦爆
      一式輸送機(ダグラス型)  他にも多数あり。
____________________

 アクセス・ランキング 90~120位前後です(千投稿中)
     ラ
ンクUPご協力をお願いします!