磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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長崎純心大学博物館所蔵 永井隆関連写真集

2007年04月09日 | 読書日記など
『長崎純心大学博物館所蔵 永井隆関連写真集』
     長崎純心大学博物館2005年

今年、生誕100年記念行事で話題になっている永井隆博士に関する写真集です。一般に流通している本ではありませんが、長崎純心大学博物館で販売されているようです(2007年4月現在)。




「長崎純心大学博物館所蔵の永井作品について」片岡千鶴子・学長が書かれておられます。下「」引用。

「本学が所蔵するのはその一部に過ぎないと思うが、またその大部分が片岡弥吉旧蔵品である。その作品の一つひとつが、永井博士と片岡弥吉氏との交友を物語るのであるが、ここではこの視点から若干の所見を述べてみたい。」


片岡弥吉さんは永井隆の伝記を書かれています。
その弥吉さんの娘さんが片岡千鶴子・学長だと思います。

永井隆博士と片岡弥吉、田川初治、山田市太郎らの交友は特にこの聖ヴィンセシオ会(SVP)で、信仰の兄弟的な絆で結ばれていたという。

聖ヴィンセシオ会のメンバーとして、片岡弥吉さんも、永井隆博士も活躍されていたのです。

【博士と聖ヨゼフ劇団】
1935年頃、永井隆博士を中心に聖ヨゼフ劇団(聖ヴィンセシオ会)が結成。
「劇は祈りなり」をモットーに博士自ら脚本を書き、バックを描き、演出監督し、そして舞台にも。
1937年の日中戦争による永井博士の出征により中断。
1945年12月、大村市植松町に移転、純心学園に場所を借り、永井隆、片岡弥吉、田川初治ら5名の聖ヴィンセシオ会員が集まり、渋谷治師の指導のもとに、二日間の黙想会。
1947年3月、深堀福市氏を会長、永井隆(病床)氏が副会長に再任。
1949年副会長を辞任、臨終の時まで聖ヴィンセシオ会名誉会員。


「浦上の子ども12ヵ月」シリーズとロザリオ・シリーズについて書かれてあり、掲載されていました。

「浦上の子ども12ヵ月」には英語の説明文もありました。

また、永井隆博士と同郷の初代学園長シスター江角ヤスとの交流。永井隆博士の原稿や、紙しばい「日本二十六聖人」の表紙なども掲載されていました。

作品の写真集といっていいかもしれません。永井隆博士の写真は一枚しかなかったと思います……。



片岡千鶴子さんの本





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ほるぷ平和漫画シリーズ23 沖縄決戦

2007年04月09日 | 読書日記など
『ほるぷ平和漫画シリーズ23 沖縄決戦』
        新里堅進(作・画)/ほるぷ出版1985年、1986年2刷

この本は沖縄戦をえがいた作品です。アメリカ兵のレイプや残虐行為も描かれています……。戦争を考えたら、当然そんなことも起こりえるものと私は思います……。書類どおりに行われるとは思えません。



この本の最初の方で、おことわりという文章があります。下「」引用。

「本書の年月日、兵力、損害等の数字およびストーリーは史実、またはそれに近いものですが、一部の人物名およびストーリーはフィクションです。」


目 次

アイスバーグ作戦 3
10・10空襲 8
米艦隊、迫る 19
Love Day 35
「大和」の海上特攻 49
太郎の蹶起(けっき) 57
菊水作戦 68
北部の戦い 73
悲愁(ひしゅう)の丘(伊江島(いえじま)7日間の攻防) 80
首里城頭(しゅりじょうとう)のスパイ 99
賀谷支隊(かやしたい)の奮戦(ふんせん) 106
首里第一攻防戦の白兵戦 121
大反撃 140
弁(べん)ガ嶽(だけ)の口合戦(くちがっせん) 169
運玉森(うんだまもり)の星条旗 175
狂気、シュガーローフの戦い 183
南部へ、雨中の退却 198
地獄の野戦病院 207
悲壮!海軍部隊、決別の電報 216
バックナー中将戦死 231
 -住民大虐殺-
解散 243
鉄血勤皇隊員の死 247
ああ!姫百合部隊 258
落日の摩文仁 264



テレビのドラマ(沖縄戦を扱ったもの)では、野戦病院で切断を表現するのに、メスを使用していました。
この漫画ではナタでした。ナチスのヒトラー映画もナタでした。

とても、むごいものだボクは思います……。





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169ゲームじゃないのよ!

2007年04月09日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

十三、バック・テュ・ザ・ヤング



169ゲームじゃないのよ!


あの痛みのある体、体力のない不安な気持ち。

「この席にどうぞ!」

茜は立ち上がっていった。

「ありがとうございます」

と、老婆は言って座った。

「いいえ、ウェルカムよ!」

と、すかさず、茜はいう。

「あら、茜、変わったわね」

「そうよ、わたしはピチピチしていて、はつらつとしていて、元気ですもの。健康、健康、健康のためにも、足腰を鍛えるのがいいのよ」

「だから、席を立ったのね、やるね!」

「やるわよ、わたしは若いんですもの! でも、体調不良のときには変われなくってよ」

「その時には、わたしが変わりますよ」

 と、老婆が笑った。

「そうよ、歳をとっても前向き、プラス思考! プラス指向よ!」

「それが、生きるってことよね」

「三崎、いいこというわね」

「あなたこそ、今日どうかしちゃったの」

 田宮老人がいうことを思い出した。

「近頃の若い人の娯楽の一番はテレビ・ゲームだってね。だから、勝てばいいなんて、思っている。世の中なんて、そればかりじゃないんだ。負けて勝つってこともあるんだ……」









閑話休題

本日で、恋のタイムマシーンはおわりです。

また違う話もあります。

明るい未来、

老後ということも、含めて考えてもらいたいです。

グチや、人の悪口より、明るく生きて行きたいものですね。


なかなか、それも難しいですけど……。(-_-;)










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