磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

ナガサキのあゆみ1987

2007年04月02日 | 読書日記など
『ナガサキのあゆみ1987』
    財団法人 長崎平和推進協会1987年

この本を出しておられる財団法人長崎平和推進協会は、長崎国際文化会館内に住所があるようです。



設立の理由が書かれてありました。下「」引用。

「 長崎市は、原爆被災都市長崎の使命として、従前から長崎市の固有事務として各種の平和推進のための施策を行ってきました。
 しかし、行政独自では種々のあい路があるところから、この施策をさらに効果的に施行するために、昭和58年2月、広く市民の参加を求め、官民一体となった任意団体長崎平和推進協会を発足させ、被爆体験の継承をはじめ、平和に対する意識高揚のための事業に取り組んでまいりました。
 長崎市民の悲願である核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現という究極の理念達成のためには、さらに確固たる目的をもって永続性のある公益性の高い平和推進体制を樹立し、文化を基調とした事業を通じて、幅広い見識と高い知性と国際感覚に優れた市民を育成することが望まれます。」

原爆映画フィルム・写真パネルの貸し出しをされているようです。

秋月さん主人公の映画がありますが、映画会をするのに30万円はかかるようです。
ボクは見たいのですが、これではダメです。情けない……(-_-;)
何をするのにもお金がついてまわるものですね。

その秋月さんの文庫があるという。

平和文庫「秋月文庫」というのが開設されたことが書かれありました。下「」引用。

「昭和59年5月に当協会の理事長である秋月辰一郎氏より、約千点にのぼる原爆・平和に関する図書を、「秋月文庫」として当協会に寄託されたのを契機として、平和ライブラリー構想を実現するため昭和58年度より図書の分類・整理を始めました。さらに、蔵書内容を充実させるため、新規購入のものや寄贈を受けたものを含めて整備しました。
 昭和60年8月3日、長崎国際文化会館6階に図書室を開設し、一般に公開することにしました。」


永井隆博士の弟子、秋月辰一郎さんも、たくさんのことをされたとボクは思います。

永井隆博士も、子どもたちのための図書館をつくりましたね。(^^)

また、この会ではボランティア通訳の育成などもされているようです。

単なる平和だけでなく、開港400年の歴史をもつ長崎の観光・文化も的確に紹介することのできるボランティア通訳を養成されているとか……。

アキバ・プロジェクトにも協力されているようです。

昭和58年7月19日、スイスのジュネーブで国連主催、本島市長出席され、平和を訴えられたという。








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聖林(ハリウッド)からヒロシマへ  映画カメラマン・ハリー三村の人生

2007年04月02日 | 読書日記など
『聖林(ハリウッド)からヒロシマへ
   映画カメラマン・ハリー三村の人生』
      工藤美代子・著/晶文社1985年

ハリー・ミムラの日本名は三村明、有名なカメラマン。ハリウッドでも活躍した人物だという。この方がとったヒロシマ・ナガサキのカラーフィルムは有名。



ハリー・ミムラがいたころのアメリカ。下「」引用。

「 排日運動の激しかったあの時代に、三村明は日本人として初めて、アメリカのキャメラマン組合に正式加入した。そしてハリウッドで働く日本人のための親睦会、「5050(フィフィティーフィフィティー)を組織したという。」


そのミムラが渡米したころ(1920年)のアメリカ。
一番人気があったのはチャップリン。
二番目は早川雪洲。

ミムラはシカゴの「バンザイ・カフェ」でウェイターをしたという。


この著者はミムラを探す、日本に健在だったという。

チャップリンの苦悩について書かれてありました。
チャップリンのマネージャーは高野虎市。


帰国し映画をとるハリー。
「ハワイ・マレー沖海戦」では、空撮を担当。

黒澤明とミムラは長く信頼関係が続いたという。



米軍に雇われミムラははヒロシマ・ナガサキへ。
その目的は戦略爆撃調査だったという。
それは被害というよりも、爆撃の効果を調査するものだったという。

「呪い」などという撮影隊……。下「」引用。

「アメリカでは、戦略爆撃調査団の撮影隊を、ツタンカーメンの発掘隊にたとえる人がいる。プロデューサーのスッサンは現在血清ガンに冒され余命いくばくもない身である。同じくマックガバンもガンで苦しんでいる。米人キャメランの一人はすでにガンで他界した。それが、被爆後間もない長崎、広島を訪れ、放射能が残る中で撮影したためだという解釈である。」


うらがえしてみれば、彼らの良心が苦しんでいるといえるかもしれない……。









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162 007

2007年04月02日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

十三、バック・テュ・ザ・ヤング



162 007


西崎の屋敷の裏門のインターホーンにつないで、ノート型パソコンのキーをうつと、門の扉は開いた。

「やったわネ。さすが、オカネスキー!」

「お嬢様、お静かに」「はい」

山鳩の間で、中根は白岩が残した甘納豆を一つとって、口にいれた。

「おいしいじゃないの」


裏口のドアをあけるのも、同じ手法だった。

「まるで、007みたいね」

茜は楽しそうな顔。

「でも、自分の家じゃないですか」

「そう言われたら、間抜けな感じがするわ」

茜とオカネスキーは研究室に入った。


下宿の各部屋の戸は開かれていた。

「どうしたというわけだ」

便所の戸もすべて開かれたままにされた。(*とても、トイレとはいえそうにな便所……。)

「茜お嬢様はいないじゃないか」

「ひどいわ! 警官でもないくせに」

幸代たちは白岩に詰めよった。

「元警視庁・敏腕刑事、白岩だ!」

なんて、今では意味のないことを白岩はいった。

「みんな、指紋をとれ。どの部屋にいたかで、これからの捜査方針が決まる」

「指紋なんて、あなたたちに、そんな権限はないはずですよ」

「そうよ、そうよ、ひどいわ」

「まったく」

小一郎たちは怒っている。








閑話休題

最近、ジョン・レノンの

『イマジン』の珍しい映像が放送されました。

野球のユニフォームを着て、

とてもうれしそうで、

にやけているジョン・レノン。

近くにヨーコさん。

仲直りできたかのかな?













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